「ひとりを救えない制度は制度じゃあない。個人への支援が社会のためになる。」

タイトルの言葉は、野洲市の市長さんの言葉だそうです。
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何年か前からお会いして直接お話を伺いたいと切望していた滋賀県野洲市市民生活相談課の生水裕美(しょうずひろみ)さん。
その願いが今日ようやく叶いました。
しかも、同課の久保田直浩さんという素晴らしい若手職員さんとのダブルパワーで。
野洲市で、住民税や国保税、介護保険料、保育料、水道料金、市営住宅家賃などを滞納した市民に対して、たらい回しにすることなくワンストップで相談に乗り、縦割りの壁を超えて寄り添い型の対応がされていると知ったのは、もう6,7年前のことで、生水さんという職員さんのお名前もその後あちこちでお見かけしていました。

昨年末、とあるMLでふと見つけた今回の講座「消費生活相談フォローアップ 野洲市くらし支えあい条例の1年間を検証する」。
すぐに申し込みました。

今日は13時開会だったので、お昼前の「東村山あゆみの会 親子新年会」を後ろ髪引かれながらも中座して、会場の明治学院大学へ向かいましたが、ほぼ14時着。
2号館2301教室には100名ほどの参加者。

前半は消費生活分野について、後半は生活困窮と見守りの分野についての野洲市の1年間の実践報告と討議でした。

近江商人の理念と言われる「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」に立ち、 続きを読む

本格始動~次回の議会報告会は2月2日&3日です!

御用初め&あきる野市議会への傍聴の昨日に続き、今日1月5日9時半は例年通り「広報広聴委員会」の会議からスタートしました。

委員8名と事務局3名で2月1日発行の議会だより第227号の記事チェックを中心に2時間半ほど協議。

発行直後の2月2日(金)3日(土)の両日は今年最初の東村山市議会としての公務「議会報告会」を予定しています。
今回のメインテーマは「委員会視察の報告」です。
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これまでご要望・ご意見をいただいていたことの一つ「視察報告」。
10月~11月にかけて4つの常任委員会が、そして今月半ばには議会運営委員会が行う先進自治体へ出向いての視察について、その目的、内容、考察等についてご報告し、忌憚のないご意見をいただきたいと考えています。

寒い時期ではありますが、ぜひぜひいずれかの日のご予定を今から空けておいていただき、足をお運びくださいますようお願いいたします。

【平成30年第1回議会報告会】
①2月2日(金)19~21時/東村山駅西口サンパルネホール
②2月3日(土)14~16時/市民センター2階会議室

仕事始めの日の仕事始め

昨日1月4日は、朝一番で、あきる野市議会の第1回定例会「開会会議」の傍聴に伺いました。
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朝9時10分、開会に先立ち、中学生によるスピーチが本会議場で行われました。手話通訳士への夢を堂々と語るその姿に胸打たれました。
※報道関係者や私同様に他の議会議員も来られていました。
東京新聞の萩原記者の記名記事(1月5日付)は★コチラ★から読めます。

この後、休憩を挟んで9時30分から開会となり、1月4日から12月20日までの351日間を会期として決定。
通年議会の2年目がスタートです。

一般会計補正予算第9号を審議。2人の質疑の上、討論はなく、委員会付託を省略することを諮った上で採決し、可決。
東村山では年間3回から多くても4回程度の補正予算ですが、必要となった時に機動的に諮れるのは通年議会の強みですね。
予定されていた議案はこの1件でしたが、追加議事日程の協議のために議会運営委員会が開かれるとのことで、休憩に。

再開。
下水道事業特別会計補正予算第3号が追加議案となり、直ちに議題とされました。資料が配布されています。
東京都の工事の詳細設計についての入札方法が総合評価方式(手間がかかる)に変更され、事業が来年度に繰越される見通しとなったことによるものです。12月14日に都から連絡があったための補正したいとのこと。これも、年4回の会期制であれば、市長は議会を開かずに専決処分とし、3月定例議会で承認を得る流れでしょう。通年議会の機能がしっかり発揮されています。
議案は質疑の上で、委員会付託を省略することを諮り、採決&可決となりました。
これで閉会です。
議会事務局の受付カウンターには、筆談ボードが用意してありました。
うちもこれはすぐに用意できそうです。

