4日間にわたる決算特別委員会が19時頃に全て終わりました。
一般会計と4つの特別会計を認定することへの賛否は全議員の賛否は以下の通りです。※敬称略
◎一般会計…13:8で認定
【賛成】自民(熊木・石橋博・小町・土方・蜂屋)/公明(島田・伊藤・村山・小松)/みんなの党(赤羽)/新生保守の会(三浦)/東村山生活者ネットワーク(大塚)/ちゃんと変えよう!東村山(佐藤)
【反対】共産(保延・福田・山崎・山口)/東村山を良くする会(奥谷・朝木・島崎)/草の根市民クラブ(矢野)
◎国民健康保険特別会計と後期高齢者医療特別会計と介護保険特別会計…いずれも15:6で認定
【賛成】自民(熊木・石橋博・小町・土方・蜂屋)/公明(島田・伊藤・村山・小松)/東村山を良くする会(奥谷・島崎)/みんなの党(赤羽)/新生保守の会(三浦)/東村山生活者ネットワーク(大塚)/ちゃんと変えよう!東村山(佐藤)
【反対】共産(保延・福田・山崎・山口)/東村山を良くする会(朝木)/草の根市民クラブ(矢野)
◎下水道特別会計…19:2で認定
【賛成】自民(熊木・石橋博・小町・土方・蜂屋)/公明(島田・伊藤・村山・小松)/東村山を良くする会(奥谷・島崎)/みんなの党(赤羽)/新生保守の会(三浦)/東村山生活者ネットワーク(大塚)/ちゃんと変えよう!東村山(佐藤)
【反対】東村山を良くする会(朝木)/草の根市民クラブ(矢野)
各会派の討論は、USTREAMのコチラからご覧いただけます。
47分あたりから、共産、自民、良会、公明、草の根、みんな、新生、ネット、ちゃ変、の順です。
私の討論は、発言した通りに以下掲載いたします。
ちゃんと変えよう!東村山として、認定の討論をいたします。
自治・協働を旗印とした渡部市政6年目は、災害への備えや、市民とともに進めた放射能対策、財政安定化への努力とともに、自治基本条例、児童クラブ運営、公立保育所のあり方、コミュニティバス、人権の森等、将来にわたり政策を進める土台となるルールづくりが、市民参加で丁寧に進められた年でありました。
今委員会で児童クラブガイドラインについての私の質疑に対し、所管課長からは「利用者との間に大きな距離や溝を開けずに課題の把握に努めていくことが継続できるかが、まさに課題」と答弁がありました。そのような認識に立ってあらゆるセクションが市民を信頼し、真剣かつ丹念に向き合っていかれるのかどうか。覚悟が問われていると感じます。
間もなく提示される自治基本条例案では、情報は市民のもの、と明確に謳われそうです。常設型の住民投票についても明記がされる見通しであることを大いに評価する立場です。
しかし、皆さんの意見は聴きました、話し合いもたくさんしてもらいました、…あとは役所で決めますから…では、期待が落胆に変わるに違いありません。
市民が私たちの条例だと実感できるよう、最後、もうひと頑張り、ふた頑張りしていただきたいと思います。
待機児童は26市で2番目に多く減らせました。しかし、預けて働きたい人の願いは叶っているでしょうか。就学前の子どもたちに対する保育所入所児童の割合は、多摩26市で下から6番目です。
基礎自治体として保育の質に責任を持つ取り組みにも、何としても取りかかっていただきたい。
頑張る職員がさらに頑張らなければならない一方で、旧態依然の職場や職員が放置されてはいないのか。費用をかけて処分することが当たり前だった廃棄自転車を収入に転じたような現場からの改革事例は、全職員の意識として埋め込まれる努力がされたのか。リサイクルセンター計画の過程で見られた情報の出し渋りや半端な市民参加は改められたのか。
市税収納率向上の成果を評価しつつ、多重債務等での生活困窮者をワンストップで支え、守る体制を先進例に学び、急いで整えていただきたい。
公民館をはじめとする身近な施設を、市民が行き交う交差点としてフル活用する方策を、そこで働く職員が利用者とともに考え、形にしていっていただきたい。ロビー展示の見直し提案は、そういう思いからのものです。
サンパルネ管理者の再指定に向けての取り組み、枠組みから見直しの上、加速させなければ間に合いません。
「他市の動向を見ながら研究検討」という答弁も相変わらず多用されました。他市の動向がどうあれ、自ら考えてやるべきことは先んじてでもやるのが自治体であり、やらないという判断もまた然りだと思います。
若手の登用を評価しつつ、横並び精神からの脱却をぜひ図っていただきたい。
自治基本条例と議会基本条例が揃ってスタートを予定している26年度は、組織、人事制度の大きな改変が予定されている年でもあります。この決算審査が市政運営に十分活かされることを期待し、注視してまいりたいと思います。