ちょっと調べてみました「多摩26市議会の男女比」

東村山市議会は4月の選挙の結果、25人中12人、48%が女性議員となりました。
改選前も41.66%(24人中10人)で、視察にお越しになる議会の皆さんから「どうしたらそんなに多くの女性議員が誕生するのですか?」と質問を受けることも多々です。

しかし、私が入った16年前に既に公明2、共産2、ネット2、民主1、草の根1の計8人は女性でしたので、「議会として特に何かしてきたわけではないのです」とお答えするほかありません。

前回、自民党会派に初めて女性議員が誕生し、今回は1人増えて2人となり、公明党はこれまで通りに6人中2人、共産党は5人中4人、立憲民主は2人とも女性、ネット1人、草の根1人…ということで12人ということになりました。

ということで、今週末に開催する議会報告会でお見せするスライドの手直し作業をする中で、せめて多摩26市の実態は正確につかんでおきたいと思い立ち、全市の議会事務局に先ほど電話をして、それをもとに一覧表を作ってみました。

その結果、前期4年間はお隣の清瀬市議会が20人中9人の45%で第1位でしたが、現在では48%の東村山市議会が第1位、第2位が武蔵野市議会(46.2%)、第3位が狛江市議会(45.5%)、第4位が清瀬市議会(45%)ということがわかりました。

昨日も全国規模の学習会に参加した際に、女性議員をどう増やすのか、女性議員への差別的扱いが依然として多くて大変…といった話題を耳にしました。
結果として、ということかもしれませんが、男女比にあまり差のない=つまり現実社会の実態に近い東村山市議会では、「女性だから」とか「女性のくせに」といったレベルの話は、(議員としての地域活動の中等であるのか無いのかは個々で差があるかもしれませんが)議会内ではもちろん、市役所の中でもほぼ聞くことがありません。

おまけ)全国市議会議長会の事務局に電話して、「全国で一番女性議員の割合が高い議会を教えていただけませんか?」と尋ねたところ、「そういうデータは持ち合わせていません」と言われてしまいました。「毎年8月に全国調査の結果を発表しておられるのだから、その時点での自治体ごとの状況はつかんでおられるんですよね?」と重ねて訊くと、「そういうものはありませんので」と強めに言われました。ホントなんでしょうかね…

4月の選挙後、初の議会報告会 ~~初当選8人を加えた25人で皆さまをお迎えします!

①8月2日(金)夜7時~9時@東村山駅西口サンパルネホール

②8月3日(土)朝9時半~11時半@市民センター2階

今回の会は、前半は議長以下の人事を決めた5月臨時議会と、6月定例市議会の報告を、そして後半は8人の新人議員を含めた25人の議員ができるだけホンネを語れる場をつくって、ご参加の皆さまとの交流も深めていきたい、とちょっと欲張りなことを考えています。

あ、8月ですので例年通り、昨年度の政務活動費と議長交際費の報告もします!

今朝は7時~8時まで、東村山駅の東西と久米川駅の南北に熊木議長、石橋副議長を先頭にほぼ全員の議員が出て、PRチラシをお渡しし、午後は手話通訳者の方にお越しいただいて、「もっと聞こえない人に寄り添うために」と題した議員研修会を行って、新人議員8人も報告会の冒頭の自己紹介を手話でできるように特訓もしました。みんな燃えています。

4月に行われた市議選で誰の名前を書いたか…今ならまだ覚えておられるのではないでしょうか。

選挙が終わったらそれっきり4年間お任せ、なんてこと言わずに、ぜひぜひご自身が1票を投じた議員、そして市議会はどんな風に仕事をしているのか、他の議員、議会全体はどんな感じなのか…その目で確かめにいらしてください!

私たち東村山市議会25名は、それぞれが描く理想の社会像やアプローチの仕方、考え方や性格は様々に違っていて、4年間の最初の定例議会となった6月議会でも時に激しい議論をしましたが、15万人の市民の皆さんに身近な存在として感じてもらい、もっと信頼される市議会にしていきたい、という思いは共通なものだと思っています。

お忙しいこととは思いますが、時々お越しいただいている方はぜひ今回も、一度も参加したことないよ~という方はだまされたと思ってまずは一度、会場までお運びください。

SL解体撤去の予算が計上された経緯

6月26日付で行った公文書公開請求によって、先ほど以下の書類が開示されました。

1.運動公園設備等劣化度調査委託

2.運動公園待機中アスベスト濃度調査

3.運動公園内D51蒸気機関車の状態調査

4.運動公園内D51蒸気機関車の方針決定

5.補正予算第1号歳出予算要求書

このうち、劣化度調査のSLに関する部分と、JR東日本テクノロジー(株)によって5月30日に実施されて6月11日に市に対して提出された【東村山市運動公園展示D51 684号 蒸気機関車状態調査報告書】をアップします。

これを受けて担当課としては6月12日にこの「概要説明資料」を添えて、補正予算を要求しています。

6月7日の市長施政方針でも10日の代表質問への答弁でも「撤去も視野に入れ」だったものが、同じ議会の会期末には予算計上されたことから、「解体撤去はいつ決まっていたのか?」と7月2日の審議の際に問いましたが、その際の答弁の通り、急転直下決定されたことがわかります。

「なぜ解体撤去か?」については、「そんなにひどい状態ではない」「傷んだ土台の補修は、(5,000万円かけて車体を)移設しなくてもその場で可能」といった声もありますが、市としては、調査結果を受けて「市民の安全を最優先に考え、万やむを得ず解体撤去しか方法がないという結論に至」った、ということになります。

現在は、議会での補正予算の可決を受けて、JRとの車両賃貸借契約(無償)をまず解除し、その後、JRから無償譲渡を受ける手続きを取ってから解体工事に着手する、という流れにあるとのこと。

開示された書類は全部で188枚。もしもご覧になりたい、という方があればご一報ください。

いじめ防止にご意見を!

