3月議会最終日の賛否一覧

2月26日にスタートした東村山市議会3月定例議会は、一昨日(26日)午後9時46分に全ての議事を終えて閉会となりました。
初日と最終日の本会議審議、3日間の一般質問、4つの常任委員会開催に加え、4日間の新年度予算審査とともに、4月1日施行となる議会基本条例に伴う議会関係の条例や規則の改正作業を進めてきましたので、私自身は11年目で最も濃密な3月議会だったように思います。

長年の課題だった少数会派(1名や2名)の議会運営委員会参加も全議員の合意で実現しました。5月に開催予定の「議会報告会」や、行政側に改正したルールの説明と徹底をお願いするための全員協議会(4月半ば)開催、そして通年議会の実現に向けた検討作業等、議会運営委員会が当面担う任務も目白押しであり、あっという間に6月定例議会の声を聞くことになりそうです。
6月議会は、今のところ6月3日(火)~24日(火)の予定ですが、詳細が固まり次第またお知らせいたします。

最終日の全議員賛否一覧表をつくってみましたのでアップします。
議場最後列から見ていたので間違っていないとは思いますが、正式なものは、5月1日発行の議会だよりでご確認ください。

★最終日賛否一覧★

月刊「ガバナンス」4月号で紹介いただきました!

3月議会は昨夜遅くに閉会となりました。
ご報告すべきこと、したいこと、たくさんありますが、今日も廃棄物減量審議会の傍聴やら、日曜日に控えた議会改革関係のフォーラムの準備やらでこの時間になってしまいました。近々、必ず書きます。6時からは所管の政策総務委員会としての送別会があるので、急いで向かいます。

ところで、2つ前の記事で報告した件の続きです。
3月13日に取材いただいた月刊「ガバナンス」。
今日、エリア担当の方が事務局を訪ねてくださり、できたてホヤホヤの4月号をお届けくださいました。
DSC_3457
20140327_174540
続きを読む

談合情報があった案件について

3月3日と4日の両日、FAXで私の自宅に談合情報が届いた「リサイクルセンター管理棟建設工事」の入札が3月5日行われ、その結果をコピーしてきました。
「取る」と伝えられた事業者は参加はしたものの、落札したのは三鷹市に本社のある「株式会社くりいく」でした。
談合情報はガセだった、と考えたいところではあるのですが…。
リサイクルセンター管理棟建設工事入札調書

東村山市では、このような入札経過調書は全て本庁舎1階の情報コーナーでファイルしてくれているので、いつでも誰でも見られます。
続きを読む

「みんなで進めるまちづくり基本条例見守り・検証会議条例」の審査から

今日の政策総務委員会で、議案第1号「東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例見守り・検証会議条例」には、熊木(自民)、駒崎(公明)、三浦(新生保守)、佐藤が賛成、保延(共産)が反対し、賛成多数で可決しました。

これは、12月議会で成立した「基本条例」に沿って市の施策が行われているかどうかを市長の諮問を受けて検証し、答申するための会議を設置するための条例で、こういう形での付属機関設置は全国的にもあまり例がありません。

無作為抽出された数十名の市民によって構成された「自治基本条例策定市民会議」が18か月にわたって、自治と協働について学び、議論し、条例に盛り込むべき要素を市長に手渡した「最終報告」。
その中の「条例を作りっぱなしにしない。市民自身が見守ることが不可欠」という声を踏まえた取り組みである、と説明がありました。

今日の質疑&答弁の主な点を以下、速報的に報告します。※私のメモから起こしたので正確なものではありません。

Q.市長による諮問の頻度、会議の開催回数の予定は?
A.毎年度3回程度を予定。検証対象となる事業を3つ程度抽出してもらい、第1回で諮問、第2回目に議論、第3回目で答申という流れを考えている。26年度は会議設置を受けて委員選考等を行うので、下半期からになる見込み。

Q.会議は市長の諮問以外にも自ら開催は可能か?
A.第6条で会議は会長が開くとしているので、可能。回数が増えることもあり得ると考えている。

Q.検証方法は?
A.手法も第1回に検討いただくが、透明性がありわかりやすい方法を採用していきたい。

Q.7名とする委員の構成は?
A.2名は自治、協働に造詣が深い方を学識経験者として。3名は市民枠として市内自治会やNPO、ボランティア、公益団体等から相応しい方をお願いする。2名は公募委員として、市報等で募集し、作文を出していただく形で選考したい。

Q.可否を問う場面は想定されるか。
A.内容においてではなく、会議の公開や傍聴ルール等について諮ることがあるかもしれない。

Q.条例の名称はどう検討されたか・
A.市民会議から示された「見守り」という言葉を大事にした。

Q.4月1日の基本条例施行には遺漏なしか?
A.まずは職員がしっかり理解して市民へ伝え、共有していくことに全力を挙げたい。

Q.この会議についての市民会議での主な意見は?
A.市民会議や有識者でしっかり検証したい、市長が交代しても簡単に見直せないようにすべき等だった。自治基本条例市民参画推進審議会では、そのことについて異論はなかった。