あきる野市議会の皆さまのアグレッシブな取り組みと、これを牽引する若き議長·子籠敏人さんに敬服!
2018年新春 子籠議長と
※子籠議長とのツーショットは、ひはら省吾議員さんが撮ってくださいました。ありがとうございました!

19歳投票率は高い?低い?

★NEWSPICKSの記事★をYouthCreate代表の原田謙介さんからシェア。
原田さんのYahoo!ニュース記事「★18歳と19歳で投票率が約20%も異なる最大の理由は政治の怠慢である★」も合わせてぜひお読みください。

ここからは私・佐藤の考えです。
そもそも働き盛りさえ半分も選挙に行かないような現状は、現実社会から目をそらすような学校教育が60年以上かけて着々と重ねられた「成果」であって、政府からすれば「してやったり」のはず。さすがにここまで下がると、選挙の正当性が問われるので、少し軌道修正をかけてきたのだと受け止めています。
低い低いと報じたから高くなるわけではないですし、18歳はもちろん、19歳の投票率も、社会との関わり具合から言えば十分健闘している数字に思えます。

YouthCreateの原田 謙介さん(★HPはコチラ★)やJ-CEF日本シティズンシップ教育フォーラムの林大介さん(★HPはコチラ★)、都立高島高校の大畑方人さん、NPO法人ど・あっぷ!の築山美樹さん(★HPはコチラ★)をはじめ、主権者教育に携わる皆さんの多様な取り組み、そして川上議長を先頭にチャレンジを続ける可児市議会の取組み(★HPはコチラ★)等々が、10年先、20年先に必ずや景色を変えていくと信じています。

私たち議員の最大の使命も「無関心との闘い」だと思っています。
生活=政治なんだよってことや、政治も議会もいつでも手の届くところにあるという感覚や、声を挙げて納得いかなければ自分が議員になるという選択肢も十分あるってこと等々、少しでも多くの人に届くように発信&行動したいと思っています。なんでそんなことまでやる必要があるのか?という内側の声にも、「そうか、なるほど」と受け止めてもらえるようにがんばらねば!です。

高校訪問記(対話の場を模索して)

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今日は、伊藤真一議長と共に市内の2つの高校を訪ね、議会と高校生との対話の場をどのような形だったら実現できそうなのかについて、それぞれの副校長先生と相談をさせていただきました。

10月に市内の高校5校に意向調査という形でアンケートをお願いしたところ、各校それぞれの温度でお返事をくださいました。
今日伺った2校は、最も前向きな学校と、かなり渋めの反応だった学校でしたが、年の瀬も迫る中で時間をつくってくださったことに感謝し、こちらの意図を伝え、ご意見を伺いました。

まずA高校。
「18歳選挙権になったことで、生徒の中に選挙権のある者と無い者が混在する状態ですが、正直、そう関心があるようには見えません。彼らの保護者もそうですし…。
確かに都教委から主権者教育に取り組むように、と言われていますが、先生の中にも温度差や慎重な考えもあって、積極的に取り組めているかというとなかなかむずかしいところです」とはじめは慎重な物言い。
しかし、議長が丁寧にこちらの真意と、学校側が警戒心を持たれるのも理解できます…と話すと、次第に口調が変わってきて…
「これからは彼らの時代になっていくのに、社会や政治に無関心であることにはとても心配をしています。身近なところから社会を知って、関心を持って、将来へつなげられたらということは全く同感です」
「議会で開く会のポスターやチラシを持ってきてもらえれば、それを生徒に知らせて声を掛けることなどは問題なくできると思います」「そういう場は大事だと思いますし、1人でも参加してもらえるといいと思います。」と言ってくださいました。