(仮称)いじめ問題調査委員会等に関する条例(案)の基本的な考え方」へのご意見募集の締め切りが迫ってきました。

★ご意見募集のページ★

これまでは市教育委員会の名前で「いじめ防止の基本的な方針」がつくられ、取り組みが進められてきました。ということは、議会を通していませんので、市民から直接意見を聴く手続きも不要となり、内部だけで決められたルールでした。

昨年7月、市議会の全会派が参加して進めた政策研究会「いじめで泣く子を出さないために」は、市長に対して「基本的な方針」の主体を「市教育委員会」から「市」に改め、全庁挙げて取り組みを進めることと、市教育委員会の規則で設けている「調査委員会」を市の条例に基づく機関に格上げし、平素から子どもの人権や権利擁護に詳しい弁護士を含む組織とすることを求め、「提言書」を手渡しました。

条例を制定するには、市民意見を聴かねばならず、それも踏まえて議会にかけなければなりません。今回の条例案は、これらのことを受けてのものです。

素朴な疑問や率直なご意見を、ぜひぜひ寄せてください。締切は22日(月)です。 #いじめ防止 

SL解体予算の可決と私

この件は、6月議会最終日(7月2日)の本会議において、「一般会計補正予算(第1号)」として審議を行い、以下のように全6会派中5会派が質疑に立ち、担当である地域創生部長と市長が答弁に立っています。
当日の録画が既にアップされており、「なぜ保存ではなく解体なのか?」「なぜそんなに急ぐのか?」「どうして改修に1億2,300万円もかかるのか?」「どこにどのような調査をさせたのか?」等々、すべて出てきます。

改修する場合の費用については、こう説明しています。
【改修する場合の費用1億2,300万円の内訳】
仮設工事500万円
アスベスト除去・封じ込め工事600万円
腐食箇所の補修工事1,000万円
塗装工事1,800万円
軌道補修費5,000万円(クレーン吊り上げ工事含め)
産廃処理費300万円
一般管理費等3,100万円

録画は全部でほぼ3時間ありますが、5人がSLについて取り上げている部分は以下の通りです。
私があれこれ書くよりも、時間がかかって申し訳ないのですが、実際の議場でのやり取りを見ていただいた方がよいと思います。

東村山市議会議会中継
http://smart.discussvision.net/…/higashimurayama/WebView/
⇒会議名から選ぶ
⇒令和元年6月定例会
⇒07月02日最終日
⇒第14 議案第40号 令和元年度一般会計補正予算(第1号)
と進んでください。

・小町明夫議員(自民党)…29分~54分まで(約25分間)
・横尾孝雄議員(公明党)…1時間13分25秒~1時間32分まで(約18分間)
・渡辺みのる議員(共産党)…1時間37分~2時間2分まで(約25分間)
・佐藤まさたか(つなごう!立憲・ネット)…2時間11分50秒~2時間32分30秒まで(約21分間)
・朝木直子議員(草の根)…2時間32分50秒~2時間49分50秒まで(12分間)

このあと、解体費用を削ってアスベスト撤去費だけを盛り込む修正案を渡辺みのる議員中心に用意して、動議を出しましたが、議事に加えることに賛成した議員が半数に足りなかったため、動議は不成立となり、討論、採決へと進みました。
予算案には、自民党7人、公明党6人、国民民主党1人の計14人が賛成、共産党5人、つなごう!立憲・ネット4人、草の根1人の計10人が反対し、賛成者多数で可決となりました。

・補正予算修正動議(否決)…2時間50分~2時間50分50秒まで
・上記5議員による討論(賛成or反対の意見表明)及び採決…2時間59分24秒まで

十分であったか不十分であったかは様々な見方があると思いますが、議会はこの件について議論をし、適正な手続きを経て結論を出しました。

この結果を知り、様々な意見が市民から出されたり、保存を求める声が上がったり、市長に直談判を求めたり、署名活動が行われたり…といった動きが起こることは十分あることだと思いますし、もちろん全く自由であると思っています。

ただ、15万市民の代表としての25人で構成する市議会に議案として提出され、ほぼすべての会派が様々な視点から質疑をし、市長と担当部長がそれに対して答弁し、質疑を行った全会派が意見を申し述べ(討論)、結論が出されたという事実があります。

そして私は、そこに15万市民の中で25人しか持っていない議決権を持つ一人として参加し、会派を代表する形で疑義を質し、意見も申し述べ、採決に加わりました。

せめてセカンドオピニオンを取るべきと主張し、現段階での解体予算には反対しましたが、賛同者は過半数になりませんでした。

ですので、こちらの意見を多数にできなかった責任を負う立場にいると思っています。

今回出された結論は、自分にとって満足するものではありませんでしたが、だからと言ってそれを外側へ持ち出して議決の結果を覆そうと活動することは、控えるべきだと考えています。