Q.条例自体の見直しという意味と、条例に沿って市の施策が進められているかという意味の両方があるはず。市民会議では前者の意味合いが強かったのではないか。
A.確かにそういう面もあった。この条例では、市の施策について検証するためのものとしている。

Q.市の施策といっても幅広いが、どうするのか?
A.予算上は600を超える事業があり、新規事業が中心になるのではないかと考えているが、委員の意見を踏まえて決めていきたい。

Q.公募すると答弁があったが、なぜ条例に書き込まないのか?
A.公募委員は当然だと考えており、わざわざ書き込んではいない。

Q.学識経験者や市民委員枠はどう決めるのか?
A.庁内で十分検討して決めていく。

Q.住民投票条例は別に定める、と基本条例にはあるが、住民投票条例制定も検証対象なのか?
A.この会議の対象事項ではない。別途策定に向けて進めていくことにしている。

Q.検証会議として、市民対処のアンケート等は想定しているのか?
A.必要に応じて行うことはある。

Q.対象事業を新規中心に絞ってとのことだが、むしろこれまで続けてきた事業やその担当にこそ、基本条例に沿った展開をしているかどうかのチェックが必要なのではないか。若い職員や新しい事業より、役所の当たり前が染みついている職員の方が懸念される。市民協働課ができて「協働はそちらの課へ」という対応をする職員が今でもいることを考えると、自治と協働が全庁の「風土・気風」となるよう進めていくことこそ大事ではないのか。また、これまで策定に携わった方たちが希望すれば検証に参加できることも考えてほしい。
A.確かに個別事業だけではなく、横串を刺したような点検や全庁的な取り組みを通して市政のレベルアップを図ることが重要だと考えているので、検討していきたい。

「みんまち条例」はできたけれど…

一昨日、自治会の活動中の出来事を思い出したので、ちょっと書いておきます。

市内で長く民生委員や福祉協力員等を務めてこられて、いわば事情通の部類に入り、地域からも信頼されて発言力もあるとお見受けしする70歳前後のおばさまが、「ねえ議員さん、東村山の道路や川はどうしてよくならないの?母子家庭とか小さい団体とかに小金を渡すのはやめて、もっと大事なところに使いなさいよ」と度々言って来られます。実はこういう方は少なくないのです。
かなりガッカリしつつ、「この町内から市長さんを12年間も出していて、都議さんだって2人も3人もいた時期もあるし、議長まで務めた市議さんだっておられたそうじゃないですか。どうして進まなかったんでしょうね?私も理由を知りたいですよ」と尋ね返して差し上げます。
で、先日またそうおっしゃるので、「市の仕事を長年受けてくださってきて、市の財政がどうなっているかとか、どこになぜお金がかけられているのかとか、そういうことを学んだり聞いたりする機会ってなかったんですか?」と尋ねたら、「ないわよ。だいたい、そんなこと聞いたら嫌われるじゃない」と。

あ~あ…自治とか協働とか何ですか?の世界。
ですが、嘆いていても仕方ないので、こういう方たちを巻き込んで学びの場をつくったりすることも、私の仕事なのかもしれない、と思い直しています。

「東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例(※名称が長いので、みんまち条例と一部では呼ばれているらしいです)」の市民説明会が先日から続いていて、私も先日、廻田公民館に出向きました。雨が激しく降っていたこともあると思いますが、参加者は少なく…。
説明を聞くまでもない顔ぶれだったので、担当課長と係長と一緒に「どうすれば多くの市民と共有できるか」の作戦会議に切り替え、1時間くらいあれやこれやと話をしました。
まずは、市の職員がもっともっと地域に飛び出し、市民の中に飛び込んでいかないと、市民からは何がどう変わったのか、よくなっていくのか、が全然見えないでしょう。
互いの立場を理解しつつ飛び越えながら、理屈抜きに「一緒につくりだす」ことの喜びを実感できるような仕掛けがどうしても必要です。
お任せと責任追及、他人事のまちから、自治と協働、自分事のまちへと進んでいくことは容易ならざることだと日々感じることばかりですが、私自身も知恵絞って汗かいて、発信と行動を続けて行かねば、なのです。

今夜7時から8時半の予定で、一連の日程最後となる「みんまち条例市民説明会」が中央公民館で開かれます。
http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisei/keikaku/jichikihon/sakuteitorikumi.html
お時間あったらぜひご参加ください。

東村山の予算委員会って(2)私の質疑通告書を一挙公開!

