市議会の公的な活動は当面休止です

市が6月いっぱいのイベント中止を決定したを受け、議会対策本部も会合を開き、以下のことを決めました。

1.議会報告会について

 5月16日(土)に予定していた報告会は中止とする

2.閉会中の委員会について

 4月と5月の常任委員会、特別委員会は中止する

3.基本条例検証作業と継続中の活動量調査について

 4月と5月に予定していた議会基本条例検証作業のための協議会は延期とし、ロードマップを繰り下げる
   なお、現在行っている各議員の活動量調査については2月分と3月分までで一旦休止する

4.今後の市への要望等について

 これまで通り、議会本部として集約して行政側に伝えるので、会派としての要望事項があれば、毎週月曜日(17時まで)に議会事務局まで提出し、正副議長が取り扱いを判断する

市内小中学校の再開はGW明けに

春休み明けの市内小中学校の対応が公表されました。

GW明けの5月7日に再開するまで、週1程度の登校日以外は休校が継続されます。

小中学校の入学式は予定の日時に、保護者1名だけの参列OKで実施されます。

始業式も予定通りです。

小中学生のための校庭開放、小学校低学年の学校受入れ(事前登録制)等が行われます。

詳しくは★市HP★をご覧ください!

#東村山 #コロナ対策

新副市長を迎えて

東村山市議会の2020年度は、全員協議会からスタート。午前11時から全員協議会が開催されました。

今日のメインは3月26日の市議会本会議で選任同意した新たな副市長・松谷いづみさんの紹介でした。副市長や教育長、教育委員、監査委員等、市長から市議会に提案される重要な人事案件については、ルール上は事前にご本人が候補として紹介されることはないので、プロフィールや議場での質疑&答弁によって判断していくしかありません。事前に…ということも以前議論したことがあるのですが、整わず。その時に決めたのが、定例議会の初日に決まった人事はその議会中に、最終日であれば次の議会の初日に、というルール。今回はちょっと先過ぎるので、今日ということになりました。

以下は、議長挨拶から始まった協議会での市長と副市長の発言を私なりに記録したメモです。

渡部市長)

・松谷副市長が本日着任された。また、人事異動によって管理職に昇任した職員も紹介したい。まずは、亡くなられた志村けんさんに哀悼の誠を捧げたい。「志村けんの木」に花束を置く人が後を絶たず、ちょうどバス停前で交通の支障になったために取り急ぎ献花台を設けた。積極的に設けたものではなく、それによって交通渋滞が起きており、滞留によるクラスター発生の危険などを考えて、自粛をお願いしている。とはいえ志を無にすることもできないので、しばらく様子を見たい。

・現時点では市内での感染者は確認されていないが、三鷹市では複数発生し、死者も出ているとのこと。昨日は都内で78人の感染者と報じられており、いつ何時どういう状況になるかわからないので警戒を強めている。

・都は都立高校の再開をGW明けにする報じられた。国の専門家会議の動向も踏まえ、市としては対策本部会議を明日開催するが、4月6日とした再開の延期もあり得ると考えている。正式に決まれば議長を通じてお知らせしたい。市民の命と安全の確保を最優先して市政運営していきたい。

松谷いづみ副市長)

まず、志村けんさんのご逝去に謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りしたい。この度、市政に携わる機会をいただき身に余る光栄であり、職責の重さに身の引き締まる思いがしている。 

都の職員としては様々な仕事をしてきた。一部を紹介すると、平成25年に防災部に所属していた時には台風25号が伊豆大島を直撃し、都の災害対策本部の一員として不眠不休で対応に当たらせていただいた。病院本部の時には、公社病院、都立病院のすべてに患者支援センターを設置し、ワンストップ対応を進めてきた。

微力だが、渡部市長の元で市政の更なる発展に全力に尽くしていきたい。 

松谷さんは東村山市政初の女性副市長で、都庁からの派遣という形も初めてのことです。 このあと、新任の次長2人と課長8人が野崎副市長によって紹介されました。

ゆく人 来る人

志村けんさんが急逝され、悲しみに暮れる東村山。 あと3か月と少ししたら駅前の通りを聖火を手に走っていたはずの方が…未だに信じられず、実感が湧きません。衷心より御冥福をお祈りいたします。

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さて、年度の変わり目である3月31日は、特にこの仕事に就いて以来、本物の大晦日よりも大切な節目に思えます。
特に今年は、長い間本当にお世話になった信頼申し上げる方がお仕事を離れられるということで、せめて一言だけでもお礼の気持ちを伝えたいと思い、昨日は半日ほどかけてご挨拶に回りました。

地元の小学校の校長先生は、何と12年間の長きにわたり、子どもたちを育み、その気さくなお人柄でまさに地域の顔として共に歩み続けてくださいました。定年されてからも5年間再任用を重ねてこられたので、もしかしたらこのままずっと…と思っていましたが、それはさすがに叶わず。昨日も颯爽とされており、校長室の片付けの手をとめて、冗談も交えて優しくご対応くださいました。

東村山市商工会の事務局長さんは、私が議会に入った翌年に着任されて16年間、歴代3人の商工会長のもとで実質的なチーフディレクターとしてこの街の振興に尽くしてくださいました。いつお会いしても、明るく率直で、時に熱く語る兄貴のような方で、今日も「最初(おそらく西口再開発問題のこと)からいろいろあったねぇ」と振り返りつつ、現在のコロナ禍の事業者を案じ、対策について語ってくださいました。

そして、このお二人をしのぐ17年間…つまり私の初当選と同じ春に他部署から異動して来られて以来、東村山市役所の情報公開窓口を担って来られた職員の方が、退職をされました。
2003年当時、情報コーナーは本庁舎4階、総務課文書係の片隅にあり、翌年になって1階へ拡張移転。
先輩もおらず右も左もわからなかった私は、わからないことや疑問点があると情報コーナーへ行って資料を漁り、入札経過調書をコピーし、書架にないものは公開請求を数多く出して、対応いただきました。特に西口再開発問題、りんごっこ保育園問題で大揺れだった頃は半分住人のようだったことを思い出します。
求める資料が特定できないことも多く、「〇〇〇に関して調べたいのですが…」という曖昧な要求にも的確に答えてくださいました。
情報とは何か、誰のものか、どう活かすべきなのか、どう使ってはいけないのか…時に厳しく率直な意見もしてくださいました。
情報コーナーは今春、同じフロアの市民協働課がいたオープンなスペースへ移転しました。(市民協働課も同じ1階で移転)
「あとは新しい係長に託しましたから」と笑顔でご挨拶くださいました。