自分が議決権も持っている場で自分が納得いかない結論が出た時に、自分はどうすべきなのか、ということはこれからも大いにある話です。自分と意見を異にした過半数の議員もまた、市民の代表であり、その判断をどう受け止めるべきか、ということでもあります。

今週水曜日(17日)午後、6月26日に請求してあった公文書…「劣化度調査の内容や結果がわかるもの」「早急な撤去が必要であるとの報告書」「アスベストの飛散はない、との報告書」「改修費や保存する際の費用に関するもの」「解体撤去を決定した経過がわかるもの」「解体工事の計画や見通しに関するもの」が担当課から開示されるので、受け取って来ます。またアップします。 

6月定例議会の報告&賛否一覧

今週2日(火)に閉会となった6月議会。

まず賛否一覧をアップします。あくまでも私が当日のメモをもとに作成しているので、間違えのないように記したつもりですが、あるかもしれません。その場合は速やかに直します。議会として正式なものは、8月15日号の議会だより最終面に掲載されます。

★市長提出議案はすべて可決。但し、保育所利用者負担の議案には附帯決議

 10月からの幼児教育・保育無償化を実施に移すための保育料(利用料負担)条例の改正では、かえって負担増になる世帯が出る恐れが完全には払拭できないことから、議案に賛成した会派も反対した会派も一致して「そうなることのないよう十分配慮すること」を求めた附帯決議を行いました。

議案第39号「東村山市保育所の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例」に対する附帯決議

本条例改正は、当市において幼児教育・保育無償化の対応を図るためのものである。よって東村山市議会は、施行にあたっては、以下の2点について求め、附帯 決議とする。

一.従前に比して実質的に負担増となる利用者世帯を発生させないよう、十分に留意すること

一.利用者、事業者に丁寧かつ十分な周知を図り、混乱を生じさせないこと

また、最終日には、認可外保育所利用者への補助拡大や、運動公園のSL解体撤去費用を含む補正予算を審議しました。

このうちSL解体撤去費2,030万円については、劣化した車体に使われているアスベストの危険も去ることながら、土台の枕木の劣化によって車体の転倒事故の危険がある、という指摘を調査したJR関連会社から受けたそうです。

修復には錆落としや塗り替え以前に、総重量90トンの車体を一時的に移動させなくてはならず、それに5千万円かかること。危険を放置はできないので即時撤去を決断した、とのこと。

そうは言っても、劣化度調査の中身が議会には示されず、一刻を争う状況か否かの客観的な材料に乏しいこと。一方で他自治体の成功例等から保全を求める声もあり、これまで渡部市政はプロセスを丁寧に進めてきことからも、「セカンドオピニオン」をとって判断する方が、いずれの結論にしても納得度が高くなると私は考えました。

そこで他の会派とともに修正案を用意し、議題に追加する動議を提出しましたが、10:14で否決となり、日の目を見ることなく終わりました。

この結果、SLは8月いっぱいには撤去される見込みです。

いじめで泣く子を出さないために、ご意見お寄せください

(仮称)東村山市いじめ問題調査委員会等に関する条例(案)の基本的な考え方」に関するご意見募集

東村山市議会で初めて、すべての会派が参加して取り組んだ「政策研究会~いじめで泣く子を出さないために(石橋博座長以下11名)」として、市長に対して「いじめ対策の強化」につながる提言を行ってちょうど1年が経ちました。

そのポイントは次の2つでした。

①いじめ防止基本方針の主体を市教育委員会から市に改めること(教育委員会任せにせず、全庁的に取り組むことを求めた)
②教育委員会の規則で設置している調査委員会を、市の条例で設置する付属機関に改め(格上げし)、そこには平素から子どもの人権や権利擁護に詳しい弁護士を加えること(立川市等の例を研究することで、常設の組織に子どもの人権に詳しい弁護士さんが入っていることが極めて大切だと感じた)  

意見募集の締め切りは7月22日(月)です。東村山市としての取組みがさらに子どもの立場に立ったものとなるよう、ぜひご意見をお寄せください。

どうぞよろしくお願いいたします。

本日、「幼児教育・保育無償化」関連と「SL解体撤去」の予算を審議します

おはようございます。東村山市議会は6月議会の最終日を迎えました。
午前10時開会で、4つの常任委員会に付託された議案や陳情について各委員長から報告を行い、議会全体で改めて議決を諮ります。私は2番目に登壇して厚生委員会で審査した議案3件について報告します。

このうち「東村山市保育所の利用者負担に関する条例の一部改正」は、委員会では賛成多数で可決となりましたが、委員間討議を行なった際に賛否の立場を超えて共通に示された懸念事項について、附帯決議を行う方向で準備を進めています。

各委員長報告のあとは、一般会計の補正予算について審議して、結論を出しますが、11時頃には提案説明に入り、自民党から質疑が始まるのではないかと思います。
この補正予算の中に、運動公園内の蒸気機関車の解体撤去費用2,030万円も含まれています。今日の本会議で可決となれば、恐らく速やかに工事に入ることになるのだと思います。
一般会計補正予算に対し、私たちの会派は私が「幼児教育・保育無償化(保育関係予算)」と「SL解体撤去(運動公園共通施設費)」の2点について通告しています。実際に質疑に立つのは午後2時から3時頃ではないかと思います。