タイトルにビックリマークをつけるほどのことではありませんが…。

ということで、前の記事の続きです。

私は昨年1人会派に戻ったので、今回は絶えず9会派のラストバッターを務めます。
ですので、ニッチ&なるほど!と思うような点を挙げないと、自分の番になる頃には通告した項目がことごとく他の会派によって片づけられ、骨と皮だけになっている可能性があります。
しかし仮にバッティングしてしまっても、自分なりの視点をしっかり持ってさえいれば、前の議員よりも深く掘り下げることが可能です。
偉そうに御託を並べたほどの内容かどうかは別にして…提出した通告書計12枚をアップします。

26予算通告 歳入1 001

26予算通告 歳入2 001

26予算通告 歳入3 001

26予算通告 総務費1 001

26予算通告 総務費2 001

26予算通告 民生費1 001

26予算通告 衛生費1 001

26予算通告 衛生費2 001

26予算通告 土木費1 001

26予算通告 土木費2 001

26予算通告 教育費1 001

26予算通告 教育費2 001

気づきの宝庫・公民館利用者懇談会の傍聴から

10時から開かれた公民館利用者懇談会を傍聴してきました。
昨年8月31日に初めて開かれた時は全体から質問を受けて職員が回答するという形でしたが、2回目の今日は、中央公民館と4つの地区館(秋津、富士見、萩山、廻田)の利用団体の方たちが、それぞれの館毎に1グループとなり、そこに職員が1名ずつ入ってのグループ討議形式で進められました。

DSC_3273
続きを読む

3月定例市議会初日が終了

こんばんは、佐藤です。
3月26日までの29日間の会期で、3月定例市議会がスタートしました。

日程や議案一覧は市議会HPからぜひご覧ください。

手短に今日の報告をします。

午前中は市長による施政方針説明後、39件の当初議案のうち31件を市長の提案説明を受けた後に各委員会に付託。

午後は予算委員会の第1回を開いて正副委員長選挙。
委員長には熊木13、福田4、奥谷4、白票1で熊木敏己議員。副委員長には石橋13、山口4、島崎4、白票1で石橋光明議員。私は熊木、石橋両議員に投票。

その後、常任委員会に付託せずに本会議で即日決める議案の審議に。
◆報告1号:専決処分(一般会計補正予算)…急きょ行われた都知事選挙関連の予算執行について。賛成多数で可決。
◆議案25号:昭和病院企業団規約…公立昭和病院組合を公立昭和病院企業団とするもの。賛成多数で可決。
◆議案26号:後期高齢者医療広域連合規約の一部変更…賛成多数で可決。
◆議案27号:車イス転倒事故に関する和解…職員が誤って介護中の車イスを転倒させてしまい、和解金220万円余を執行するため。全会一致で可決。
◆議案31号:後期高齢者医療特別会計補正予算…賛成多数で可決。
◆議案32号:介護保険特別会計補正予算…賛成多数で可決。
◆議案33号:下水道特別会計…賛成多数で可決。
◆議案39号:教育委員の選任…任期満了を迎える吉村正委員の再任を求めるもの。賛成多数で可決。賛成多数で可決。

ということで、19時20分頃に終わりました。
その後、議会報編集委員会に出席し、20時半近くに全て終了。

明日は3名以上の4会派による代表質問です。
小町明夫(自民)、石橋光明(公明)、山口みよ(共産)、朝木直子(良くする会)の順で登壇しての質問です。
慣例上再質問はなく、市長と教育長が用意された答弁書を読むので、決して闊達な場とは言えません。今、何が主たる問題なのかをつかめるという意味はあり、会派毎の考え方や品位なども透けて見えるかと思いますが、議論する議会を進めようという中で、廃止も含む見直しが必要だと考えている事項の一つです。

あ、そろそろ庁舎の夜間玄関が閉まります。
残る宿題はPC抱えてどこかでノマドってことにします。

予算参考資料(議会事務局編)について

予算参考資料
おはようございます。佐藤です。
以下は今朝の東村山市議会事務局のツイートです。

★東村山市議会 @hm_city_gikai
26年度予算について効率的な審査ができるよう『予算参考資料』を作成しました。各課が作成し議会事務局が取りまとめたものです。市議会ホームページの3月定例会議案一覧「議案第34号一般会計予算」の欄に掲載しました。ぜひご覧ください。
平成26年度予算 参考資料
続きを読む

3月議会の一般質問は

2月26日(水)に開会する3月定例市議会。
告示日の今日、市長から提出された議案一覧や、議会としての正式な日程は、今夕には議会事務局によって市議会HPにアップされる見込みです。

