「会派としての要望」報告

毎週月曜日に各会派から議長を通じて行政側に提出している要望事項について、先日こちらに他会派の分までアップしたところ、断りもなく遺憾だ、というお声をいただきましたので、 配慮不足を認めて速やかに詫びを入れ、非公開としました。

その時にも書いたように、本来であれば会派間で議論し、合意できる事項をきちんと絞って、「議会の意思」として市長や教育長に伝えることが、より実効性を高めることになると思っています。

一昨日に開かれた代表者会議ではそのことについて協議しました。要望事項についての合意集約は、会派によって真反対の内容もあり得ることから、難しいという結論になりました。しかし、取りまとめた内容を市長&教育長へ伝えることは従来通り行いつつ、それらもある程度踏まえて行政側からの報告&説明を定期的に求めることを集約しました。

一昨日の代表者会議の報告は次の記事でアップします。

ここでは、4月13日(月)と20日(月)に提出した、私たちの会派としての要望事項を記します。

【つなごう!立憲・ネット 会派要望 その4 4月13日付】

1.小中学生の休校に関して

休校の長期化により懸念している点を以下記し、検討、対応をお願いいたします。

①就学援助家庭に対する給食代相当分の支給を実施してください。

②ICT活用による学習提供には課題も多いことと思いますが、市公式youtubeチャンネルをはじめとするSNSを今こそ活用して、早期の取組みをお願いします。

2.情報発信の拡充について

市HPやSNSによるタイムリーな情報発信に感謝申し上げます。その上で、

①必要な情報が市民に確実に届くよう、更なる工夫をお願いします。具体的には、登録を推奨して効果を上げてきた「防災NAVI」によるプッシュ型の発信をご検討ください。「気象情報ばかりで、今一番必要なコロナ情報が手に入らない。市が更新したことがわかればリンクを確認できる。何とかしてほしい」と強い声をいただきました。早急な対応を求めます。

②各所管で把握している情報弱者へのアウトリーチを進め、困りごとを聴き取り、解消・解決へとつなげてください。特に障がい者や、難病や慢性疾患の方たちの中には、医療機関を普段通りに利用できなくなっていたり、痰吸引やインスリン注射等に必要な消毒用アルコールの不足等で、極度の不安に陥っている方もいます。知的障がい等によって事態が正確に把握できていない方もあると聞きます。電話による聴き取りでも構わないので、長期化する事態を見据え、丁寧に寄り添っていただきたくお願いいたします。

③妊娠中の方への対策や、不妊治療女性への対応を国が明らかにしています。リンク先を明示すると共に、対象者に情報が届くよう、さらなる周知に努めてください。

④ネットカフェの閉鎖による影響も、久米川駅周辺などに該当施設を抱える当市としても対応が求められていると思います。直ちに命の危機につながる対象者に必要な情報が届くよう、積極的な情報提供、周知を重ねてお願いいたします。また、初めて見た人にとって、最新の情報がどれなのかがわかりづらいという声を複数いただいています。さらなる工夫をお願いします。

3.児童クラブへの人的支援について

①休館中の図書館や公民館等、他部署からの応援体制は組めないのでしょうか。長期化による指導員の疲弊や、アシスタント職員の年間勤務時間の問題などへの早めの対応が必要と考えます。

※ただでさえ最も大変な年度初めの時期に、子どもたちと働く保護者のために日々本当にありがとうございます。指導員の皆さまに感謝の意を伝えていただきたくお願いいたします。

【つなごう!立憲・ネット 会派要望 その5 4月20日付】

1.小中学生の休校に関して

 事態の長期化により懸念している点を以下記し、検討、対応をお願いいたします。

①児童虐待やDVのリスクが高まっています。要配慮の家庭への電話連絡等、進めていただいている対策を引き続き丁寧にお願いいたします。また、居場所づくりにおける高学年児童の受け入れについても状況に応じて柔軟に行ってください。

②前回要望でも市公式youtubeチャンネルの活用を提案しましたが、武蔵村山市等の取組みも参考にしながら、オンライン授業の早期実現を図ってください。学習の保障とともに、顔が見える環境の構築、体制作りが、児童虐待の発見や予防にも繋がると考えています。

2.情報発信の拡充について

市HPやSNSによるタイムリーな情報発信に感謝申し上げます。その上で、

①市HPの関連情報を、つくば市等を大いに参考にしながら整理し、必要としている対象者に確実に届くようにしてください。また、ルビ、外国語表記、動画には手話や字幕、やさしい日本語での発信等、情報弱者への配慮を欠かさないでください。「防災NAVI」によるプッシュ型の発信も重ねて求めます。