来年度、若い人が参加したくなるような意見交換会を計画できたらまた相談に伺います、と申し上げると快諾してくださいました。

続いてB高校。
「高校3年生の社会科、1年生でも主権者教育を取り上げています。東村山市の選管からは、模擬投票をやりましょうと声を掛けてもらっていますがまだ実現していません。
どんな内容なら学校として取り組めるのかを前向きに考えられたらいいと思っています」
「大学へ進学する生徒たちを対象としたゼミのような科目があるので、担当する社会科の教員とよく話をしてみたい」とのことでした。

伊藤議長の「次年度、ぜひ何か一つ、形にできるとありがたいし、今後につながるのではないかと思う。無理のない形でスタートできれば」という言葉に、「内部で相談してみたい」ということでした。

たとえすぐに実現しなくとも、学校現場で暗中模索が続く主権者教育について、地元の議会が「一緒に考えたいし、できるお手伝いはします」と伝えることができたことも、意味があったように思います。
議会というだけで想像以上に警戒されることもよくわかりましたし、会えば怖くないということもわかってもらえたのではないかな…と思います(^_^;)

総務省と文科省が発行した副教材は全ての高校に配られ、各地で既に様々な取組みが進んでいます。
議会が主権者教育の担い手の一つとして、若い世代の思いを理解して政策に反映させることは必須の責務になってきていると思いますので、来年度、少しでも実現できるように準備を重ねていけたらと思います。

【速報】12月議会の全議員賛否一覧

12月議会が本日閉会となりました。
今議会では皆さんの生活に大きな影響を及ぼすような議案は無く、比較的穏やかに終わりました。

★市長から提出された案件は10件で、議員提出議案は3件、結論を出した陳情が2件。
全議員の賛否一覧を作成しました。
※間違いが無いように注意していますが、私自身のメモが元になっているので、訂正があった場合は速やかに行います。
賛否一覧表
それぞれの詳しい内容は市議会HPからご覧いただけます。

★12月4日(月)に行った一般質問は録画配信をご覧いただけます。
こちらのページから、12月定例会⇒12月04日一般質問⇒佐藤まさたか「再生」と進んでください。

★厚生委員会では、来年度からの介護保険計画についての調査を終え、新たに「障がい者への合理的配慮について」をテーマに調査活動を始めます。東村山市の施策が前進するよう、委員長として努力したいと思います。

★次回の議会報告会は2月2日(金)夜(サンパルネ)と、3日(土)午後(市民センター)を予定しており、ご要望の多かった「各委員会の視察報告」に初めて取り組みます。詳細はまたお知らせします。

3月議会は2月20日に始まる予定です。
国民健康保険や介護保険等、大きな制度改正についての議案、そして30年度予算審査が待っています。
15万市民の代表として、総額900億円を超える予算や、ルール(条例)を決定するのが24名の議員です。
十分な議論の上で責任ある議決ができるよう努力してまいります。

「ところバスの東村山市内乗入れ」に関する陳情2件は継続審査に

午前中は都市整備委員会を傍聴。
多摩湖町へのところバス(所沢市)乗り入れ関係の2件の陳情は、継続審査となりました。
★29陳情14号 多摩湖町の交通不便解消策としての「ところバス」乗りれに関する陳情
★29陳情17号 ところバス乗り入れを求める陳情★

交通不便地域に新たな方策が打たれることは誰もが理解しながらも…
○対応するガイドラインが未整備
○1日に4往復しかない
○住民要望とのミスマッチ(所沢駅行きなので東村山駅や諏訪町方面の病院へは行けない)
○沿線住民にアンケートを取ったら6割が不要&高齢者の反応も思ったほどでない
○東村山市のルールと異なり実証実験(1年間試走)という方法が取れないので、費用負担の見通しがつかない
等の様々な課題があり、
私自身も6月議会、9月議会で取り上げてきましたが…
●9月22日の所沢市議会において桑畠健也所沢市議の質問に答える形で所沢市が「実証運行に応じる」と姿勢を替えたことから、
●10月3日の東村山市地域公共交通会議で条件付きでゴーサインが出され、
●10月6日には議会全員協議会での市長の説明に全議員が異議は唱えず、実証運行を行っていくことはおおむね了とし、
●現在は所沢市側の判断を待っている
という状況にあります。