5回の選挙のうち4回お世話になった選挙管理委員会事務局長、いつも明るくざっくばらんに現場のことをおしえてくださった市民課長、総合受付のチーフとしていつも来庁者に寄り添った対応をされていた方…。立場は違っても市民のため、市のために一生懸命勤めてくださった方ばかり。

心より感謝を込めて…
本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。

今日から新たな年度がスタート。
11時から全員協議会を開催し、3月議会最終日に選任に同意した新しい副市長の紹介がある予定です。

【速報!】3月議会の議案・陳情に対する全議員賛否一覧

昨日で3月定例議会が閉会となりました。

いつも通り一覧表を個人的に急いで作成しましたので、公開します。

3月議会は、何よりも新年度の予算審査と決定が重要ですが、今回はそれと同じかそれ以上の意味を持つと考えていた「副市長」の選任議案が昨日の最終日に上程、議決されました。

賛成多数で選任に同意したのは、松谷いずみさんという方。東村山市としては初めての女性、48歳、都庁から現役の部長職の派遣という形を取り、東村山市職員生え抜きの野崎満副市長との2人体制となります。

この件については、昨年12月議会で、従来の1人制から2人制へと変更する議案が提出された際、政策総務委員会の審査に私たちの会派からは白石えつ子議員が臨み、議論していますので、次の記事で詳細を書きたいと思います。

それを含み、3月議会で議決した市長提出議案は全23件、議員提出議案(国への意見書)は1件、結論を出した陳情4件でした。

※あくまでも私自身の記録のためのメモを元にしていますので、正式なものではありません。間違いがないように確認をしていますが、もしあった場合は速やかにお詫びし、修正をします。正式なものは市議会だより5月1日号で公表となります。

新年度予算案に対する賛否&会派討論

Facebookやツイッターばかり書いていて、ブログは丸々1か月ぶりになってしまいました。新年度予算案を審査する予算特別委員会の4日間が先ほど終わりましたので、その結果を報告し、一般会計に対して行った討論(意見表明)全文を掲載します。

まず、賛否の結果です。(熊木議長と石橋副議長は委員会委員ではなく、小町委員長は賛否に加わっていません)

【一般会計】 賛成…自民党(6名:土方・小林・下沢・清水・志村・木村)、公明党(5名:伊藤・駒崎・村山・渡辺英・横尾)、つなごう!立憲・ネット(4名:白石・かみまち・藤田・佐藤ま)、国民民主党(1名:鈴木) / 反対…共産党(5名:渡辺み・山口・さとう直・浅見・山田)、草の根(1名:朝木)

【国民健康保険特別会計】 賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、つなごう!立憲・ネット(白石、かみまち、佐藤ま)、国民民主党(1名) / 反対…共産党(5名)、草の根(1名)、つなごう!立憲・ネット(藤田)

【後期高齢者医療特別会計】  賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、つなごう!立憲・ネット(4名)、国民民主党(1名) / 反対…共産党(5名)、草の根(1名)

【介護保険事業特別会計】  賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、つなごう!立憲・ネット(4名)、国民民主党(1名) / 反対…共産党(5名)、草の根(1名)

【下水道事業会計】  賛成…自民党(6名)、公明党(5名)、 共産党(5名)、 つなごう!立憲・ネット(4名)、国民民主党(1名) / 反対…草の根(1名)

続いて、つなごう!立憲・ネットを代表して私が行った一般会計予算案に対する賛成討論全文です。持ち時間が残り少なくなったため、ちょうど2分間にまとめました。

つなごう!立憲・ネットを代表して、賛成の討論を行います。

本予算案編成後の社会状況の急激な変化が、2年度の市民生活に深刻な影響を及ぼすことが懸念されます。着手済の都市基盤大型プロジェクトは遅滞なく、費用が膨れ上がることなく進捗するよう注視しつつ、一方で、市民の命、特に声を挙げたくても挙げられない子どもたち、ひとり親、障がい者、高齢者、個人零細事業者など、目の前の現実に十分目配りをしてほしいと思います。「誰一人取り残さない」と誓うSDGsを次期の総合計画に掲げる以上、自治体としての覚悟が問われます。子ども、若者も主体者となれる政策展開を期待します。

民間提案制度を軸に展開する公民連携も、そのゴールは住民福祉の向上でなければなりません。民間事業者とも対等な関係を築き、新たな公共の創出が15万市民の幸福度を高めるよう、果断に挑戦を続けていただきたい。

会計年度任用職員制度がスタートします。民間からの派遣や連携がますます増える中、市役所で働くすべての人たちが意欲を持ち、人が育つ職場を。そしてこの時期、このタイミングで副市長2人体制にするだけの意義を実感できる体制、ワークライフバランスの取れた誰もが活躍できる働きやすい職場をしっかり作っていただきたい。

拡充を続ける生活困窮者支援の各事業、新たな社会福祉センター、障がい者就労支援、ふるさとハローワーク、そしてジョブシェアセンターによって、網の目の細かいセーフティーネットを張り巡らせていただきたい。

憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される。」の意味を噛み締め、「対話を積み重ねていく」ことで「よりよい民主主義」に近づく努力を行政と共に重ねながら進む一年にしたいと思います。

最後に、児童クラブ行政が新たなステージを迎えます。想定外の事態の中、懸命にご対応いただいていることに感謝いたします。その上で、「東村山市児童クラブの設置運営に関するガイドライン」が全てのクラブで遵守されなければなりません。特に児童クラブの質の確保には「保護者会・父母会の設置」は生命線でありますので、心して臨んでいただくよう求め、討論とします。

10年間の東村山市の土台となる計画へご意見を!

「東村山市第5次総合計画~わたしたちのSDGs~基本構想(案)」に関する意見募集 が行われています。

2021年度からの10年間、東村山市のあらゆる施策の土台となる計画です。

昨日から約2週間、市内13町で順番に、昼間(午後2時から3時)と夜(午後6時から7時)の2回ずつ、市民説明会が開催されています。

ご自身の町でなくても構わないのでぜひご参加いただき、率直なご意見をどんどん届けてください。※1と2は既に終了しています。

また、夜と言っても6時から7時の設定ではとてもとても参加できないよ、という方も大勢いらっしゃるはずです。

意見募集用紙に書き込んでの持参、郵送、FAX、メール、市HPのパブリックコメントのフォーム、と様々なチャンネルが用意されていますので、ご活用ください。

【説明会日程】

1.2月17日(月) 美住リサイクルショップ(美住町)
2.2月17日(月) 恩多ふれあいセンター(恩多町)
3.2月18日(火) 青葉地域センター(青葉町)
4.2月18日(火) 栄町ふれあいセンター(栄町)
5.2月19日(水) 富士見公民館(富士見町)
6.2月20日(木) 廻田公民館(廻田町)
7.2月21日(金)久米川ふれあいセンター(久米川町)
8.2月25日(火)萩山公民館(萩山町)
9.2月26日(水)社会福祉センター(諏訪町)
10.2月27日(木)多摩湖ふれあいセンター (多摩湖町)
11.2月28日(金)秋津公民館(秋津町)
12.3月1日(日)市役所北庁舎(本町)
13.3月2日(月)サンパルネ内「コンベンションホール」(野口町)

3月定例議会は来週21日(金)スタート!