②先週前半、市内に心ないデマが拡散されたことを大変危惧しています。同様の事態を二度と招かないよう、市長におかれては差別への警鐘に強いメッセージを発信いただきたいと思います。

③一般外来など日常の診療体制を守るため、発熱外来医療機関、PCR検査センター等、分かり次第公表してください。

3.児童クラブ・保育園について

子どもたちと働く保護者を日々支えてくださっている指導員の皆さまに重ねて感謝申し上げます。

①自宅保育の協力要請に応じてくださる家庭が増え、現場が少し落ち着いたことはよかったと思います。が、保育を必要としている家庭まで登所を控えざるを得ない空気が一部にあるのではないか、と危惧しています。保育園も含め、利用者に寄り添った対応をお願いいたします。

②認可外保育施設やこども園の利用者への日割り措置拡大を至急図ってください。

4.医療体制の早期構築について

 本来は国や都が果たすべき役割が大きいと考えますが、事態の長期化と感染者の増大が見込まれる中、三師会や各医療機関との連携を密にし、市民が安心できる体制の構築を早期に図ってください。

新型コロナウイルス対策についての会派要望

東村山市議会では、コロナ禍で対応に追われる行政の所管に各議員や各会派が個別に問い合わせや要望をして混乱させたり負担増となることを避けるため、週に一度のペース(原則として月曜日)で各会派からの意見を取りまとめて議長名で市長と教育長宛に伝える、という形をとっています。
今週初めには、自民党、公明党、共産党、うちの4会派からの意見が発出されました。中には異なる方向を求める意見が混在している場合などもあって扱いを協議しましたが、一本化することが難しい案件もあることから、「そのまま伝える」ということにしています。
うちの会派(つなごう!立憲・ネット)が提出した内容は以下の通りです。もちろんまだまだたくさんの声が4人の元には届いているのですが、整理が必要なものあるので、取り急ぎ大きく3点を挙げました。

「コロナウイルス対策についての会派要望」 その3 【つなごう!立憲・ネット】 2020年4月6日

渡部市長並びに村木教育長宛

状況が刻々と変わる中、日々のご対応ありがとうございます。特に、入学式における保護者対応、小学校低学年の学校での受け入れ等、難しいご判断であったと拝察しますが、当事者の不安を解消する取組みに感謝申し上げます。その上で以下の点につき、市民等からの声も踏まえ、会派として改善、拡充をお願いいたします。


1.児童クラブの負担軽減策について小中学校の臨時休校が延長されることにより、児童クラブでの終日保育も継続されます。通常の年でもGW頃まで大変な状況と承知しています。この間の指導員の皆さんのご尽力に感謝申し上げつつ、長期化する児童クラブへの負担集中を危惧するものです。

①指導員の負担軽減策…燃え尽きることのないよう、適切に休みが取れる体制の支援

②在宅保育に協力してくださっている世帯への保育料の軽減措置(日割り)※本件は、保育所においても同様措置の検討をお願いします。

2.小学生の食の保障について 居場所として低学年を学校が主体となって受け入れいただくことは、学習面や情緒面の不安を小さくすることに繋がります。ご判断に感謝いたします。一方で、給食が提供されないことによる養育困難家庭等を中心とした様々な問題を危惧しています。

①工夫をして希望者へ提供する自治体もありますので、ぜひ参考に実現してください。

②地域の雇用を守るという意味でも、再開の検討をお願いいたします。

③就学援助を受けている家庭の負担が長引くことは避けるべきと考えます。給食の再開が困難であれば、就学援助分の支給をお願いします。

3.より深刻な影響を受けている機関や個人への支援策について 今後も深刻な影響が続くと思われる方へ市としてできる支援拡充をお願いします。

①独り暮らし高齢者、障害のある方、ひとり親家庭等の実態把握とアウトリーチ型の支援②医療機関や高齢者施設等におけるマスクや除菌アルコール等の不足への速やかな対応(市の備蓄からの提供は進んでいるでしょうか)


最後に、緊急事態宣言の発出が現実味を帯びており、買い占め等によるパニックの連鎖が懸念されます。市民が冷静に行動するよう、自治体の長として必要なメッセージを出す等、今後も引き続くの発信と、特に厳しい状況にある方たちの声を丁寧に拾って政策に繋げていただくようお願いいたします。      以上