この3か月間近く、これだけの動きがありながら、都市整備委員会では9月議会最終日に間に合うように提出いただいた陳情を、通常は行うはずの閉会中の審査もせずに今日まで手をつけずに来て、今ごろ「陳情者の真意がわからないので確認のために継続する」ということにしたわけです。
先日の議会報告会でも、この件については参加された方から厳しいご指摘をいただいています。

委員長がお2人の陳情者に連絡を差し上げるようですが、この期に及んでどんな風に切り出して、どうご説明するつもりなのでしょう。
委員会運営のあり方と共に、なにより市民からの陳情に対する真剣さが問われる深刻な問題だと、議会の一員として重く受け止めています。

学校における政治教育の今

今日から12月定例市議会が始まりました。会期は12月20日(水)までとなります。
日程や議案、請願・陳情、一般質問などは、東村山市議会HPをご覧いただければ幸いです。

で、昨夜はJ-CEF(日本シティズンシップ教育フォーラム)の勉強会@東大に参加させていただきました。
東大勉強会J-CEF1

東大勉強会J-CEF2

東大勉強会J-CEF3

東大赤門
いつも貴重な学びの場をご案内くださる林大介さんと原田謙介さんに感謝です。

都立高島高校の大畑先生と区立中学校の池本先生から、それぞれ最近の実践報告をいただいた後に、自由に意見交換。
現場の社会科の先生が、どんな思いをもって、どんなご苦労をされながら、学校で主権者教育に取り組まれているのかについて、きわめリアルなお話を伺うことができました。

「主権者教育は学校教育そのもの。お上意識を変えていかないといけない」と大畑先生。
「模擬選挙は楽しい。成績に関係なくて、誰もが活躍できて、みんなが成長できる」と池本先生。

こんな先生ばかりだったら素敵なんだけどな…。

と、こぼしていても仕方ないので、東村山市議会としては先月、学生団体POTETOのコアメンバーにお会いしていただいたいろんなヒントをもとに、まずは市内の高校5校の校長先生宛に「どんな接点を持たせてもらえそうか?」という打診をして、お答えをいただいた段階です。

政治に携わる私たちが、議員個人ではなく議会として主権者教育に取り組む意味を、議員間で共有しながら、前へ進んで行きたいと思っています。

来週火曜日から12月議会~私の一般質問全文をアップします。

招集告示001

招集通知001
市長より招集告示があり、それを受けて議長が招集通知を行う。
という手続きで、12月議会が11月29日(水)10時に始まることが正式に決まりました。

市長から提案された議案10件や、新たな陳情1件、全議員の一般質問などは、市議会HPに速やかにアップすべく、議会事務局職員が頑張ってくださるはずです。
取り急ぎ、私が提出した一般質問を画像とテキストで以下アップします。
今議会では「どうすれば役所は変わるのか?「チーム市役所」を前進させるために」と「障害のある方が地域で安心して暮らしていけるために」の2題を取り上げます。

一般質問通告書1ページ目

一般質問通告書2ページ目

一般質問通告書3ページ目

1.どうすれば役所は変わるのか?「チーム市役所」を前進させるために
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人生初のエキストラ

先週(第3話)は子どもの貧困、今週(第4話)はシャッター商店街がテーマの月9「民衆の敵」
地味だけれど深刻な現代の課題に、地方議員がどんなふうに関わろうとしているのかを描こうなんていうドラマは初めてだろうと思います。

ご縁から、議場の議員役でエキストラ参加させていただいた回がたぶん今夜と来週です。
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「専門職のチカラ」を活かした3自治体の福祉政策②「大東市」