論点はおそらく、「なぜここまで急いで解体撤去するのか?」ということに収斂していくと思っています。その理由に納得がいったら、もちろん賛成します。
しかしもし納得いくものでなければ、SLの解体費2,030万円を削ってアスベスト除去の費用600万円を、計上する修正案を共同提案する予定です。これは、なんとしても解体せずに保存せよという議員もいますし、結果的に解体を選択することになったとしても政策決定としてもっと丁寧に進めるべき、という私のような者もいますが、いずれにしても、現段階での解体判断は拙速だという立場です。
提案する予定です…と書いたのは、修正案を追加議題とするかどうかをまず諮るので、そこで過半数の賛成がないと議題にすら上らないで終わるという恐れがあるからです。これは市長の問題ではなく、議会としてどこまで議論を尽くして機関としての説明責任を果たす気があるのか、という私たち議会が問われる場面です。

お時間があればお名前もご住所も尋ねませんのでぜひ市役所5階の議場まで傍聴にいらしていただきたいですし、もちろんネット配信もしています。パソコンやスマホから生中継を確認いただければと思います。
通告全文は以下の通りです。

【認可外保育施設利用支援事業補助金/子ども・子育て支援事業費補助金/児童福祉総務費/児童福祉援護費】

①現行の「認可外保育施設等園児保護者補助金」「認可外保育施設等多子負担軽減補助金」はどのような補助制度か。他市区と比べて当市の1人1万円とは、どのような水準なのか。それが今回、どのように変更、改善が図られるのか。当市独自で持ち出す負担増はいくらなのか。

②現行では「認定不要」とされているが、認定を受けた場合は、都制度である「認証保育所」「定期利用保育」「家庭福祉員」、市制度である「東村山市幼児教室」の利用者はそれぞれどのような扱いになるのか。認定を受けないとどういう扱いになるのか。

③第1子、第2子、第3子以降に対する補助は実質いくらの増額となるか。それは都内ではどのような水準になるのか。

【運動公園共通施設費(SL解体撤去】

1. なぜ解体撤去なのか?について

①「撤去も視野に入れ」としていたが、撤去以外に「視野に入れていた」選択肢とは何で、いつ、どこで検討され、どう結論付けられたのか。市長からはどのような検討指示があったのか。大きな費用を掛けずに補修やその後の維持に取り組んでいるケースもご存知だと思うので、それらの成功事例と当市の違い、維持を選択しなかった理由を伺う。

②石綿の使用の有無に関する事前調査は、いつ、どのような内容でどこが行ったのか。報告書にはどう記されているのか。アスベストの用途、量、種類、状態を説明願いたい。

③現状は「アスベストの飛散はない」とのことだが、リスクについてどう判断しているのか。
アスベスト飛散対策のみの場合はいくらかかるのか。

④線路枕木の劣化調査の結果を説明願いたい。想定リスク、その程度、根拠を伺う。

⑤保存する場合の1億2千3百万円の内訳を伺う。見積もりはいくつ取ったか。他自治体の事例研究や修繕・維持費用の試算もされていると思うので、内容を伺う。

⑥43年前に熱烈に誘致しながら維持補修が計画的に行われなかったのは何故か。

2. なぜ今なのか?について

①本定例会初日の施政方針説明、代表質問への答弁では「撤去も視野に入れて早急に結論を出したい」としつつも、時期は明らかにされなかったので、よもやこのタイミングでの予算計上とは思わなかった。経過を時系列で説明願いたい。撤去はどのような手続きで決定されたか。異論や意見はなかったのか。当市では市単費の6月補正は珍しいのではないか。今、財政調整基金を取り崩してまで大至急行う必然性を伺う。

②時期が遅れると費用負担が増える、という試算や、速やかに撤去しなければいけない他の決定的な理由があるのか伺う。

3. 解体撤去するとしても

①解体工事スケジュールと2,030万4千円の内訳を伺う。

②石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーションについてどう進めるのか。

③工事の告知、説明会、市民意見の聴取、周知等はどのように行うのか。

④少なくない方たちが愛着を持っていることをどう受け止め、向き合い、扱おうとしているのか。桜の木1本伐採するにも理解を得るための説明書きを事前に掲示したり、市立保育園民営化も市民の声を受けて仕切り直す等、丁寧に説明責任を果たす渡部市政の姿勢を評価する市民は多い。
特に、このような長年親しまれてきた施設等を廃止や撤去する際には、より多くの市民の納得感を得る努力が不可欠なことは、市長に対しては釈迦に説法と思う。市長に真剣に問う。この進め方で本当によいとお考えなのか?