市議会の公的な活動は当面休止です

市が6月いっぱいのイベント中止を決定したを受け、議会対策本部も会合を開き、以下のことを決めました。

1.議会報告会について

 5月16日(土)に予定していた報告会は中止とする

2.閉会中の委員会について

 4月と5月の常任委員会、特別委員会は中止する

3.基本条例検証作業と継続中の活動量調査について

 4月と5月に予定していた議会基本条例検証作業のための協議会は延期とし、ロードマップを繰り下げる
   なお、現在行っている各議員の活動量調査については2月分と3月分までで一旦休止する

4.今後の市への要望等について

 これまで通り、議会本部として集約して行政側に伝えるので、会派としての要望事項があれば、毎週月曜日(17時まで)に議会事務局まで提出し、正副議長が取り扱いを判断する

市内小中学校の再開はGW明けに

春休み明けの市内小中学校の対応が公表されました。

GW明けの5月7日に再開するまで、週1程度の登校日以外は休校が継続されます。

小中学校の入学式は予定の日時に、保護者1名だけの参列OKで実施されます。

始業式も予定通りです。

小中学生のための校庭開放、小学校低学年の学校受入れ(事前登録制)等が行われます。

詳しくは★市HP★をご覧ください!

#東村山 #コロナ対策

新副市長を迎えて

東村山市議会の2020年度は、全員協議会からスタート。午前11時から全員協議会が開催されました。

今日のメインは3月26日の市議会本会議で選任同意した新たな副市長・松谷いづみさんの紹介でした。副市長や教育長、教育委員、監査委員等、市長から市議会に提案される重要な人事案件については、ルール上は事前にご本人が候補として紹介されることはないので、プロフィールや議場での質疑&答弁によって判断していくしかありません。事前に…ということも以前議論したことがあるのですが、整わず。その時に決めたのが、定例議会の初日に決まった人事はその議会中に、最終日であれば次の議会の初日に、というルール。今回はちょっと先過ぎるので、今日ということになりました。

以下は、議長挨拶から始まった協議会での市長と副市長の発言を私なりに記録したメモです。

渡部市長)

・松谷副市長が本日着任された。また、人事異動によって管理職に昇任した職員も紹介したい。まずは、亡くなられた志村けんさんに哀悼の誠を捧げたい。「志村けんの木」に花束を置く人が後を絶たず、ちょうどバス停前で交通の支障になったために取り急ぎ献花台を設けた。積極的に設けたものではなく、それによって交通渋滞が起きており、滞留によるクラスター発生の危険などを考えて、自粛をお願いしている。とはいえ志を無にすることもできないので、しばらく様子を見たい。

・現時点では市内での感染者は確認されていないが、三鷹市では複数発生し、死者も出ているとのこと。昨日は都内で78人の感染者と報じられており、いつ何時どういう状況になるかわからないので警戒を強めている。

・都は都立高校の再開をGW明けにする報じられた。国の専門家会議の動向も踏まえ、市としては対策本部会議を明日開催するが、4月6日とした再開の延期もあり得ると考えている。正式に決まれば議長を通じてお知らせしたい。市民の命と安全の確保を最優先して市政運営していきたい。

松谷いづみ副市長)

まず、志村けんさんのご逝去に謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りしたい。この度、市政に携わる機会をいただき身に余る光栄であり、職責の重さに身の引き締まる思いがしている。 

都の職員としては様々な仕事をしてきた。一部を紹介すると、平成25年に防災部に所属していた時には台風25号が伊豆大島を直撃し、都の災害対策本部の一員として不眠不休で対応に当たらせていただいた。病院本部の時には、公社病院、都立病院のすべてに患者支援センターを設置し、ワンストップ対応を進めてきた。

微力だが、渡部市長の元で市政の更なる発展に全力に尽くしていきたい。 

松谷さんは東村山市政初の女性副市長で、都庁からの派遣という形も初めてのことです。 このあと、新任の次長2人と課長8人が野崎副市長によって紹介されました。

ゆく人 来る人

志村けんさんが急逝され、悲しみに暮れる東村山。 あと3か月と少ししたら駅前の通りを聖火を手に走っていたはずの方が…未だに信じられず、実感が湧きません。衷心より御冥福をお祈りいたします。