厚生委員会の視察、2つ目の自治体は大阪府大東市。
テーマは「地域包括ケアに向けた地域づくり」

規模や背景があまりにも異なる自治体では政策を参考にすることはなかなか難しい面がありますが、大東市の場合は東村山市と市域面積(大東市18.27平方キロ:東村山市17.14平方キロ)も人口規模(大東市約12万2千人:東村山市約15万人)も比較的近く、大都市近郊のベッドタウンという点でも似た性格を持っていますので、最適だと考えました。

そして、市内の実に108もの会場で介護予防活動が持続的に展開され、高齢者の健康度や介護度にはっきりと効果が表れていると聴き、その内実をキーパーソンに直接学びに伺うことにしたのでした。
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私たちを迎えてくださったのは、大東市保健医療部の大石達也統括次長と、この事業を牽引されてきた同部高齢介護室課長参事の逢坂信子さんでした。理学療法士として市の正規職員として採用されて以降、一貫してリハビリや健康づくりに関わり続けてこられた、まさにプロ。

平成15年頃から特に虚弱高齢者からの相談が増えたことで、その裏付けを調べた結果、その半数が不活発な生活が原因とわかり、具体的な対策として「大東 元気でまっせ体操」をスタート。
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「専門職のチカラ」を活かした3自治体の福祉政策①「東大阪市」

厚生委員会としての先進自治体視察から戻りました。
通常ですと2日間で2か所ですが、今回はどうしても伺いたい自治体にお願いをした上で、2日間で3か所を訪ねました。
結論を先に言うと、強い思いをもって拘って選定した甲斐のある、充実・濃密な視察であったと思います。

まず、障がい児(子ども)・障がい者(おとな)のライフステージすべてをカバーする施設として整備された東大阪市の「レピラ」。
★HPはこちらからご覧ください★
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今年4月にオープンしたばかりの施設ですが、1980年に開設された障害児の療育施設「療育センター」と、1986年開設の障害者支援センター「高井田障害者センター」の長年の取組みがあり、その土台の上に、相談、通園、通所、医療など様々な専門機能を備えた拠点施設として開設されたことがわかりました。
指定管理者である社会福祉法人・東大阪市社会福祉事業団「レピラ」広報・システム課の出口課長から概略を伺ったあと、1時間半をかけて館内を回って各機能をご担当から細かくご説明をいただきました。
中谷理事長さん、今井専務理事さんはじめ、多くの職員の方に最後までお付き合いいただき、私たちの質問にも適宜ていねいにお答えいただき、感謝に堪えません。
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東大阪市の人口は約50万人(東村山市は約15万人)、面積は約62平方km(17平方km)、一般会計規模は約2,082万億円(530億円)、財政力指数は0.74(0.81)、民生費比率は50.1(52.0)と単純比較はできません。
東大阪市100%出資の法人である事業団が主体となった腰を据えた取組みに羨ましがっていても何も始まりませんし、無い物ねだりをしても仕方ない面が大きいわけですが、実感した「違い」をどう埋めてていくのか…ひとりの議員としてももちろん、議会として(委員会として)深める必要性を痛感します。
特に、この施設で働く方約180名のうち、正規職員が約6割、非正規が4割だそうですが、社会福祉士、看護師、介護士、PT、OT、保育士等々、様々な専門職を正規職員として基礎自治体が責任をもって雇用(雇用主は事業団)することの意味は重いものがあると思います。

委員会として学ぶ

約2週間の衆議院選挙が終わり、市議会の各議員も通常モードに戻りました。
昨日&今日(11月1日・2日)で都市整備委員会は、コミュニティタクシー(富士宮市)と震災関連ゴミの処理(豊川市)の視察に出向いていますが、私たち厚生委員会では昨日、所管事務調査事項としている「第7期介護保険事業計画策定に向けた現状と課題について」に基づいて、市内の介護福祉施設2か所に伺い、それぞれの施設・事業概要と、抱えている課題、今後に期待すること等を教えていただいてきました。
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1か所目は富士見町にある「社会福祉法人敬愛会 南台シニアセンター敬愛の森」。
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パイオニアをお迎えし