うちの議会では下の写真のように各議員の通称BOXに、定例議会の1週間前の朝に議案や請願・陳情が配られます。市長による招集告示を受けた議長から招集通知が各議員へ出され、私たちは指定の期日に議場に集まります。

今日配布された書類は以下の13点です。
①市長招集告示/②議長招集通知/③3月定例会議案一覧表/④3月定例会議案資料/

⑤令和2年度 一般会計予算書/⑥令和2年度 国民健康保険事業特別会計予算書/⑦令和2年度 後期高齢者医療保険特別会計予算書/⑧令和2年度 介護保険事業特別会計予算書/⑨令和2年度 下水道事業会計予算書(今回から特別会計から公営企業会計へ移行します)

⑩令和2年度予算参考資料(議会事務局編)

⑪令和元年度 後期高齢者医療特別会計補正予算書(第2号)/⑫令和元年度 介護保険事業特別会計補正予算書(第2号)/⑫令和元年度 下水道事業特別会計補正予算書(第2号)

⑬3月定例会請願・陳情一覧表

13時半からは議会運営委員による協議会が開かれ、各議員の一般質問通告書に議会のルールに反する点が無いのかどうかの確認、会期予定、議案や陳情の付託委員会、会議録署名議員等を決定しました。

全議員の一般質問通告書、議案内容等については、本日中に議会事務局が★市議会HP★にアップしてくれると思います。

今年1回目の「議会報告会」にぜひご参加ください

東村山市議会は、2014(平成26)年4月に自ら定めた「議会基本条例」に基づいて、年に4回(3か月ごとに原則2会場ずつ…これまで計41回 )議会報告会を開催してきました。

ご参加いただいてきた皆さま、どうもありがとうございます。

次回は2月8日(土)午後2時~4時、中央公民館4階レクルームを予定しています。前日の7日(金)に全議員を対象にした別の公務が入っているため、1日だけの開催となります。

今回は「あなたの関心、どのテーマ?」と題し、後半の4つの常任委員会ごとにテーマを設けて、ご参加の皆さまと意見交換を行います。

◆政策総務委員会…「未来の東村山」/◎駒崎高行 〇小林美緒 伊藤真一 白石えつ子 渡辺みのる 鈴木たつお

◆厚生…「どうする?受動喫煙対策」/◎佐藤まさたか ○横尾たかお 下沢ゆきお 木村隆 浅見みどり 朝木直子

◆まちづくり環境…「東村山の道路を考える」/◎山口みよ ○小町明夫 石橋光明 清水あづさ 藤田雅美 山田たか子

◆生活文教…「誰も置き去りにしない教育環境(いじめ・共生)」/◎土方桂 ○渡辺英子 村山じゅん子 かみまち弓子 志村誠 さとう直子

会の前半は、議会報告として、①12月定例議会の報告 ②各委員会の視察報告 ③議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会について 

それぞれ各担当からお伝えし、ご質問やご意見をいただく時間も作ります。

当日は聴覚障害の方たちのために手話通訳をお願いしています。

また今回から、かねてご要望のあった視覚障害の方への資料提供に遅ればせながら対応させていただきます。お申し出いただければ、できる限りの資料等をテキストファイルでお渡しすることで、音声認識ソフトで事前に聞いていただけるようにしたいと考えています。身近に対象となる方がいらっしゃったら、ぜひ情報としてシェアいただけると幸いです。

ぜひぜひ今からスケジュールに加えていただき、ご参加くださいますようお願いいたします。

2019年をふり返って…私自身の10大ニュース

今年も明日を残すだけとなりました。56年間生きて来た中でも、激動という意味では屈指の365日間だったような気がします。

①元気だった母・清江が1か月の入院の末に他界(2月)

②落ち込みモードから仲間の皆さんの助けで抜け出て5期目の挑戦を決意&新しい戦い方で走り切って第5位(2,227票)で当選(4月)

③下の娘に女の子・晴南が誕生。私にとっては2人目の孫っち(8月)

④新たな4人会派「つなごう!立憲・ネット」を結成し、スタート(5月)

⑤5月から7か月間通い続けた手話入門クラスを楽しく完走(12月)

⑥議会運営の視察で犬山市議会&西脇市議会の本気度に触れ、大いに刺激をもらう(10月)

⑦年明けわずか30分でケガをして元日深夜の病院へ(1月)

⑧15年ぶりの2泊キャンプ(新潟県小千谷市)で命の洗濯(10月)

⑨体重が人生MAX(85kg)に届き、薬も増えてDr.に叱られる(11月)

⑩取り組んできたことが少し実を結ぶ…市内7つの中学校校則、見直しへ/いじめ問題調査委員会に弁護士常設へ/(全国)議会改革度調査で順位を少しだけ戻す(昨年103位⇒今年79位)

年明けからいろいろなことがあり過ぎた1年間であり、体調&体重管理は本気で何とかしないと2016年3月の緊急入院のようなことになりかねない…と反省の念をいだきつつ、多くの方の支えがあってとりあえず元気に新しい年を迎えられそうなことに心より感謝申し上げます。

もとより仕事柄から年賀状を出せない上に、喪中のため新年のご挨拶も控えさせていただきますが、新しい年が平和で希望を感じられる年になるよう、またそのために自分なりに努力することをお約束して、今年最後のブログ発信とさせていただきます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

荒井浩副市長退任

16時半頃、御用納めの日恒例の庁内放送がありました。以下、放送を聞き書きしたメモです。★全文は後刻、市HPのコチラにアップされると思いますのでご覧ください★

渡部市長より)

ご来庁の市民、職員の皆さんへ、一言ご挨拶を。今年も残すところ4日、市政推進へのご理解とご協力に厚く御礼申し上げます。

今年は1817年以来200年ぶりに譲位、平成から令和へ歴史的な節目。新元号の令和の文字に新たな希望を託した一年。皆さまにはどのような一年であったでしょうか。

4月の選挙で多くの皆さまからご支持をいただき、4期目に入りました。市の新時代を築き上げなければならない責任の重大さを感じ、誰もが希望を持って暮らせる、持続可能な東村山へ決意を新たにしました。