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さて、年度の変わり目である3月31日は、特にこの仕事に就いて以来、本物の大晦日よりも大切な節目に思えます。
特に今年は、長い間本当にお世話になった信頼申し上げる方がお仕事を離れられるということで、せめて一言だけでもお礼の気持ちを伝えたいと思い、昨日は半日ほどかけてご挨拶に回りました。

地元の小学校の校長先生は、何と12年間の長きにわたり、子どもたちを育み、その気さくなお人柄でまさに地域の顔として共に歩み続けてくださいました。定年されてからも5年間再任用を重ねてこられたので、もしかしたらこのままずっと…と思っていましたが、それはさすがに叶わず。昨日も颯爽とされており、校長室の片付けの手をとめて、冗談も交えて優しくご対応くださいました。

東村山市商工会の事務局長さんは、私が議会に入った翌年に着任されて16年間、歴代3人の商工会長のもとで実質的なチーフディレクターとしてこの街の振興に尽くしてくださいました。いつお会いしても、明るく率直で、時に熱く語る兄貴のような方で、今日も「最初(おそらく西口再開発問題のこと)からいろいろあったねぇ」と振り返りつつ、現在のコロナ禍の事業者を案じ、対策について語ってくださいました。

そして、このお二人をしのぐ17年間…つまり私の初当選と同じ春に他部署から異動して来られて以来、東村山市役所の情報公開窓口を担って来られた職員の方が、退職をされました。
2003年当時、情報コーナーは本庁舎4階、総務課文書係の片隅にあり、翌年になって1階へ拡張移転。
先輩もおらず右も左もわからなかった私は、わからないことや疑問点があると情報コーナーへ行って資料を漁り、入札経過調書をコピーし、書架にないものは公開請求を数多く出して、対応いただきました。特に西口再開発問題、りんごっこ保育園問題で大揺れだった頃は半分住人のようだったことを思い出します。
求める資料が特定できないことも多く、「〇〇〇に関して調べたいのですが…」という曖昧な要求にも的確に答えてくださいました。
情報とは何か、誰のものか、どう活かすべきなのか、どう使ってはいけないのか…時に厳しく率直な意見もしてくださいました。
情報コーナーは今春、同じフロアの市民協働課がいたオープンなスペースへ移転しました。(市民協働課も同じ1階で移転)
「あとは新しい係長に託しましたから」と笑顔でご挨拶くださいました。

5回の選挙のうち4回お世話になった選挙管理委員会事務局長、いつも明るくざっくばらんに現場のことをおしえてくださった市民課長、総合受付のチーフとしていつも来庁者に寄り添った対応をされていた方…。立場は違っても市民のため、市のために一生懸命勤めてくださった方ばかり。

心より感謝を込めて…
本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。

今日から新たな年度がスタート。
11時から全員協議会を開催し、3月議会最終日に選任に同意した新しい副市長の紹介がある予定です。

【速報!】3月議会の議案・陳情に対する全議員賛否一覧

昨日で3月定例議会が閉会となりました。

いつも通り一覧表を個人的に急いで作成しましたので、公開します。

3月議会は、何よりも新年度の予算審査と決定が重要ですが、今回はそれと同じかそれ以上の意味を持つと考えていた「副市長」の選任議案が昨日の最終日に上程、議決されました。

賛成多数で選任に同意したのは、松谷いずみさんという方。東村山市としては初めての女性、48歳、都庁から現役の部長職の派遣という形を取り、東村山市職員生え抜きの野崎満副市長との2人体制となります。

この件については、昨年12月議会で、従来の1人制から2人制へと変更する議案が提出された際、政策総務委員会の審査に私たちの会派からは白石えつ子議員が臨み、議論していますので、次の記事で詳細を書きたいと思います。

それを含み、3月議会で議決した市長提出議案は全23件、議員提出議案(国への意見書)は1件、結論を出した陳情4件でした。

※あくまでも私自身の記録のためのメモを元にしていますので、正式なものではありません。間違いがないように確認をしていますが、もしあった場合は速やかにお詫びし、修正をします。正式なものは市議会だより5月1日号で公表となります。

新年度予算案に対する賛否&会派討論

Facebookやツイッターばかり書いていて、ブログは丸々1か月ぶりになってしまいました。新年度予算案を審査する予算特別委員会の4日間が先ほど終わりましたので、その結果を報告し、一般会計に対して行った討論(意見表明)全文を掲載します。

まず、賛否の結果です。(熊木議長と石橋副議長は委員会委員ではなく、小町委員長は賛否に加わっていません)