それに先立って先ほど11時締切で提出した一般質問の通告書。
全員分は同じく市議会HPに掲載されますが、まずは自分自身のものをアップします。

26年3月議会 一般質問通告書-page-001
26年3月議会 一般質問通告書-page-002 jpg

テキストはコチラです↓

1.待ったなしの「子どもの貧困対策」にどう取り組むのか

子どもの貧困対策法が1月17日に施行された。国としての基本はようやく整えられようとしているが、他の施策同様に国が何かしてくれるという時代ではない。つまり、最も住民に身近な基礎自治体の課題意識と主体性の差が、そのまま施策展開の範囲やスピードの違いとなって表れ、住民の幸福度の差異となりかねない。迅速な取り組みを求めて、以下質問する。

1)福祉、教育所管はそれぞれ、当市の子どもたちの貧困の現状をどう認識しているか。子どもの貧困率、就学援助率、ひとり親世帯の推移等の実態と、窓口などで直接、間接に把握している実情についてしっかり説明いただきたい。

2)同じく両所管に伺う。法が謳う「地方公共団体の責務」を踏まえ、自らの使命をどう受け止め、早急に着手すべき施策についてどのように考えているか。

3)貧困の連鎖を断つための具体的な手立てが求められる中、とりわけ深刻度を増す「ひとり親家庭」への支援については、国の社会保障審議会で議論が重ねられてきた。中間まとめ「ひとり親家庭への支援施策の在り方について」で示された概要とポイントについて説明いただきたい。

4)国は「ひとり親家庭への総合的な支援体制の強化について」として関係予算8億2千万円を26年度予算案に盛り込んだ。この方向性は今後さらに加速されると思われる。当市ではどう対応していくのか。

5)中学校卒業前後の支援について24年9月議会で問うたが、その後の取り組みについて伺う。高校進学支援と高校中退の防止、中退者の支援は、何よりも貧困の連鎖を断ち、本人の生きる希望を支えることになり、同時に納税者としての市民を育てることにもつながる。市教委として相談窓口を早急に明示し、関係する機関との連携を図り、高校卒業を支援していただきたい。

6)当事者からのSOSをワンストップでキャッチする仕組みは、いつになったら設けられるのか。自殺対策と同様に、当事者が抱える悩みは多岐に亘り、本人は混乱、混迷のただ中にあることが多い。だからこそ、全てを受け止めて仕分け、腑分けし、適切な機関につなぐとともに、課題解決まで寄り添うことは、最も身近な存在の基礎自治体にしかできない。

7)荒川区の「あらかわシステム」や日野市の「セーフティネットコールセンター」は当市ではどうすれば実現できるのか。実現できないのであれば、それを阻む要因は何か。それぞれの実践からしっかり学んでいただきたい。インターネットからの情報ではなく、生の声を聴いた上でお答えいただきたい。

8)最後に市長に伺いたい。18歳未満の市民の不幸度を最小にしていくことは、現在にも将来にも極めて大きな意味を持つと考えるが、いかがか。

2.教育委員会制度の改革を自治、分権の視点から主体的に進めよう

 教育委員会制度のあり方が大きく変えられようとしている。国における制度見直しの主たる論点をふまえつつ、当市としての考え方を問いたい。

1)文部科学省が「教育委員会制度について(初等中等教育局・25年2月)」の中で「地方教育行政について指摘されている課題」として挙げている以下の点について、市教育委員会としての見解を伺う。
・権限と責任の所在が不明確
・地域住民の意向を十分に反映していない
・教育委員会の審議等が形骸化している
・迅速さ、機動性に欠ける

2)中央教育審議会として「今後の地方教育行政の在り方について(審議経過報告・25年10月11日)」において「検討の視点」として挙げている以下の点について、市長の見解を伺う。
・教育長及び教育委員会の権限と責任の明確化
・政治的中立性、継続性・安定性の確保
・首長の責任の明確化

ニュースレター53号の配布を始めます

45年ぶりの大雪から一夜明け。
そういえば遥か遠い記憶で、住んでいた団地のベランダの高さまで庭に雪が積もったのを覚えているのですが、あれが5歳の頃だったのだと今回ようやくわかりました。

午前中3時間ほど汗だくで雪かきをしたら、左右の腕や腰にやや違和感が残っています(^_^;)

さて、都知事選挙が終わったら配れるようにと思いつつなかなか作業が進まなかったニュースレター53号ですが、どうにか作り上げました。
印刷して明日の朝には駅頭に立って、あとは時間をつくって配り歩きます。
今回はA4表裏仕立てにしてみました。

53号1面

53号2面

映画のご案内(その2)「遺言 原発さえなければ」

「遺言 原発さえなければ」福島の3年間-消せない記憶のものがたり

「遺言 原発さえなければ」予告編

こちらは、豊田直巳さんと野田雅也さんが共同監督/取材・撮影を務められた、3時間45分-800日間の記録を収めたドキュメンタリー映画です。

続きを読む