小さな一歩ですが、確かな一歩。市議会として市長へ初めての政策提言

平成26年4月にスタートさせた議会基本条例の13条2で定めた政策研究会。
これは、議会がチェック機関としてだけでなく、自ら政策提言を積極的に行っていこうという意思で設けた制度です。

平成26年12月に採択した★「いじめ問題への取り組みを市民に開かれた形で進めるよう求める陳情」★を踏まえて数人の議員で協議を重ねた上、28年10月、「いじめで泣く子を出さないために」と名付けた最初の政策研究会を、当時の全会派にあたる7会派11人が自らの意思で参加して立ち上げました。
足の引っ張り合いや敵味方論ばかりに支配されてきた面が強い東村山市議会にとっては、全会派が自主的に参加する場などもちろん初めてのことで、調査研究活動やメンバー間の協議の場は、まさに手探り、試行錯誤の連続でした。

提言内容は大きく2点です。
1.いじめ防止推進法においては、いじめ防止の取組みは「自治体の責務」とされている。このことを踏まえ、現在は教育委員会が主体となっている「いじめ防止等のための基本的な方針」を、市が主体となるように改められたい。

2.「いじめ問題調査委員会」は現在、教育委員会として規則で設置し、小中学校教員経験者、臨床心理士、小児科医、保護者で構成されている。しかしながら、重大事態の発生時に速やかかつ適切で十分な対応が取られるためには、平素から、子どもの人権や権利擁護に詳しい弁護士を加えた条例設置による附属機関として取り組まれることが望ましいと考える。

ここまでずいぶん時間がかかったと思いますし、辿り着いた報告、提言には、市民の皆さんからは手厳しいご意見をいただくこともあるだろうと思っています。
しかし、考えが大きく異なる者同士が同じ方向を目指して同じ船に乗り、侃々諤々やって、誰も船から降りることなく報告書まで辿り着いたことには、私個人としては正直たいへん感慨深いものがあります。
参加メンバーは…
朝木直子(草の根市民クラブ)/石橋博(自民党・座長)/かみまち弓子(立憲民主党)/小林美緒(自民党)/佐藤まさたか(ともに生きよう!ネットワーク)/島崎よう子(市民自治の会)/白石えつ子(ともに生きよう!ネットワーク)/山口みよ(日本共産党)/横尾孝雄(公明党)/渡辺みのる(日本共産党) ※五十音順 ※伊藤真一議員も議長就任時までメンバーでした

6月20日に議長に提出した報告書を全議員で共有した上、本日7月3日、市長に対して政策提言を行いました。

またこの内容については、8月4日(土)に開催する議会報告会の場でもお伝えする予定です。
詳細は★提言書★をご覧ください。
市長に提言
市長へ提言手渡し

東村山市の福祉行政の最大のパートナー

「社協大会(東村山市社会福祉協議会)」@中央公民館ホールにお邪魔してきました。

 壇上には渡部市長、伊藤議長、木原衆議院議員(代理で秘書さん)、谷村都議、尾崎都議、関野都議が並び、大会の重みを感じました。
 客席には厚生委員会の席も用意していただき、熊木敏己、渡辺英子、さとう直子、かみまち弓子各議員と私の委員6人中5人が出席し、他の議員も何人か参加。市の健康福祉部の幹部職員も出席されていました。
大原会長挨拶

市長挨拶

議長挨拶

廻田ゴルフ会 表彰

ぽんたくん

成年後見人制度

生活支援コーディネーター

第5次地域福祉活動計画

活動計画発表会

We Love東村山プラン

募金

ご寄附
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立川市へ「いじめ防止条例」を学びに

政策研究会「いじめで泣く子を出さないために」のメンバー4会派7名(3会派4名は欠席)で立川市を訪ね、いじめ防止条例について教育委員会の方からお話を伺ってきました。
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この研究会を会派を超えて立ち上げた大きな理由が、「基本方針を策定したので条例化は不要」という東村山市の姿勢に疑問を抱いたことにあるわけですが、昨年10月から月イチペースで様々な勉強会を重ねて来た上での今日の場。
ご説明と質疑応答を通じて、少なくとも私自身はそれらの疑問点の数々が氷解した思いでした。

微に入り細に入りの質問に対しても明快に答えてくださった教育委員会の小瀬指導課長さんと金井統括指導主事さん、そして冒頭に思いのこもった熱い歓迎のご挨拶をいただいた小町教育長さんに心より感謝です。

内容については、今日参加できなかったメンバーとも共有し、整理してアップしたいと思いますが…忘れないうちに重要だと思った点を何点か。

★条例化を発議したのはその必要性を感じた教育委員会自身。
★議会による議決が必要な条例とすることで、市を挙げてオール立川で取り組むことができ、市民の理解を得ることにもつながる。条例と、それに伴って基本方針を策定したことは、立川市にとってバックボーンとなっている。
★いじめ認知件数が他市より多いことは全く問題ではなく、早期発見ができている証。認知してどれくらい解消したか、こそが問題。認知する態度が深刻化を防ぐ。蓋をしてはいけない。
★「ネットワーク型学校経営システム」の導入と、取り組みの「見える化」によって、言葉だけではない連携につなげる。
★スクールソーシャルワーカーは5人配置で全て心理士資格者。1人は常駐で4人は派遣。元校長はSSWとしてではなく「学校経営支援主事」として配置し、不登校支援チームとして活動している。

☆立川市のいじめ根絶の取組みについてはコチラ(立川市のHP)をご覧ください☆

やる気ゼロの自殺対策(怒)

たまには怒っていいですよね。
今日は久しぶりに頭に来ました。
予算委員会で、自殺対策について質疑に立った際のことです。

「自殺対策予防講演業務委託料 27年度の取組みを具体的に説明願いたい」と、事前通告通りに切り出しました。

こちらの録画の50分過ぎから62分くらいまでをご覧いただければ幸いです。
◆予算委員会3日目Ustream
佐藤 自殺対策
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「緑のシンポジウム」へぜひ!