【一般会計】 賛成…自民党(6名:土方・小林・下沢・清水・志村・木村)、公明党(5名:伊藤・駒崎・村山・渡辺英・横尾)、つなごう!立憲・ネット(4名:白石・かみまち・藤田・佐藤ま)、国民民主党(1名:鈴木) / 反対…共産党(5名:渡辺み・山口・さとう直・浅見・山田)、草の根(1名:朝木)

【国民健康保険特別会計】 賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、つなごう!立憲・ネット(白石、かみまち、佐藤ま)、国民民主党(1名) / 反対…共産党(5名)、草の根(1名)、つなごう!立憲・ネット(藤田)

【後期高齢者医療特別会計】  賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、つなごう!立憲・ネット(4名)、国民民主党(1名) / 反対…共産党(5名)、草の根(1名)

【介護保険事業特別会計】  賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、つなごう!立憲・ネット(4名)、国民民主党(1名) / 反対…共産党(5名)、草の根(1名)

【下水道事業会計】  賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、 共産党(5名)、 つなごう!立憲・ネット(4名)、国民民主党(1名) / 反対…草の根(1名)

続いて、つなごう!立憲・ネットを代表して私が行った一般会計予算案に対する賛成討論全文です。持ち時間が残り少なくなったため、ちょうど2分間にまとめました。

つなごう!立憲・ネットを代表して、賛成の討論を行います。

本予算案編成後の社会状況の急激な変化が、2年度の市民生活に深刻な影響を及ぼすことが懸念されます。着手済の都市基盤大型プロジェクトは遅滞なく、費用が膨れ上がることなく進捗するよう注視しつつ、一方で、市民の命、特に声を挙げたくても挙げられない子どもたち、ひとり親、障がい者、高齢者、個人零細事業者など、目の前の現実に十分目配りをしてほしいと思います。「誰一人取り残さない」と誓うSDGsを次期の総合計画に掲げる以上、自治体としての覚悟が問われます。子ども、若者も主体者となれる政策展開を期待します。

民間提案制度を軸に展開する公民連携も、そのゴールは住民福祉の向上でなければなりません。民間事業者とも対等な関係を築き、新たな公共の創出が15万市民の幸福度を高めるよう、果断に挑戦を続けていただきたい。

会計年度任用職員制度がスタートします。民間からの派遣や連携がますます増える中、市役所で働くすべての人たちが意欲を持ち、人が育つ職場を。そしてこの時期、このタイミングで副市長2人体制にするだけの意義を実感できる体制、ワークライフバランスの取れた誰もが活躍できる働きやすい職場をしっかり作っていただきたい。

拡充を続ける生活困窮者支援の各事業、新たな社会福祉センター、障がい者就労支援、ふるさとハローワーク、そしてジョブシェアセンターによって、網の目の細かいセーフティーネットを張り巡らせていただきたい。

憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される。」の意味を噛み締め、「対話を積み重ねていく」ことで「よりよい民主主義」に近づく努力を行政と共に重ねながら進む一年にしたいと思います。

最後に、児童クラブ行政が新たなステージを迎えます。想定外の事態の中、懸命にご対応いただいていることに感謝いたします。その上で、「東村山市児童クラブの設置運営に関するガイドライン」が全てのクラブで遵守されなければなりません。特に児童クラブの質の確保には「保護者会・父母会の設置」は生命線でありますので、心して臨んでいただくよう求め、討論とします。

10年間の東村山市の土台となる計画へご意見を!

「東村山市第5次総合計画~わたしたちのSDGs~基本構想(案)」に関する意見募集 が行われています。

2021年度からの10年間、東村山市のあらゆる施策の土台となる計画です。

昨日から約2週間、市内13町で順番に、昼間(午後2時から3時)と夜(午後6時から7時)の2回ずつ、市民説明会が開催されています。

ご自身の町でなくても構わないのでぜひご参加いただき、率直なご意見をどんどん届けてください。※1と2は既に終了しています。

また、夜と言っても6時から7時の設定ではとてもとても参加できないよ、という方も大勢いらっしゃるはずです。

意見募集用紙に書き込んでの持参、郵送、FAX、メール、市HPのパブリックコメントのフォーム、と様々なチャンネルが用意されていますので、ご活用ください。

【説明会日程】

1.2月17日(月) 美住リサイクルショップ(美住町)
2.2月17日(月) 恩多ふれあいセンター(恩多町)
3.2月18日(火) 青葉地域センター(青葉町)
4.2月18日(火) 栄町ふれあいセンター(栄町)
5.2月19日(水) 富士見公民館(富士見町)
6.2月20日(木) 廻田公民館(廻田町)
7.2月21日(金)久米川ふれあいセンター(久米川町)
8.2月25日(火)萩山公民館(萩山町)
9.2月26日(水)社会福祉センター(諏訪町)
10.2月27日(木)多摩湖ふれあいセンター (多摩湖町)
11.2月28日(金)秋津公民館(秋津町)
12.3月1日(日)市役所北庁舎(本町)
13.3月2日(月)サンパルネ内「コンベンションホール」(野口町)