説明責任と納得感

7月2日(火)の6月議会最終日に審議予定の「一般会計補正予算1号」には、大きく3つの要素が入っています。
①情報化推進事業費…法改正に伴うシステム開発委託料(約1,250万円)
②幼児教育・保育無償化に関連する予算…主に認可外保育施設利用支援事業補助金の拡充。対象者が減り、金額が増えるため、総額では殆ど変わらない。 
③クールチョイスを推進するための予算…市のグリーンバスにラッピングをして普及啓発に資する。補助金57万円ほどで行うので市の持ち出しはない。
④運動公園のSLを解体撤去するための予算…アスベストが確認され劣化も著しいので、約2,030万円かけておこなう。

このうち、市の単独予算で行うものは④のみです。

一般会計補正予算が年間通じて頻繁に提案される自治体も結構あるようですが、東村山市では9月と3月議会で出され、時折12月。年度始まってすぐの6月というのはかなり珍しいことです。
これは毎年3月に審議して決定する1年分の当初予算の中に、計画されている内容はほぼ収められているということであり、災害対応などを除いては計画的でない出費や、声の大きな議員等からの横車や思い付きで計上されることはない、という点で正しい姿だと考えてきました。
今回、この時期に市費のみの負担で新たに2,000万円というのは、よほど急がないといけない差し迫った事情がある、ということだと考えるべきなのだと思います。

私は20年弱前に他市から移り住んできたので、このSLが今から43年前の昭和51年10月、東村山市の強い要望を受けた当時の国鉄から貸与という形で設置され、その後は多くの市民が運転席に乗り込んだり直接触れたりして大変親しまれたことや、老朽化から周囲に鉄柵が設けられて立ち入り禁止になって久しいといった経過については、後で知ったに過ぎず、自分ゴトとしては承知していませんし、特段の愛着もないというのが正直なところです。

そもそもは、維持補修の方針も決めずに誘致、設置したことが問題だったと思いますし、一度塗り替えたことがあるらしいのですが、その後は朽ちるに任せてきた代々の市当局の姿勢も無責任であったと言わざるを得ないと思います。

今日も実際に改めて見てきましたが、このまま放置しておいてよい状態でないことは明らかですし、「アスベスト含有材料が露出しており、飛散の危険性がある」「線路枕木が劣化し、地震時に脱輪する危険性がある」「補修する場合には1億2千3百万円かかる見込み」と6月7日の施政方針で市長が述べている状況を考えれば、「撤去することも視野に入れて早急に結論を出したい」とその時に述べていたことも理解できると思っています。

しかし…です。
「緊急調査の結果、アスベストの飛散はない」とも述べており、地震はいつ起こるかわからないということもありますが、ことの進め方として本当にこれでよいのか?という点がいくつか気になって仕方ありません。

それはまず、市として積極的に誘致、設置し、ある時期までは市民…特に地域の方たちには大変親しまれた歴史があり、愛着を持っている方も少なからず居ることがわかっている施設を「たたむ重さ」を、もう少し真摯に受け止めるべきではないか、ということです。
これは今後、公共施設を整理統合・廃止したりしなくてはならなくなることを考えても、悪しき前例にしてはいけないのではないかと思うのです。
今回のケースは、長年放置してきた責任への言及や、今速やかに解体撤去することがベストの選択であるならば、その根拠となる調査結果の公表や、市民への説明や意見聴取等、理解を得るための努力が不可欠だと思います。

もちろん、一定の金額を掛けてでも保存すべき、とか、金を掛けずに保存する手立てをもっと考えるべき、という方もいらっしゃるでしょう。
現状と今後の維持を考えたら速やかに撤去を、という意見も多くあるでしょう。
時間の制限はもちろんあると思いますが、それらを市がどう受け止めて、今回のこの異例ともいえるスピード感で解体撤去を政策判断として議会に提案してきたのか?

廃止や撤去に反対する声に乗っかって騒ぐだけであれば大衆迎合ということになると思いますが、私たち議員や市長は政治に携わる立場ですので、「納得感」というものも大事にしなくてはならない、ということではないかと思います。

そして、もしこの予算を可決させるのであれば、「決めたのは議会」ということになって説明責任の主体は市長から議会に移るということを、私たち議員一人ひとりが肝に銘じて、最終日の審議に臨むことは最低限の責任だと考えています。

皆さんはどうお考えになるでしょうか?
私ももう少し考えてみます。

市内の浸水履歴が公開されました。

★こちらのページで6月19日付で公開★されました。雨の季節を迎えた中、大事な情報なので共有、活用されるように協力したいと思います。

ではあるのですが…公開自体は前進なので感謝しつつ、これ、見づらくないですかね?私だけでしょうか。情報は届いてナンボ、活用されてナンボなので、所管には受け取る側に立って「もうひと努力」していただきたいと思います。

町別はよいにしても、地番順ならA列に地番だろうし、そもそも発生年月日や被害内容順の方がよいのではないでしょうか。
また、令和元年6月18日時点とされていますが、直近は平成29年10月23日となっています。昨年度は被害ゼロだった?そうかな…

で、もっとそもそもの話として、PDFじゃなくて…PDFに加えてでもいいので…エクセルで公開していただきたいです。過去も先日6月10日も「オープンデータを進めていく」という市長答弁を受けた身としては、なんでこうなるのでしょう?と訊きたくなります。

で、こういうデータを緯度経度情報として公開してくれれば、MAPにできる人もいますよね?活用の可能性が広がりますよね?ということも再三提案しているので、よろしくお願いします、ホント。

課題と矛盾に満ちた幼児教育・保育無償化

★こちらの記事をご覧ください★ 

「保育士が経済的にも精神的にもぎりぎりまで追い詰められている……この状況に改善の見込みがないまま、幼保一律無償化が10月に実施される。」


あらゆる角度から改めて思います。いったい誰のための政策なのでしょうか?