東村山となって130年、市制施行55周年の節目の年。先人の苦労を学ぶと共に5つの計画の策定を通じて30年、50年、100年先まで思いを巡らす年となりました。

長らくお待たせした都市計画道路3・4・27号線(さくら通り)が7月に開通したことが大きな出来事でした。市内の3つの中心核のうち、東村山駅東口と新秋津駅南口が結ばれたことで大きな効果をもたらすもので今後も3・4・5号線や3・4・10号線等を推進していきたい。

鉄道連続立体交差に伴って東村山駅が地下通路に替わりました。長年愛された駅舎は閉鎖され、今後解体工事に入ります。新しい街へと変貌していくことが強く印象付けられる年でした。

災害が大変多い年でもありました。全国的には地震、台風15号、19号で多数が亡くなるなど甚大な被害。当市では人的被害はありませんでしたが、浸水被害が12件発生。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、お見舞い申し上げ、復旧復興をお祈りしたい。

5月には防災ナビをスタートさせ、台風時には災害モードを起動させて実用化が図れました。風水害や首都直下型地震に備えて防災・減災対策の強化を図っていきます。都市の強靭化を図ることが極めて重要です。迅速かつ的確に備え、河川の改修、浚渫、都市計画道整備を進めるとともに、自ら命を守る自助、共助の啓発も進めたい。

2020年はオリンピック・パラリンピックが開催されます。当市では、志村けんさん、平沢保治さんが7月14日のリレーランナーに選ばれました。市民の心に残る日とすべく、準備を進めていきます。全庁一丸でリレーとセレブレーションを成功させましょう。

12月31日をもって荒井浩副市長が退任されます。平成24年1月1日以来、8年間にわたって私を補佐し、政策立案に大きな力をふるっていただくと共に、都の経験をもとに職員育成などあらゆる面でバージョンアップに貢献いただきました。心より感謝申し上げたい。健康に留意して、引き続き市政に助言を賜りたい。

1月1日からは野崎満副市長が誕生し、新たな理事者体制になります。市民の皆さま、職員の皆さんと力を出し合って扉を開いていきたい。ご理解とご協力を。来る年が実り多い素晴らしい年となるよう祈念して挨拶としたい。

荒井副市長より)

12月31日をもって退任することになった荒井です。8年間にわたって市役所の一員として務めることができた。ありがとうございました。

8年間で渡部市長のもとでハード・ソフト共に大きく前進しました。堅実な財政運営のもと、耐震化、リサイクルセンター、3・4・27号線の開通、みんなのまちづくり条例の協働原則に基づいて、包括施設管理、ジョブシェアセンター、民間提案制度など先駆的な実践が進みました。これは市役所職員の不断の努力の成果。職員がこれからも強い責任感と当事者意識をもって取り取み、自信と誇りをもって明るく、市長とともに笑顔あふれる東村山のために進んでほしい。8年間、仕事をさせてもらったことは幸運で光栄でした。市長と多くの皆さま、職員の皆さまに感謝申し上げ、ご健勝でのご活躍をお祈りします。お世話になりました。ありがとうございました。

この後、17時15分から、荒井浩副市長の退任式がいきいきプラザ1階で行われ、多数の職員、議員等が見守る中でご挨拶があり、長い長い見送りの列をくぐり、市長車で庁舎を後にされました。

長い間、本当におつかれさまでした。ゴルフがご趣味とのこと。ぜひお元気で第三の人生を謳歌されますようお祈りしております。

蛇足だとは思いつつ、書き残すべきだと思うのでもう少し。

「心ある」という言葉についてです。

12月19日(木)市議会最終日にも、すべての議事が終了した後に荒井副市長のご挨拶が本会議場でありました。当然、すべての議員が残り、管理職中心に50余席の傍聴席もいっぱいでした。その際、「職員や市民など多くの方に支えられた」と話される中で「~と、心ある議員の皆さま」という言葉を2回?3回?ほど使われたことに、大変残念…というか、悲しい思いをしながら聴いておりました。

なぜ、この場で、こんな言葉を使うのだろう?と。

そして今日の庁内放送でも退任式でも、副市長ご本人はそうおっしゃらないにも関わらず、市長と議長は 退任式で、「心ある議員」(が来ているという意味なのでしょうか)を用いました。

これまでも、前の市長や元の議長らが好んで使う言い回しで、 内輪ウケを狙って発せられることが多く、確かに今日も笑いが一部で起きていました。しかし聞いていて全く気持ちの良いものではなく、その都度ザラザラした気持ちにさせられ、悲しさと腹立たしさに包まれます。この言葉は「心ない」と位置付ける者がなければ成り立たない言葉であり、意図せずとも「分断」や「差別」を助長するものに私には思えます。

多様な立場や考え方や意見がある(東村山の場合は)15万市民の反映である市議会に向けて言うということは、どういうことなのか。市長の議長もよく考えていただきたいと思うのです。

年の締めくくり、目出度い日に何を野暮なことを…とお叱りを受けるかもしれませんが、ひとこと言わずにはおれない気持ちで書きました。お許しを。

【速報!】12月議会 全議員賛否一覧

昨日で12月議会が閉会となりました。

市長提出議案は26件、議員提出議案(国への意見書)1件、結論を出した陳情3件について、いつも通り一覧表を作成しました。

※あくまでも私自身の記録のためのメモを元にしていますので、正式なものではありません。間違いがないように確認をしていますが、もしあった場合は速やかにお詫びし、修正をします。正式なものは市議会だより2月1日号で公表となります。

4児童クラブの指定管理者候補

来年4月に学校内に新設される4つの「児童クラブ」。
指定管理者を指定するための議案が市長より今朝示されましたので、お知らせします。
この議案は、19日(木)の12月議会最終日で審議し、議決します。

提案された指定管理者候補者は、回田、秋津、北山は「株式会社こどもの森」、大岱は「株式会社明日葉」です。 

回田には6法人、秋津には5法人、北山には7法人が応募し、選定委員会は「こどもの森」を選定。「こどもの森」は市内久米川町で2001年から「わくわく保育園」を運営する会社です。

大岱には4法人が応募し「明日葉」を選定。昨年度から「野火止第2」児童クラブの指定管理者となっている法人です。 

議案には、選定の経過、応募のあった法人名、審査結果、決定した候補者情報、候補者となった法人の提案内容 等に関する資料が4つのクラブそれぞれに付されています。

#東村山 #市議会 #学童クラブ

副市長2人制をめぐる議論

11月29日に開会した12月定例議会。

初日には荒井浩副市長の後任に、現在の教育部長である野崎満氏を選任する議案に対して、自民(7人)公明(6人)つなごう!立憲・ネット(3人)、国民民主党(1人)が同意に賛成し、年明けの1月1日付で野崎氏が就任することが決まりました。