総選挙が公示となりましたが、今日は以前からの予定通りに行動。
午前中の広報広聴委員会に続き、午後1時半から三重県伊賀市議会さんのご視察をお受けしました。
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伊賀市議会さんといえば、現在では全国約1,700の地方議会のうち800で制定されている議会基本条例を、市としては初めて作られて議会改革を進めてこられたパイオニア的な存在で、東村山市市議会も平成20年4月に学びに伺い、その後の取組みに大いに参考にさせていただいてきました。
私自身も、議会運営委員会委員としてお越しくださった安本美栄子さんが議長をされていた時に、都内の勉強会で何度となくお話を伺い、元気をいただきました。
それだけに、いつにも増して気持ちを張ってお迎えし、誠心誠意ご説明&質問に答えさせていただきました。
当然のことですが、うちより数段先をいく地に足の着いた取り組みを進めておられることがよくわかりましたし、お互いに実感としてわかることも多くあり、居ながらにして貴重な経験交流をさせていただきました。
ありがとうございました。
明日は調布市議会さんを訪ねるとのこと。どうぞお気をつけてm(__)m

前川喜平さんのお話

前川喜平さんの講演会が開かれると知り、昨日(10月4日)浦和へ行ってきました。
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前川さんの飾らぬ人柄がそのまま伝わってくる2時間半でした。

時間に限りがあるので詳細はお話しにならないことも多かったけれど、教育行政官としての信念、誇り、政治との軋轢の中での苦渋、挫折…いろんなものを感じました。
夜間中学、フリースクール、不登校…光が当たらず文科省が切り捨ててきた人たちに、個人としてずっと向き合ってきた人なのだということもよくわかりました。

「憲法26条が定める学習権は、全ての基本的人権を実現するためのベースになるものであり、子どもたちの教育の機会不平等は許してはならない」
「今の日本の最大の問題は、格差と貧困。大事な解決策は教育の機会均等」
「高校無償化は民主党政権下での画期的なことであり、給付型の奨学金は安倍内閣が実現した大事な政策」
「貧困は金さえあればいいわけではない。こどもたちを支える人、信頼できる大人の存在=ソーシャル・キャピタルが何より大事」
「アメリカの真似はほどほどにした方がいい。アメリカの憲法には日本の13条(生存権)の規定も 26条(学習権)の規定もない」
「高校の数学必修の国は殆どない。制度が落ちこぼれを作り、わざわざ自己肯定感を落としてはいないか。本当に意味あることを勉強させましょう」
「等しく、とは、一人ひとりに相応しい教育を全ての子どもに保障すること。一人ひとりの違いを大切にすることが、一人ひとりの子を個人として尊重することになる」
「退任の際のメールにLGBTのことを記したが、いかなる少数者も軽んじられることのない社会をつくらなければいけないと思っている」

小学校1年生の35人学級は実現したものの、学習指導要領の改定で授業時数が大幅に増えたにもかかわらず教員の増員が全く図られなかったことや、国立以外の公立学校の教員には時間外手当が無いことによる現場の疲弊にも心を痛めておられました。

終始、柔和な表情と語り口でしたが、加計学園問題を問われた時は「あれは国家権力の私物化です」と言い切って、内実にも言及してくれました。こんな人をあんな形で葬ろうとしたこの国のトップや官房長官らの愚劣さには改めて失望と怒りが込み上げます。

予定をだいぶオーバーして散会となり、帰路へ。
南浦和駅の乗換通路の立ち食いそばは旨いので必ず寄る…という学生時代からの刷り込みがふと蘇り、ちょっと寄り道してきました。お店はもちろん替わってましたが、何となく懐かしい味がした…気がします。
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