3月定例議会は来週21日(金)スタート!

うちの議会では下の写真のように各議員の通称BOXに、定例議会の1週間前の朝に議案や請願・陳情が配られます。市長による招集告示を受けた議長から招集通知が各議員へ出され、私たちは指定の期日に議場に集まります。

今日配布された書類は以下の13点です。
①市長招集告示/②議長招集通知/③3月定例会議案一覧表/④3月定例会議案資料/

⑤令和2年度 一般会計予算書/⑥令和2年度 国民健康保険事業特別会計予算書/⑦令和2年度 後期高齢者医療保険特別会計予算書/⑧令和2年度 介護保険事業特別会計予算書/⑨令和2年度 下水道事業会計予算書(今回から特別会計から公営企業会計へ移行します)

⑩令和2年度予算参考資料(議会事務局編)

⑪令和元年度 後期高齢者医療特別会計補正予算書(第2号)/⑫令和元年度 介護保険事業特別会計補正予算書(第2号)/⑫令和元年度 下水道事業特別会計補正予算書(第2号)

⑬3月定例会請願・陳情一覧表

13時半からは議会運営委員による協議会が開かれ、各議員の一般質問通告書に議会のルールに反する点が無いのかどうかの確認、会期予定、議案や陳情の付託委員会、会議録署名議員等を決定しました。

全議員の一般質問通告書、議案内容等については、本日中に議会事務局が★市議会HP★にアップしてくれると思います。

今年1回目の「議会報告会」にぜひご参加ください

東村山市議会は、2014(平成26)年4月に自ら定めた「議会基本条例」に基づいて、年に4回(3か月ごとに原則2会場ずつ…これまで計41回 )議会報告会を開催してきました。

ご参加いただいてきた皆さま、どうもありがとうございます。

次回は2月8日(土)午後2時~4時、中央公民館4階レクルームを予定しています。前日の7日(金)に全議員を対象にした別の公務が入っているため、1日だけの開催となります。

今回は「あなたの関心、どのテーマ?」と題し、後半の4つの常任委員会ごとにテーマを設けて、ご参加の皆さまと意見交換を行います。

◆政策総務委員会…「未来の東村山」/◎駒崎高行 〇小林美緒 伊藤真一 白石えつ子 渡辺みのる 鈴木たつお

◆厚生…「どうする?受動喫煙対策」/◎佐藤まさたか ○横尾たかお 下沢ゆきお 木村隆 浅見みどり 朝木直子

◆まちづくり環境…「東村山の道路を考える」/◎山口みよ ○小町明夫 石橋光明 清水あづさ 藤田雅美 山田たか子

◆生活文教…「誰も置き去りにしない教育環境(いじめ・共生)」/◎土方桂 ○渡辺英子 村山じゅん子 かみまち弓子 志村誠 さとう直子

会の前半は、議会報告として、①12月定例議会の報告 ②各委員会の視察報告 ③議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会について 

それぞれ各担当からお伝えし、ご質問やご意見をいただく時間も作ります。

当日は聴覚障害の方たちのために手話通訳をお願いしています。

また今回から、かねてご要望のあった視覚障害の方への資料提供に遅ればせながら対応させていただきます。お申し出いただければ、できる限りの資料等をテキストファイルでお渡しすることで、音声認識ソフトで事前に聞いていただけるようにしたいと考えています。身近に対象となる方がいらっしゃったら、ぜひ情報としてシェアいただけると幸いです。

ぜひぜひ今からスケジュールに加えていただき、ご参加くださいますようお願いいたします。

2019年をふり返って…私自身の10大ニュース

今年も明日を残すだけとなりました。56年間生きて来た中でも、激動という意味では屈指の365日間だったような気がします。

①元気だった母・清江が1か月の入院の末に他界(2月)