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明日から3月定例市議会が始まります。
ますます慌ただしくなりますが、主戦場なのでしっかり1か月間務めあげたいと思っています。

そんな中、週末に市の行事が目白押し。
まずは今週末(28・土)午後2時から、市役所いきいきプラザ3階のマルチメディアホールで「緑のシンポジウム」についてです。
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北川についていくつかのお話

先日、実にステキなものをいただきました。

発行は「北川かっぱの会」。
編集協力は八国山たいけんの里「はっちこっくメイト」自然部会。印刷はコロニー東村山印刷所。

八国山・北山公園の生き物観察ガイドと書かれた面を広げると地図大になり、「雑木林と水辺の今」「絶滅の危機にある生き物」「八国山を食べる」「外来生物とは」「八国山や北山公園で遊ぶ」「北川かっぱの会とは?」とそれぞれのページに写真入りのコラムが並んでいます。

 

そして裏返すと…下の写真のように「八国山・北山公園の生き物ミニ図鑑」として、樹木19、草花28、キノコ9、昆虫25、鳥30、そしてホンドタヌキとニホントカゲ…計103の生き物の写真とミニガイドがついています。
写真は全て、かっぱの会の皆さんをはじめとする地域の方たちが実際に八国山と北山公園で撮影したものだけだそうです。
実にきれいに、そしておしゃれに並んでいるではありませんか。

活動、イベントを通じて、参加された方たちに手渡していきたいとのこと。

北川かっぱの会のホームページはコチラです。
北川かっぱの会は、実に様々な活動を地域に根差して展開されていますが、その一つに「北川水辺倶楽部」による毎月1回の北川清掃があります。

今月は今秋土曜日(12日)午前8時半から10時まで。いつもよりも30分ほど繰り上げての活動です。

 

8時半にゴム手袋持参で、北山小学校正門前に来ていただくとどなたでも参加できます。
川に入るための太ももまである長靴は貸してもらえます。
川面の高さから見る景色は、都内であることを忘れさせてくれます。

そして、清掃が30分繰り上がる理由は、10時半から「北山公園整備計画に関する意見交換会」がふるさと歴史館で開かれるからです。
通称「川ばた会議」として、行政と市民が同じ目線で北山公園とその周辺についての意見交換を行える場として長年継続されてきたテーブルです。
これもどなたでも参加できます。

そしてそして、多摩湖町から野口町、諏訪町までを流れる北川全体を総出で掃除しようという年2回のイベント「北川クリーンアップ」は、5月20日(日)に行われます。
集合地点は、八国山たいけんの里(野口町)前と精心幼稚園(諏訪町)近くの橋の2か所。
10時開始ですので、それまでに長靴、ゴム手袋のいでたちでお越しください。
初夏の川、ホントに気持ちいいですよ。

川ばた会議もクリーンアップも、市ホームページのカレンダーに載っていませんが、近々(明日かな?)アップされることでしょう~。

 

講演会「公害裁判・イタイイタイ病を語りつぐ」

この秋、一つの回想録が出版されました。
公害裁判~イタイイタイ病訴訟を回想して

公害裁判

この出版を記念して、来年2月12日(土)、著者の島林樹(しまばやし たつる)さんの講演会を企画されている方からご案内をいただきましたので、紹介させていただきます。

講演会「公害裁判・イタイイタイ病を語りつぐ 島林樹の闘い」

日時:2011年2月12日(土)午後1時30分~

場所:国分寺労政会館 4階 第5会議室

資料代:200円

主催:「イタイイタイ病」島林樹弁護士講演会実行委員会

問い合わせ:042-395-8035(福岡)

日野市自殺対策シンポジウムから

昨日は、日野市で開かれた自殺対策シンポジウム「ともに生きる地域社会のために」に出向きました。
日野市は来年3月議会に向け、「(仮称)自殺総合対策推進条例」策定を進めています。日野市自殺対策シンポジウム
シンポジウムでは、まず当事者であるお二人の遺族の方のお話がありました。ツイッターで現場から少し報告をしてはいましたが、伺っていて本当にきついところは、つぶやけませんでした。
ただただ、自殺を個人の問題とすることなく、社会全体の問題として、地域社会が受け止めていける仕組みづくり、基礎自治体として手を打ち始めることの大切さを感じ続けていました。

私は12月議会の一般質問で、「生きる支援としての自殺対策」として、初めて自殺の問題を正面から取り上げることにしています。
しかし、先日、北千住で開かれた足立区主催のシンポジウムもそうでしたが、こういう場は質問のため、などではなく、私自身の人生にとって本当に大事な場だと感じます。
12月2日(木)の午前中に立つ見込みですが、何ができるのか、どうしたらよいのか、をともに考える最初の場としたいと思っています。

昨日のツイートに若干加筆修正をして、報告させていただきます。 続きを読む