その後、12月2日(月)~4日(水)の3日間には24名の議員が一般質問に立ち、12月6日(金)は生活文教委員会が開かれました。

昨日(12月9日・月)の政策総務委員会では、副市長を現在の1名制から2名制にする議案が審議されました。

小林美緒(自民)、伊藤真一(公明)、白石えつ子(つなごう!立憲・ネット)、鈴木たつお(国民民主党)各議員が賛成、渡辺みのる(共産)議員が反対とし、賛成多数で可決されました。ここでは、インターネットライブ配信を見ながら私が打ち込んだ「会議録の速報版」といったものを公開します。なにせ音を聞きながら打ち込んで少し体裁を整えただけで、誤字もあるかもしれません。読みづらいかと思いますが、スピード感も大事なので以下アップします。長くなりますが、お読みいただければ幸いです。

※議案の趣旨説明が市長からあった後、質疑に入りました。

小林美緒)地方自治法改正の理由は。 

秘書広報課長)平成12年の一括法により、さらに分権進めるため。行政需要の拡大、トップマネジメント強化を図るべく自らの判断で構築できる。助役に変えて副市長として人数は条例に委ねられることとなった。

小林)改正前よりずっと1名だったのか。

課長)当市でも2名の時代も2度ほどあった。

小林)退職手当債で職員増やせないのになぜ今?

渡部尚市長)現状では正規職員定員を増やせないのは指摘の通り。理事者については定数外なので増やせないわけではない。政治的にいかがなものかという考え方はあり得ると承知している。現状の課題を考えれば20年先30年席を踏まえれば正念場の5年、10年。誰がやってもこの時期は的確に意思決定して迅速に進めていかないと負のスパイラルに陥るという強い危機感を持っている。複雑かつ高度化する行政需要に対しては2名体制で臨むことが必要と考えている。

職員感情には一定の配慮は必要だと考えているので、臨時経営会議を開いて部長たちには伝えて管理職では共有してほしいと伝えた。市民に対しても市報やHPを活用して丁寧に説明したい。

自治法改正後、複数制の検討は、21年3月に収入役が退任し、それまでの理事者4人態勢だったので、一人で考えたことはあったが、その当時は危機的な財政状況と言っても過言ではなかったので、とても2名制にする状況ではなかったため、それ以上検討はしなかった。

小林)職員数とは別だとわかったし、財政状況改善に努めてこられたことも分かった。他市の状況はどうか。

課長)11月1日で条例上12市が2名…(略) 当市では今後実際に2人体制とすることを前提とするが、その時の状況で1にとなる事もあり得るが、2人とした。

小林)15万人自治体で2人としている市はあるのか?

課長)多摩市が14万8千人で2人、武蔵野市14万5千人で2人

小林)改正による影響額は

課長)月額80万1千円 報酬総額1,340万円 共催費や通勤手当含めると1,630万円 年間額は26市中22位

小林)現段階での見通しは。

市長)欠員が生じない以上は2人で。後任は野崎氏を承認いただいたので、12年ぶりに庁内から理事者誕生。様々な選択肢を考えていけるかな、と考えている。荒井さんと私の役割分担は、大きく言って庁内の組合交渉含めて人事、労務は副市長に任せ、議会対応や市民対応、暗礁に乗った用地交渉などの外回りは私がやってきた。個々の政策展開は荒井さんからアドバイスもらってきた面もあり、二人三脚でやってきた。個人的な理由と言っては語弊があるが、期数を重ねてくると市長会の副市長などの一部事務組合の役も増えてきて、市役所を開けるケースも増えている。そういう場合に職員の相談に乗って適切に指導助言することも副市長の重要な業務として増えてくる。働き方、公民連携、ICT活用なども勘案して、もう一人の選任を行っていきたい。初日にも申し上げたように、役割分担はよく協議をして決めていきたい。いずれにしても、市長部局として理事者3人でトロイカ体制、騎馬のような形でうまくいって、予定しているような迅速な意思決定ができる、行動できる体制を常にとれる役割分担を検討して行きたい。

伊藤真一)相当将来に向けての不安感や過去の反省も踏まえて提案されてきたと思う。これまでの体制でいかなる課題を生じてきたのか。

市長)都庁出身の金子、荒井両氏で12年間やってきた。2人は都という広域行政を担うところでの豊富な行政経験、市町村とは違った視点を持った形で的確な指導助言、政策立案に手腕を発揮してもらった。金子さんは、危機的財政状況の中で給与構造改革を断行の中では辣腕をふるっていただけたと思っているし、荒井さんは8年間、職員の面倒を見てまとめてくださった。公民連携でも先導的役割果たしていただいた。オリパラの聖火リレーで全生園にセレブレーションを持ってくるにも、都の人権部長であったことのネットワーク活かしていただいた。

1人体制で何が課題か?と言われれば、1人でもできないことは無いと思っているが、当市が置かれている現状で、基盤整備事業、東村山創生を進めるうえで、対外的な交渉、ネットワークを駆使して市の価値を上げていくことが求められる。内部だけでなく、いろんな力を結集していくことが求められる。トップセールスや交渉事をしたりが増えてくるし、そういうところへ積極的に出かけていかないといけないし、市民の前に出てきちんと説明する可能性が増えてくるし、やらなければならない。私の業務量、荒井さんの業務量を考えても厳しいところあるので、トータルとしてトップマネジメントを上げること考えれば2人。さらに上を目指すためには1人より2人の方がいいという考え方。

伊藤)19年、その時に議員になった。当時は助役で、澤田助役から金子さんが就任された。澤田氏は職員出身だったので、庁内には精通されていた。外部から金子さん招いて、職員出身ではなくて心配し、2人置けるのだから…と感じた。それでも外部から招いて一定程度市民の評価も高い仕事をされてきた。どの時点で今後は2人にしてく必要性を認識したのか。

市長)2人制の方がさらに高みを目指そう…という結論はさほど以前ではなく、今回の荒井さん勇退を機に後任の副市長をどうするのか、そのもとで執行体制をどうするのかを考える中で、第5次計画ではバックキャストで10年間の立案をしているが、本当に多様な視点が経営サイドに求められると強く意識するようになった。変化が激しいので、ICT技術や半数近くが女性で、管理職も増える中で、やりがいを持って働ける環境づくりは市役所にとって生命線。連立はじめ大方の都市計画事業も進んでいる。市民説明会や用地交渉も理事者がなさないといけない局面も考えらえる。職員も厳しい状況が続いているが、経営サイドの強化で市役所全体のチカラを高めることを考えた。荒井さんの勇退を機に考えた。

伊藤)これほどの外部の役職を受けているとは承知していなかった。その中で、新しい10年のスタートにあたって手が足りないために支障が出るようでは困ると聞いていて共感した。もう少し詳しく聞きたい。これまで副市長が担ってきたトップマネジメントの概要を効く。

課長)(※自治法の条文を読む) また、政策形成過程において専門性を十二分に発揮して、意思決定に補佐してもらって来て。事務方のトップとして指導助言、環境づくり、安全等…

市長)補足すると、庁内の協議体の役では、本部長を2つ、会長2つ、委員長職11、指定管理者選定のような委員長を本年度は4つ、会議を主導して行政執行している。

伊藤)驚いたが、少しずつ増えてきたのか?