そして明日は、無償化絡みの市条例改正(3歳以上の保育料を無料とする議案)を厚生委員会で扱います。今回に限らず、そもそも大きな問題を抱えており到底賛成できない国の制度設計であることと、それでも国会で可決成立した法改正を受けて各自治体が進めなければならない条例改正をどう受け止め、賛否を示すべきかということは、地方議会に身を置く者としてはいつも思案に暮れるところです。

条例改正に反対するということは、他の自治体では進むであろう3歳以上の無償化を東村山では進めなくていい、という意思だということになりかねません。

既に利用できている高所得層も全て無償化される一方で、希望しても利用できていない方が大勢いるという現実一つとっても、矛盾だらけの今回の無償化。

また、保育料に含まれていた給食材料費が外出しされることから、制度上は新たな負担が所得に関係なくすべての家庭に求められるわけで…さすがにこれまで負担ゼロであった世帯への支援策は検討されているようですが、一定の保育料を納めていた世帯のどこまで手当されるのかは明日の議案審査に臨んでみないとわかりません。

みんな違う方がいい

昨日は、国士舘大学で教鞭をとられる林大介さんからご案内をいただき、若い学生さんたちにまじって、桜丘中学校の西郷孝彦校長先生のお話を伺う聴講の機会に恵まれました。どうもありがとうございました。

校則のない公立学校として注目されている、あの桜丘中学です。西郷先生のお話に引き込まれながら、学生時代よりも真面目にメモをたくさん取りました。その中から、心に深く残ったことを少し残しておこうと思います。

◎桜丘中学校には、生徒がやりたいということはやらせてやろうという不文律がある。

◎教員室前の廊下に半円テーブルが並んでいて、教室に入って授業を受けることのできない生徒も、そこで自由に過ごしている。一人ひとりに自分用の時間割がある。そこにまたコミュニティーができている。

◎炎のギター教室、夜の勉強教室、放課後の料理教室、英検サプリ、ボーカルレッスン等、「こどもの居場所」を学校につくっている。授業と部活以外に生徒の居場所があることが大事。

◎へんな校則をなくす⇒理由がない校則が多すぎる。靴下は白でないといけないとか、隣の教室に入るなとか、セーターは紺でないといけないとか…。何の意味もない論理的に破綻している校則。

◎校則がなければ学校が荒れるのか?⇒校則が厳しくても、とんでもない学校はいくらでもある。

◎校則がないから楽な学校なのか?⇒世の中は校則ではなくて法律で動いている、ということをしっかり教えている。

◎考える力 ルールはできるだけ少なくする。ルールを守る⇒自分で判断する。

◎すべての子ども達一人ひとりに特別な配慮が必要特に特別な配慮が必要な子どもにとって過ごしやすい環境や分かりやすい授業は、すべての生徒にとってすごしやすく、わかりやすい。

◎特別支援教育に力を入れると学力が下がる、と言われたことに先生たちは怒った。プロ意識から学力向上に取り組み、区内でほぼトップ

◎最先端の教育…GTEC 校内はFreeWi-fiが使え、子どもたちはゲームや動画を楽しんでいる

◎みんな違っていい。ではなく、「みんな違う方がいい」。

◎小学校6年間でみんなと同じことができない子はダメだと教え込まれてきた子ども達なので、中1が一番大変。髪の毛も好きな色に染めていい…実は単なる格好ではなくて意思の表明でもある。「違うほうがいい」という価値観が大切。

◎このような校風をつくるためには、「ひとりひとりの幸せを考える」こと。森を見るのではなく、構成している1本1本を見てほしい。

◎それには「愛情をもって生徒に接する」こと。「愛する」がわからない若い教員もいる。だからこそ、自分自身がいろんな経験をすること。

◎1年生190人のうち90人は学区外から来ている。世の中はこういう学校を求めているのだと思う。

★学校のホームページも素敵すぎます。

★なんと、来週月曜日から金曜日の5日間が学校公開日で、「誰が見に来てくれても構わない。ぜひ私の話よりも実際を見に来てください」と西郷先生。どうして区立の中学校でこんな教育が実現しているのか…そのヒントだけでも見つけたいので、時間をつくって桜丘中学校を訪ねたいと思っています。

【代表質問予定の全文をアップします】

A4で4枚びっしり提出あってとても長いので、こちらにアップします。お時間あったら目を通していただければ幸いです。尚、このうち、幼児教育・保育無償化に関わる内容は、厚生委員会に付託されている議案と直結する内容なので、委員会の審査(6月19日)に譲ろうと思っています。

質問者)つなごう!立憲・ネット  議席番号9 番 佐藤 まさたか【31年6月議会 代表質問 項目】


(はじめに)5計画策定の基本的な考え方にある通り、東村山市が持続可能な自治体であり続けるために、未来を起点とした「ありたいまちの姿」をもとに大いに議論し、知恵を出し合い、より効果的な政策を決定し、その推進に責任を果たす4年間としたい。今回の質問では、そのために市長と私たち議員の新たな任期4年間において何をすべきなのか、を中心に、基本的には市長の4期目の公約である4つの政策の柱に沿って、伺う。