②落ち込みモードから仲間の皆さんの助けで抜け出て5期目の挑戦を決意&新しい戦い方で走り切って第5位(2,227票)で当選(4月)

③下の娘に女の子・晴南が誕生。私にとっては2人目の孫っち(8月)

④新たな4人会派「つなごう!立憲・ネット」を結成し、スタート(5月)

⑤5月から7か月間通い続けた手話入門クラスを楽しく完走(12月)

⑥議会運営の視察で犬山市議会&西脇市議会の本気度に触れ、大いに刺激をもらう(10月)

⑦年明けわずか30分でケガをして元日深夜の病院へ(1月)

⑧15年ぶりの2泊キャンプ(新潟県小千谷市)で命の洗濯(10月)

⑨体重が人生MAX(85kg)に届き、薬も増えてDr.に叱られる(11月)

⑩取り組んできたことが少し実を結ぶ…市内7つの中学校校則、見直しへ/いじめ問題調査委員会に弁護士常設へ/(全国)議会改革度調査で順位を少しだけ戻す(昨年103位⇒今年79位)

年明けからいろいろなことがあり過ぎた1年間であり、体調&体重管理は本気で何とかしないと2016年3月の緊急入院のようなことになりかねない…と反省の念をいだきつつ、多くの方の支えがあってとりあえず元気に新しい年を迎えられそうなことに心より感謝申し上げます。

もとより仕事柄から年賀状を出せない上に、喪中のため新年のご挨拶も控えさせていただきますが、新しい年が平和で希望を感じられる年になるよう、またそのために自分なりに努力することをお約束して、今年最後のブログ発信とさせていただきます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

荒井浩副市長退任

16時半頃、御用納めの日恒例の庁内放送がありました。以下、放送を聞き書きしたメモです。★全文は後刻、市HPのコチラにアップされると思いますのでご覧ください★

渡部市長より)

ご来庁の市民、職員の皆さんへ、一言ご挨拶を。今年も残すところ4日、市政推進へのご理解とご協力に厚く御礼申し上げます。

今年は1817年以来200年ぶりに譲位、平成から令和へ歴史的な節目。新元号の令和の文字に新たな希望を託した一年。皆さまにはどのような一年であったでしょうか。

4月の選挙で多くの皆さまからご支持をいただき、4期目に入りました。市の新時代を築き上げなければならない責任の重大さを感じ、誰もが希望を持って暮らせる、持続可能な東村山へ決意を新たにしました。

東村山となって130年、市制施行55周年の節目の年。先人の苦労を学ぶと共に5つの計画の策定を通じて30年、50年、100年先まで思いを巡らす年となりました。

長らくお待たせした都市計画道路3・4・27号線(さくら通り)が7月に開通したことが大きな出来事でした。市内の3つの中心核のうち、東村山駅東口と新秋津駅南口が結ばれたことで大きな効果をもたらすもので今後も3・4・5号線や3・4・10号線等を推進していきたい。

鉄道連続立体交差に伴って東村山駅が地下通路に替わりました。長年愛された駅舎は閉鎖され、今後解体工事に入ります。新しい街へと変貌していくことが強く印象付けられる年でした。

災害が大変多い年でもありました。全国的には地震、台風15号、19号で多数が亡くなるなど甚大な被害。当市では人的被害はありませんでしたが、浸水被害が12件発生。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、お見舞い申し上げ、復旧復興をお祈りしたい。

5月には防災ナビをスタートさせ、台風時には災害モードを起動させて実用化が図れました。風水害や首都直下型地震に備えて防災・減災対策の強化を図っていきます。都市の強靭化を図ることが極めて重要です。迅速かつ的確に備え、河川の改修、浚渫、都市計画道整備を進めるとともに、自ら命を守る自助、共助の啓発も進めたい。

2020年はオリンピック・パラリンピックが開催されます。当市では、志村けんさん、平沢保治さんが7月14日のリレーランナーに選ばれました。市民の心に残る日とすべく、準備を進めていきます。全庁一丸でリレーとセレブレーションを成功させましょう。

12月31日をもって荒井浩副市長が退任されます。平成24年1月1日以来、8年間にわたって私を補佐し、政策立案に大きな力をふるっていただくと共に、都の経験をもとに職員育成などあらゆる面でバージョンアップに貢献いただきました。心より感謝申し上げたい。健康に留意して、引き続き市政に助言を賜りたい。