市長)選定委員長は年度によって変わるが、最近の傾向として増えてきている。空家対策の庁内連絡会も副市長。新たな課題が出てくればそれに対応して庁内連絡会を立ち上げるので減ることは無い。途中で無くすことはあるが、増える傾向。

伊藤)これらをどう分掌して機能強化を図っていくのか

市長)まず野崎副市長には荒井さんの任務はすべて担ってもらい、できるだけ早い時期に人選して、議会に諮りたい。選任されればその時点で…まだ影も形も無いが、もう一人を含めて3人でよく協議して、新たな対応も求められる分野も様々あるので、十分協議して執行体制を組んでいきたい。

伊藤)野崎氏に同意したが、2人目はトップマネジメントの機能としてどのような人材像をイメージしているのか。

市長)現在、市が取り組まなければならない課題は専門性が求められ、市役所の強い部分弱い部分いろいろあるので、重点課題についてそれなりに識見を持っている人、弱いところをカバーしてもらえる人、様々な経験有しているとか、これまでは持ち得ない人的ネットワークを持っているとかいろいろ想定されるが、思いを共有してみんなでつくれる人、内部外部問わずお願いしていきたい。

伊藤)女子職員も多いし、女性も考えられていいのかな、と思うが。

市長)選択肢の一つだと考えている。

伊藤)26市の状況。市名をあげて質問

課長)(略)

伊藤)定数通りにしていない3市の理由はわかるか?

課長)トップマネジメント事項なので詳細は聴けていないが、人選を進めているとか、部門担当を終えたとか、総合的な判断とのこと。

伊藤)少なくない町で2人制度。報酬額は?

課長)八王子94万 …(略)

伊藤)報酬がいくら、は大事なこと。我が町の今とこれからで、これだけ支払って新たに招くことが論点になるので聞いた。うちよりも人口少ない町で2人はあるのか。

課長)2人は小平と国分寺、2人以内は昭島市と東久留米市。実際に2人は国分寺。

伊藤)トップマネジメント強化と人件費増、つまり費用対効果についての見解を。

市長)トップマネジメント強化が具体的にどういう目に見える効果、利益をもたらすかは、これですと示すことは難しい。強化することで変化に対応して、最終的にはよりよい東村山を創っていきたいという回りくどい言い方になる。多摩26市の状況では、うちよりも大きくて1人は日野市だけで、同規模は定数上は2名。4市はうちより小さくて2名置ける。行政執行している上で大きな課題があれば強化をするのは組織としては当たり前のこと。当市で1970年代の後半まで2人だったのは、水道一元化という大問題があったことへの対応力強化で熊木市長が判断して議会も同意した。その後解決し、財政事情のこともあって元の1名に戻しているのが当市の歴史。仮に今回2名体制にしても、いくつかの課題に対処がつけば1名に戻すことはあり得る話。現状と課題をどう経営サイド、職員含めて対処することが最適なのかを判断していくことに尽きる。一人増やすと1600万くらいになるので、それだけあればこういうことができるという直接的な事業の指摘もあろうかと思うし、職員を2、3人増やすことも可能だという議論もあると思うが、10年というスパンで見ると、経営体制をしっかりさせておかないと様々ん課題に太刀打ちできない。基盤整備、スマート自治体の推進、働き方改革の強化があって、今の体制ではなかなか難しい。迅速かつ適切に対応するには、多少コストがかかっても強化する必要がある。

伊藤)費用は実額であり、削減効果は見えやすいが効果は測定が難しいこと。2人にしたからこういう効果、というのは市議会としても見ていかないといけない。理事者の職務、任務を考えると単純比較は難しい。いずれにしても、増やしたときにどのような効果があったのか、問題点があるのか、を見ていきたい。

課長)小金井市というべきところ、小平市と言った。訂正したい。

渡辺みのる)だいたい答弁は出たが、気になるところを聞く。条例提案の経緯、一人体制の課題は、に対して現状は無いが2人にした方がいいという答弁だった。うがった見方をすれば、現状では立法事実はないということになるのではないか。2人にする必要性が納得できない。改正の経緯を伺う。

市長)課題として具体的な実例があるわけではない。これまでよくやっていただけたと認識しているが、ただ、今後の様々な課題…特に市役所として遅れはICT、庁内情報態勢は他市に比べると後れを取っているので、改善していかないと市民の利便性向上にもならないし、働き方改革にもならないので、強化していく。女性職員が増えて管理職への登用も進んでいるが、男性女性に関わらず職員の働き方改革どう進めるのかを考えれば、より解決していく、当市では一部のセクションに時間外が集中していることもあり、見直さないといけない。それらをきちんと進める上では、理事者自らがヒアリングして進めていかないと根本的解決につながっていかない。私と2人だけでできることは限りがあるので、副市長2人体制にすることで課題となっている分野により情報を集めて適切に対応していくためには2倍になるので対応力高まる。滞って問題になっているということではないが、迅速な対応が求められているので2人態勢が望ましいと判断した。

渡辺)職員感情にも触れていたが、私はまさにその意見。退職手当債繰上償還の話もしてきて、今の答弁でも業務集中があるとしているのだから、現場の職員を増やさないと働き方改革は進まない。経営陣を増やしたから現場は楽にならない。職員にどういう説明をしたのか。特に忙しいセクションがどれほど納得感を持っているのか、市民も含め。1600万の費用をかけるわけだから。市民や職員が納得した改正でないといけない。どう取り組んできてどう考えているのか。

市長)やみくもに職員を増やすということではないので、マネジメント力を高めていかないと、どこにどう増やすのか、が出てこない。理事者自らが十分な状況把握が求められる。卵が先か鶏が先かという話のようだが、まずは経営サイドの強化が求められていると私は考えているし、どうしても足りない部分はどう集めてくるのかは経営の問題。単純に足りないから増やすという問題ではない。

渡辺)今の話は分かった、納得感の部分はどう考えるのか。費用は費用だし、必要性をきちんと現場や市民が納得しないといけない。

市長)当然、納税者市民の理解を得ないといけないので、市報やHP通じて十分説明したい。

渡辺)2人体制にする前提の改正であるならば、先に市民の意見聞くべきではないのか。副市長の選任は市長の専権事項ではあるが、原資となる税金を出す市民に意見を聴くのが筋だと思うがなぜ後回しにするのか。