1.「東村山大改造」を進め、もっと安全で便利な活力あるまちへ! 鉄道連続立体交差化事業、着手済の都市計画道路の着実な進捗を期待しつつ、以下、何点か伺う。

1)鉄道連続立体交差事業と都市計画道路整備

①完成により期待している主要な効果を改めて伺う。懸念材料はないか。

②財政負担の見通しについて伺う。

③土地開発公社による都市計画道路予定地の先行取得の考え方を伺う。

2)公共交通

①都市インフラ整備の進捗を見通してのコミュニティバス網の変更、再編はどう進めていくのか。

②高齢者の運転免許返納を推進する意味からも、バスで対応できない地域の対策は急務になっている。どう進めるのか。

3)生活道路の安全

①誰もが徒歩や自転車で安心して生活できるよう、きめ細かい対策で、安全の確保を図ってほしい。前提となる交通危険箇所の把握はどこまで行われているのか。

②車椅子での安全な移動、視覚障がい者の安全対策をどう計画的に進めるのか伺う。

2.「東村山創生」を進め、もっと元気でワクワクするまちへ!

1)産業振興

①東村山TOKYOポータルの進捗、現状はどうか。

②職住近接を進めることで様々な効果が期待できると思うが、どう取り組むのか。

③女性や若者を対象とした起業・創業支援にはどう取り組んでいるのか、いくのか。

2)スポーツ・文化

①東京オリンピック・パラリンピックの中国ホストタウンとしての具体的な見通しを伺う。

②スポーツ・文化を、活性化・地方創生だけでなく、市民の学ぶ権利として保障していく、という視点が重要と考える。スポーツ部門の市長部局への移管時の議論も踏まえ、教育長の見解を伺いたい。

3)行政改革

①自治体クラウド、AI-OCR、RPA、成績処理システム等の新たな取組みを評価しつつ、さらなるICT化、オープンデータを強力に推進してほしい。「首長のリーダーシップ次第」と先日の市主催シンポジウムでも識者から発言があったが、見解を伺う。

②公民連携の積極的な展開に期待しつつ、民間提案制度の4年後の姿を現段階でどう描いているのか。

3.「子育てするなら東村山」のさらなる充実で、すべての子どもたちが健やかで心豊かに育つまちへ!

1)子育て支援

①幼児教育・保育無償化に伴って市に新たに生じる財源をどう試算しているか。どう活用する考えか。

②今回の無償化によって最も恩恵を受ける世帯は、年間どれくらいの軽減になるのか。一方で負担増となる世帯はないのか。あるとすればどういう世帯なのか。

③30請願1号への対応策を伺う。また、市に指導監督権限のない施設の取り扱いを伺う。

④来年度に認定こども園へ移行する幼稚園の定員はどの程度増えるのか。またその予定がない幼稚園の定員充足の状況を伺う。

⑤今後の待機児の見通しと、4年間にどう対策を進めるのか伺う。

⑥保育の質の確保策として伺う。各施設に対し、特に開設に際しては、市の担当は施設面も内容も当然確認していることと思うが、専門家の視点…たとえば「子ども・子育て会議」のような有識者や市民が入った機関はどう活用しているのか。

⑦児童クラブの職員配置基準の参酌化(第9次地方分権一括法)及び面積基準の経過措置終了へ向けた現段階での考えと、設置する検討会は具体的に何を担うのか。

⑧新たに立ち上げる「子育て支援包括支援センター」事業の概要と、「子育て総合支援センターころころの森」や「ころころたまご」等との関係性、今後の展開について伺う。

⑨児童虐待の防止強化に向けた児童福祉法等改正案の修正で与野党が合意し、今国会で成立する見込みとのこと。改正の重点と、自治体として求められる対応を伺う。

2)(子どもの)教育

①いじめ防止の取組みを議会からの提言も踏まえて拡充するとのこと。今後のスケジュールを伺うとともに、全庁を挙げての取組みに発展させる契機としていただきたい。考えを伺う。

②不登校児童・生徒に対し、個別の支援計画を策定し、関係者で共有して進めるなど、単なる「適応指導」ではない向き合い方が十分にできているのか伺う。家族の支援、周辺の理解促進にはどう取り組んでいるのか。

③「子どもたちが元気いっぱい思い切り遊べる公園」の実現は、当市にとって必須課題の一つであり、苦情に直対応をして規制のみに走る姿勢を転換すべきと思う。先進地に学んで地域の合意形成を図るための方策は検討されているのか伺う。

4.「人生100年時代を支える良福祉・良環境」を整え、もっと安心でうるおいのある優しいまちへ!