1月1日からは野崎満副市長が誕生し、新たな理事者体制になります。市民の皆さま、職員の皆さんと力を出し合って扉を開いていきたい。ご理解とご協力を。来る年が実り多い素晴らしい年となるよう祈念して挨拶としたい。

荒井副市長より)

12月31日をもって退任することになった荒井です。8年間にわたって市役所の一員として務めることができた。ありがとうございました。

8年間で渡部市長のもとでハード・ソフト共に大きく前進しました。堅実な財政運営のもと、耐震化、リサイクルセンター、3・4・27号線の開通、みんなのまちづくり条例の協働原則に基づいて、包括施設管理、ジョブシェアセンター、民間提案制度など先駆的な実践が進みました。これは市役所職員の不断の努力の成果。職員がこれからも強い責任感と当事者意識をもって取り取み、自信と誇りをもって明るく、市長とともに笑顔あふれる東村山のために進んでほしい。8年間、仕事をさせてもらったことは幸運で光栄でした。市長と多くの皆さま、職員の皆さまに感謝申し上げ、ご健勝でのご活躍をお祈りします。お世話になりました。ありがとうございました。

この後、17時15分から、荒井浩副市長の退任式がいきいきプラザ1階で行われ、多数の職員、議員等が見守る中でご挨拶があり、長い長い見送りの列をくぐり、市長車で庁舎を後にされました。

長い間、本当におつかれさまでした。ゴルフがご趣味とのこと。ぜひお元気で第三の人生を謳歌されますようお祈りしております。

蛇足だとは思いつつ、書き残すべきだと思うのでもう少し。

「心ある」という言葉についてです。

12月19日(木)市議会最終日にも、すべての議事が終了した後に荒井副市長のご挨拶が本会議場でありました。当然、すべての議員が残り、管理職中心に50余席の傍聴席もいっぱいでした。その際、「職員や市民など多くの方に支えられた」と話される中で「~と、心ある議員の皆さま」という言葉を2回?3回?ほど使われたことに、大変残念…というか、悲しい思いをしながら聴いておりました。

なぜ、この場で、こんな言葉を使うのだろう?と。

そして今日の庁内放送でも退任式でも、副市長ご本人はそうおっしゃらないにも関わらず、市長と議長は 退任式で、「心ある議員」(が来ているという意味なのでしょうか)を用いました。

これまでも、前の市長や元の議長らが好んで使う言い回しで、 内輪ウケを狙って発せられることが多く、確かに今日も笑いが一部で起きていました。しかし聞いていて全く気持ちの良いものではなく、その都度ザラザラした気持ちにさせられ、悲しさと腹立たしさに包まれます。この言葉は「心ない」と位置付ける者がなければ成り立たない言葉であり、意図せずとも「分断」や「差別」を助長するものに私には思えます。

多様な立場や考え方や意見がある(東村山の場合は)15万市民の反映である市議会に向けて言うということは、どういうことなのか。市長の議長もよく考えていただきたいと思うのです。

年の締めくくり、目出度い日に何を野暮なことを…とお叱りを受けるかもしれませんが、ひとこと言わずにはおれない気持ちで書きました。お許しを。

【速報!】12月議会 全議員賛否一覧

昨日で12月議会が閉会となりました。

市長提出議案は26件、議員提出議案(国への意見書)1件、結論を出した陳情3件について、いつも通り一覧表を作成しました。

※あくまでも私自身の記録のためのメモを元にしていますので、正式なものではありません。間違いがないように確認をしていますが、もしあった場合は速やかにお詫びし、修正をします。正式なものは市議会だより2月1日号で公表となります。

4児童クラブの指定管理者候補

来年4月に学校内に新設される4つの「児童クラブ」。
指定管理者を指定するための議案が市長より今朝示されましたので、お知らせします。
この議案は、19日(木)の12月議会最終日で審議し、議決します。

提案された指定管理者候補者は、回田、秋津、北山は「株式会社こどもの森」、大岱は「株式会社明日葉」です。 

回田には6法人、秋津には5法人、北山には7法人が応募し、選定委員会は「こどもの森」を選定。「こどもの森」は市内久米川町で2001年から「わくわく保育園」を運営する会社です。

大岱には4法人が応募し「明日葉」を選定。昨年度から「野火止第2」児童クラブの指定管理者となっている法人です。 

議案には、選定の経過、応募のあった法人名、審査結果、決定した候補者情報、候補者となった法人の提案内容 等に関する資料が4つのクラブそれぞれに付されています。

#東村山 #市議会 #学童クラブ