市長)定数条例なので、これまでパブコメ行ってきていない。きわめて経営的な話なので、市民の代表たる議会に諮ることで理解を得ることを考えている。

渡辺)市民が様々な要望をした時に、予算が限られている、と言いつつ1600万円増えるのだから、それでは済まない。19年条例制定当時、法改正の趣旨や行革の視点では1人と答弁している。どの項目にどういう変化があったのか。

課長)伊藤委員に答えたとおりだが、行政に求められる課題は複雑化高度化している。

渡辺)経緯でも聴いたが、少子高齢化や人口減少への対応を、副市長を増やしてどうしようと考えているのか、

市長)庁内の会議体、組織体が増えている。1人では限界となる可能性がある。様々な地域の課題が生まれているので、組織として市役所が十分対応するために、さらに会議体を立ち上げていく可能性もあるので、副市長が必要。基盤整備が進む中、用地交渉なども難しい案件は出掛けて行ってお願いする可能性は増えてくる。機動的な対応をすることに尽きる。人間が少ないから新たな課題に対して取り組めないということであってはならない。まずはトップで迅速な対応が取れないと、一般の職員が対応することはできないことが多いと考えている。

渡辺)話を聴いていると、用地交渉などで理事者が出た事実があるのか気になるが、現場の職員が迅速にできないとかやりづらいとかあったが、あまりにも市長や副市長が現場対応や職員に対応に関与する体制をつくるように聞こえる。単純に内部統制を強化すると聴こえてならない。理事者の関与を強めると聴こえるが、現場の職員は萎縮するのではないか。現場の職員の中で検討して判断してやってもらうことも必要なのではないか。相容れないのではないか。内部統制の強化が主眼にあるのではないか。

市長)様々な課題、新たな行政課題が生まれている。現場の職員は与えられた権限内で進めているわけで、新たな課題にはできないこともある。どう組織の改編をするのかは経営側にしかできない。たとえば空家所掌部署は無かったわけで、課を設けて職員を貼り付けるのは経営側がやってきた。現場に任せておいて自然になるわけではない。マネジメント強化は、課題に対する組織としての迅速な対応に努めるということに尽きる。萎縮が懸念される強化を考えているわけではない。新たな部署にどれだけの人を貼り付けるのか、仕事をしてもらう体制をつくるのは私たちの責任。繰り返しになるが、萎縮させるとか、内部管理を強化するということではなく、職員が新たな課題に目的意識もって果敢に挑戦できる環境を整えるのが経営側の仕事なので、組み立てる側を強化していきたい。

渡辺)19年当時と比べて副市長の権限にどう変化があるのか。

課長)職責には変化はない。

白石えつ子)かぶっているので…庁内検討の経過はわかったが、管理職の反応はどうだったのか。

市長)検討は部長を交えてしたわけではない。荒井さんと2人で検討して進めてきた。経営会議では諮ったわけではなく、こうしたいと思いを伝えた。特段、部長から発言は無かったので、いいとも悪いともはかりかねるところがあるが、おおむね今の体制では2人制の方が望ましいと思ってもらえたと思っている。

白石)職責上たいへんな役割があるのは明らかだと思うで、どのようにすみ分けるのかが関心どころ。2人の役割、機能はどうか。

市長)近年は、特に国からプレミアム商品券など、庁内の組織ないものが降ってくること多く、ICT、働き方など 専門性、多様性という面では女性登用とか様々なこと考えられる。今後の4名執行体制での分担はよく考えて、可決されれば協議していきたい。1人増やしてこうよくなった、とは申し上げづらいが、議会の皆さんから見ていろんな課題にチャレンジングだと評価されるようにしていきたい。

白石)一部セクションに負担、とあったが、災害体制も含めて…

市長)防災安全課は、今年度は時間外は減っていて、トータルとしても前年度比マイナス6.7%。前半戦で無償化があった子ども子育てセクションなどはまた非常に増えているし、台風来て防災もどうなるのか。おしなべて大きな災害が来ると時間外が増える傾向。これからの課題。毎年大きな台風と働き方改革の両立も課題と考えている。

白石)職員…非正規にもしっかり説明を。26市の状況は

課長)先ほどの通り。

白石)多摩市と武蔵野市はどのようなメリットはどうか把握しているか。

課長)トップマネジメントの事項なので把握できていない面が多いが…

白石)官に限らず民間も想定しているか。女性登用は?

市長)いくつかのことを考えて人選を考えたい。専門的な知識や技能、多様な働き方から女性の登用も選択肢と考えている。なので、官民両方から考える必要がある。

白石)男女共同参画とか女性の視点を入れていることでぜひ改善されるといい。可決した場合のスケジュールは?

市長)まずは1月1日から野崎さんと十分協議したい。その中で人選をした上で…(※少しの間、通信途絶えて聴き取れず)多少幅を持たせてもらえれば。

白石)最後の質疑。どう知らせていくのか。

市長)平成21年3月末日以降、理事者は3人になって10年以上経つ。人件費としてかなりの額が掛かることは事実なので、渡辺委員からも指摘あったが、直接市民サービスをという人もいるだろうし、職員を増やすべきという意見もあると思うが、丁寧にいろんな場面で説明申し上げる。15万市民に直接はむずかしいが、市報やHPなどで丁寧に進めたい。

白石)報酬からは職員を2人、3人雇えるので、市民感情に配慮が必要なので、多様な働き方、メンタルの人もいるので、専門性、経験値。副市長の役割を市民は知らないので、見得る化、ICT化もスピード感あるように、進めてほしい。

鈴木たつお)大枠分かった。組織内のガバナンスを副市長に期待し、市長がトップセールス。街の価値の向上に全力挙げて取り組むと理解した。新しい取り組みに戦術のかじを切っていくための組織変更だと理解する。条件がそろったということだと思うが、どうか。

市長)条件が整ったと言われると適切かということになるが…収入役制度が無くなった際に理事者1人分の人件費が浮くことになり導入も…とは思ったが、断念せざるを得なかった。21年当時と比べれば、すぐに財政破綻をするような状況ではない。当時は財調4億まで落ち込み、徳俵に足が掛かっていたが、基金に積み上げ過ぎと言われる状況。だが、市税収入どんどん増える体質ではないので好転したとまでは言えないが、危機的状況ではない。中長期的に様々な課題を解決して今後も住み続けたい町として価値を高めていくことに注力すべき時期と考えた。

鈴木)トップセールスに関しては今まで以上に時間を割いてもらえるのか。

市長)市長自らが率先して売り込んでいくことは2人制にするにあたって念頭に置いている。東村山市の営業マンという使命で邁進したい。

鈴木)副市長が持つべき資質と能力を伺う。

市長)ICTや公民連携、働き方改革といったことは専門性必要。これまでメインでなかったことが重要になっていく。法令的な見識よりも新たな分野に見識のある方が望ましいと思っている。

鈴木)たとえば都の場合はヤフーからICT、スマートシティ進めるというが、長い目でどういう分野を?