1)高齢福祉・地域包括ケア

①介護保険の見直しが2021年度に予定されている。現段階で想定している課題と、種々の改正についてのスケジュールを伺う。

②市町村には今後、地域共生社会の実現に向けて「丸ごと相談(断らない相談)の実現」「地域共生に資する取組の促進」「高齢者も障害者も利用できるサービスの推進」が求められ、地域包括ケアシステムは、高齢者のみならず、障がい、子ども、子育て等、多世代型の地域包括支援センターによる展開が必要になっていくのではないか。5つのエリアを活用した地域内分権を進めることと合わせ、考え方を伺う。

③良福祉・良環境とはなにか。

2)ダイバーシティ

①障害者権利条約、障がい者差別解消法の視点による施策展開を精力的に進め、そのことによって共生社会の実現を図っていくべきと考える。改めて考えを伺う。

②外国籍の人たちが共に安心して暮らせるための施策をどう進めるのか。公共施設や市内商店での対応とともに、特に学校現場での支援策には力を入れてほしい。考えを伺う。

3)みどり

①当市の最大の魅力であり、定住選択の大きな要因であることを踏まえ、北西部に現存するみどりや希少生物の保全に、これまで以上に強力に取り組むことを求め、考えを伺う。

4)資源循環

①新たな一般廃棄物処理基本計画の策定にあたっては、焼却施設の規模縮小に資するよう、さらなるごみ減量と共に、ごみ処理費用の圧縮、低減につながる施策を検討する必要があると考える。見解を伺う。

②焼却炉の今後については、市民への十分かつ積極的な情報提供と、近隣住民の理解を丁寧に得ながら進めることが不可欠と考える。周辺対策協議会だけを相手にして事足りることにはならない、ということは、過去の歴史を見れば明らかであり、信頼関係を築けるよう取り組んでいただきい。市長のリーダーシップに期待しつつ見解を伺う。

5.これらの実現のためのエンジンをどうするのか、どうしたいのか。

1)どんな市役所にしたいのか、職員になにを求めるのか

①退職手当債償還の縛りから解放された後、職員の定数をどうしていくのか。チーム市役所をどうつくっていくのか。同一労働同一賃金の流れにはどう対応していくのか。

②ICT化、AIの導入等によって職員に求められることは変容していく。どのようなことを期待し、どう見通して進めていくのか。

6.その他、現時点で確認、提起したいこと

1)子どもと若者は共にまちをつくる大事なパートナー

①子どもの権利条約の視点と共に、若者政策を明確に位置付けるべき。2022年4月には18歳成人となる。若者会議の設置等、一過性でない具体策の検討を求め見解を伺う。

2)全ての市民の学ぶ権利の保障と、学校卒業後の障害者も含めた学びについて

①第9次地方分権一括法における社会教育関連法制の概要と、当市の公民館、図書館、文化財行政の今後をどのように考えているのか伺う。

②憲法26条の教育権規定を踏まえ、すべての市民が生涯にわたって学び続ける権利を保障することは自治体の責務である。社会教育分野の充実を願い、考えを伺う。

少し安全になりました

恩多町5丁目にある恩多児童遊園。

選挙の真っ最中、ほかの公園で出会った若いお父さんから「朽ちたコンクリートや金属のボルトがむき出しになっていて、小さい子が遊ぶ場所として危ない状態がずっと前から放置されている」と聞き、直後に訪ねてみました…という投稿をしました。


確かにおっしゃる通りの状態だったので、選挙が終わった直後に担当のみどりと公園課に相談に行きました。
あれから1か月半ほど経ち、「危険なガラ類はすべて撤去しました」という連絡があったので、現場へ行ってみました。

上の3枚の写真がBiforeで、下の3枚がAfter。
対応くださった所管に感謝です。

すっかりきれいになって、捕虫網を持った小学生がチョウチョを追っかけて走り回っていました。
すると男の子が寄ってきて…
「あ、選挙の時のおじさんだ!どうしたの?」と。
「あの時に話したコンクリートとか鉄の危ないのを市役所の人たちが片づけてくれたというから見に来たんだよ」と答えると
「まぁいいけどさぁ、ホントは木登りする時とかに便利だったんだよな」と。
「そっか、そりゃ悪いことしたね…」
「でもね、なくても登れるから見てて!」…
なんてことで、しばらく公園で子どもたちのいろんな話を聴くことになりました。

最近は公園で遊ぶ子どもたちの声がするだけで市役所にクレームの電話が入ることも珍しくなくなり、どうすればよいのか…と考えることが多く。
でもここはいつ通り掛っても野火止小学校の子どもたちを中心に昔のように遊びまわっている姿に出会うので、なんだかホッとします。
近くの放課後等デイサービス「楽しい放課後みんな」のみんなも遊びに来ていました。

東村山市議会は79位

議会改革度調査2018の上位300議会が本日発表されました。


東村山市議会は総合「79位」と昨年の103位から順位を少し戻しました。

総合順位は「情報共有」「住民参加」「機能強化」の3つのカテゴリの点数を掛け合わせてランキング化されていて、東村山市議会は課題であった「機能強化」にここ2年ほどは重点を置こうと取り組みを進めたつもりで、それが反映されたのか…と思ったら、そうではないようで…。

情報共有33位/住民参加72位/機能強化444位


2年連続で下落していた中でちょっとだけ戻したことには正直少しホッとし、機能強化が話にならないレベルにあることを突き付けられて改めてショック…という感じです。


上位には今年も納得の顔ぶれが並んでいます。内訳をみる限り、「機能強化」の評価が総合順位にほぼ直結しているように見えます。

自分たちの議会に不足していることは何か、そのために自分に不足していることは何か、どうすることが議会のレベルを少しでも上げることにつながるのか。現状肯定と慢心をいかに排するのか。自分自身に問い続けながら、金曜日から始まる6月定例議会、そして今後1年間の議会運営に臨もうと思います。


http://www.waseda-manifesto.jp/gikaikaikaku