市長)市長会などでは都の人事への評価高い。かなり大きなチェンジの事態には大胆な人事が求められるとは考えている。その方面知り合いはいないし、すぐにお願いすることは難しさもあるかなと感じているが、区部では民間企業のIT人材とかの事例もあるので、広く登用することも検討しなければならないと考えている。

鈴木)組織が変わる中で人材登用する中で、スキルギャップが生じる可能性ある。そうならないとうにトップマネジメントに期待する。

【討論】

渡辺みのる)共産党は反対。現状1人体制で課題がない立法事実がない、改正する必要がない。1600万円の増についても市民や職員に説明なしに進めている。少子化高齢化などには現場を増やすことで対応すべき。

小林美緒)自民党は賛成。野崎さんは能力高いと認識しているが、連続立体や持続可能な20年後、30年後への当市のためと判断する。前向きな判断であり、覚悟だと受け止めるので、いい人選が諮られることに期待して賛成する。

伊藤真一)公明党は賛成。賛否の判断は、地方自治法2条に帰着する。最小の経費で最大の効果をとある。経費を切り詰めることは理解しやすいが、最大の効果の計量は容易ではない。2人に増やすことで計量的に2倍以上になり、否決した場合…(中略)。人件費の増大のみを取り上げ、市民が理解しないという主張はわかりやすいが、効果にも触れないといけない。情報システムに大きな金額を投じているのと同じ。理事者の定数と職員の定数は別のステージで議論されるべきであり、一見わかりやすいが、求められる職責から単純な比較は好ましくない。第5次総合計画、20年、30年先への意思決定、迅速な判断、トップマネジメント、ICT、働き方改革、公民連携の推進。今の討論で説明はされない。2人体制とすることで最大の効果を導き出すことを強く求めて討論とする。

白石)つなごう!立憲・ネットを代表して、賛成の立場で討論に参加。市長の答弁より、東村山市第5次総合計画で、20~30年先を見据え、今は正念場である。迅速な意思決定が必要。東村山市が負のスパイラルに陥らないように、複雑かつ高度化が求められていることなど理解した。自治体はどこも今後到来する人口減少、少子超高齢化社会をどう乗り切るかは、喫緊の課題。同時期に老朽化を迎える公共施設の再生計画は、重要な局面にある。公だけでは立ちいかない部分を、民間のノウハウを持ち合わせた「外」とのコミュニケーション能力に長け発信力に加えて、スピード感のあるICT化や新しい公共の創出に期待する。これまでにない新しいクオリティの高い市役所を作り上げていく人を選任することを望む。その中で、会派として期待と希望の観点から、子どもの権利や高齢者介護、社会的養護が必要な市民目線での施策に精通した人選、提案した女性の登用もぜひ視野に入れて頂きたい。2030年度までに達成すべきSDGs持続可能な開発目標である「誰も取り残さない」多様なニーズに対応できるインクルーシブなまちづくりに奔走してくださる方を人選することにも期待する。

なぜ2人制なのか、なぜ今なのか、歳出増に見合う成果は上げられるのかという疑問に対して一定の説明があり、現段階では理解した。退職手当債の償還が終わるまでは正職員が増やせないことや、2人制により、新たな歳出増になることへの市民感情を考えれば、2人制を取ることについて、ぜひ積極的に市民、職員に丁寧に説明する機会をつくり、そうか、なるほどと、思えるような人事が示されることを期待する。今後人選に関する議案が提示された際には、今回の答弁を踏まえ、十分議論させて頂くことを申し添えて、会派の討論とする。

鈴木たつお)国民民主党は賛成。トップマネジメントの強化のため改正。先送りされてきて、提案には悩まれたものと拝察する。社会保障費等の課題を座して待つのではなく、市民、将来の市民を考え、市を発展させ豊かにする政策を進めるためにマクロ視点からの英断と高く評価する。現状の充実だけでなく、トップセールスを行い、企業誘致のインバウンドを実行してもらえると期待する。民間からの登用にも期待して。

「西口デッキ上」ファイナル

2009年秋に竣工した東村山駅西口再開発事業。

当初の6haの対象者には説明もなく駅前のみの1haに区域を一方的に限定した経緯、説明責任を果たさない当時の市長の姿勢、予め内々で決めた不透明な業者スキーム等々、私自身の1期目後半から2期目に掛けては徹底的に追及させてもらいましたが、それを教訓として市政が刷新され、クローズからオープンに手法の基本が変わったことは本当によかった、と今でも思っています。

このペデストリアンデッキは当初の計画には無かったのですが、利便性の向上につなげようと市の事業として追加されたもので、私が立っている場所は「市道」扱いとなっています。
どこに立てば改札口へ急ぐ皆さんのご迷惑にならず、4方向(北方向からのエスカレーターで上がってくる方、生協前のエスカレーターから上がってくる方、地下駐輪場からエレベーターで上がってくる方、ビルの中を抜けてくる方)のいずれにも対応できるのか、を何度も試行錯誤を重ね、今のベストポジションを見つけました。が、その努力?が今日をもって水泡に帰してしましました。悲しい(T_T)

今朝はどうしてもこの場所でもう一度ご挨拶とニュース配布をしたいと思い、突貫工事で86号を作ってお渡しをしました。
改札口変更を知らせる看板は何枚もあるのですが、「明日からは改札口が地下になるので、ここから駅へは入れなくなります」と言うと、驚いて説明を求めに来る方が多くいたので、「立川行のバス停の前から地下へ下りるルートだけになりますので、お時間に余裕をもってお出かけください」「改札口周辺にはお手洗いがないのでお気をつけてください」等と短い情報を加えながら、「この場所でお渡しするのは今日が最後になります。10年間ありがとうございました」とお話すると多くの方が手に取ってくださり、6時10分から約2時間で用意した300枚はきれいになくなりました。写真は通勤途中の友人と、8時まで東口で駅頭をされていた横尾議員が撮ってくださいました。どうもありがとうございます。

ということで、明日からは東口からも西口からも所沢寄りの地上部分から地下へ下りる流れになりますが、特に西口側の出入口周辺には全く「あそび」がないので、南北から流入する方たちと改札口から上がってくる方たち、そして目の前のバス停の列が全て輻輳することになります。時間帯によっては…特に雨の日などは傘をさす人たたむ人等で収拾がつかなくなるのではないか…と改めて心配になりました。状況が厳しければ早めに対策を打つように所管課に話をしに行ってこようよ思います。