待機児問題と保育所のこと

おはようございます。春のありがたさを感じる朝です。
とても大事なことを扱った良い記事があったので、紹介し、私なりの考えを書きます。

2000年に国が行った規制緩和を逆手に取った「あらゆる基準ぎりぎり」の認可保育所開設をめぐって、東村山市でも大問題が起きたことを覚えている方はもう少ないかもしれません。児童福祉法をはじめとし、性善説でできあがっている制度であることと、待機児「数」さえ減らしてもらえるのであれば…という自治体の弱みを前に、それらを見透かしたような計画を進める事業者も実際にいるのです。
ギリギリまで子どもを詰め込もうが、保育士一人ひとりの実際の処遇がどうであろうが、経営者に意見した保育士を次々退職させようが、近隣とのトラブルを起こして居直ろうがが…、とにかく待機児を減らしてくれているのだから物が言えない自治体の担当者。
園庭がない、ホールがない、廊下がない、外が見える窓がない、昨日までいた先生が翌日登園したら退職していた、見学に行ったのに中を見せてくれない、送迎の時に園舎に入れてくれない…以前であれば、どれ一つとっても大きな問題になっていたことが、防犯や安全対策等に耳目が集まる中で、いつの間にか問われなくなってきたことの怖さを感じます。

記事に出てくるのは、おもに「民改費(民間施設給与等改善費)」の問題だと思います。本来は民間の保育所職員の給与を公立の職員並みに「改善」しようと加算されるもので、2000年に厚労省から出された通称「299号通知」ではその使途が厳しく定められていました。しかしその後、内部留保や流用が認められてきた結果、職員の処遇改善目的で多額の補助金が法人には流れているのに、個々の保育士は相変わらず低賃金のまま、という保育所が少なからずある、という話。

保育の「質」について厳しく議論を詰めていくと、「預かってもらえるのであれば助かる」というやむにやまれぬ保護者の事情と、「働かせてもらえるのであれば文句は言えない」という働く側の弱みもあるので、「待機児がそのままでよいのか」「働く場を奪うのか」と批判されることもあり、本当に難しい課題だと感じています。
それでも、幼少期にしかできない体験を豊かに重ねられることの大切さを考えれば、大人の事情だけで片づけてはいけないし、「質とはなにか」を問い続け、厳しく見ていくことが不可欠だと思っています。

※写真は数年前に市内の公園で偶然出会った子どもたちを撮ったもので、本文と関係するものではありません。

★知られざる「保育格差」…なぜ保育士の賃金は上がらないのか★  https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59760  #現代ビジネス

レポート78号を配っています(^^)/

今朝は5時35分から8時40分までレポート78号を携えて東村山駅西口に独り立ち、235人の方に受け取っていただきました。
「Facebookで見ましたよ」とお悔やみを言ってくださる方、「毎回楽しみにしているので、頑張って」と肩をたたいてくださる方、「おはよ」と笑顔で声を掛けてくれたのは保育所に勤めていた16年前に2歳だった女の子…。手作りチョコと熱いコーヒーをくださった方もあり、涙。人の流れが途絶えた隙に急いで流し込んだコーヒーは食道にしみわたって胃へと届きました。どうもありがとうございました。
 以前は年配の方が受け取ってくださった印象ですが、最近は30代~50代前半…つまり私よりも若い方たちが受け取ってくださることがの方が多いように思います。それから今朝も、もちろん大勢ではありませんが、高校生が2人、大学生くらいの方が3人、手に取ってくれました。若い人が読んで面白い内容にはできていないので、もっと読みやすい、読みたくなるものにせねば…。できるかな(^^;
掲載内容を画像と、以下テキストでもアップします。

【オモテ面】

 『3月議会が始まります』

 2019年度の予算案を中心に、市民の皆さんの生活に直結する多くの議案が市長から提案される3月議会。来週22日(金)から3月26日(火)までの予定です。4月には選挙を控えていますが、皆さまに与えていただいた4年間の任期を最後の一日まで誠実に全うすることが現職としての大前提だと考えていますので、代表質問、厚生委員長としての委員会運営、予算審査等、十分な準備を重ね、これまで通り全力投球した上で、決戦に臨みます。どうぞよろしくお願いいたします。
 

『新年度予算案の概要』

★西武線連続立体交差や東村山駅周辺整備に新年度は約17億円(完成予定は2024年度)★児童クラブを市内4つの小学校(北山小、回田小、秋津小、大岱小)内に新たに整備(開設は2020年度)★市立第2、第6保育園を4月から民間移管★市職員の働き方改革、ICT活用を推進★東村山駅東口からスポーツセンターへの通称さくら通りが夏に開通   等 

これらを踏まえ、2月26日(火)には土方(自民)横尾(公明)山口(共産)各議員と私が代表質問に立ちます。私は15時過ぎだと思われますが、ぜひ傍聴やインターネットによるライブ配信でチェックいただきたいと思います。

『プロフィール』

佐藤まさたか  東村山市廻田町2-21-13 042-398-52651963年日野市生まれ/86年慶應義塾大学経済学部卒・中学高校社会科教員免許取得/社会教育、野外教育、保育、学童クラブ等、子どもの現場を中心に勤務後、政党や団体に属さない完全な無所属として4期目/現在は厚生委員長・広報広聴副委員長として全国の議会から視察を受ける/マニフェスト大賞2016で最優秀政策提言賞、2015と2018では優秀賞を受賞

【ウラ面】

『佐藤まさたか市政報告&情報・意見交換会  「第57回さとっちカフェ」開きます』

 2/17(日)午後2~4時/市民センター第4会議室 

 3月議会で審議する議案や陳情を、議会で議論する前にお越しくださった皆さんにそっくりお見せし、現時点でわかることは私なりにご説明し、ご意見を伺いたいと思っています。この集まりは、私を支持するとかしないとか全く関係なく、最新の情報が手に入る一つの場だと思って開催していますので、お一人でも、お友達を誘ってでも、どうぞお気軽にお越しください。時節柄、市議選や市長選の話にもなるかもしれませんが、できるだけ客観的に私の知る限りのことをお伝えし、情報交換できればと思っています。


『どんな問題に取り組んできたの?』

前回の「なぜ議員になったの?」と同じくらい尋ねられるのが「どんな問題に取り組んできたの?」です。
 劣悪な環境が心配された認可保育所新設問題がきっかけとなって議会に飛び込みましたが、1期目(2003~2006年)はその後、「八国山の一部を削ってのマンション建設」「本町都営住宅内の桜並木伐採」「栄町3丁目のマンション新設による日照権」…と、いずれも「他の議員に相談したが断られた」と相談に来られた方たちの声を受け、地域の難しい課題に取り組むことになりました。議会で取り上げると共に、東京都や関係機関へ出向いて調査や情報収集を行い、当事者の方たちと共に解決を目指して動きました。

 極めつけは「東村山駅西口再開発」問題。100億円以上の税金を投じる計画でありながら、情報が明かされないまま進められていることに異議を唱えた方たち共に、市主催の市民説明会を実現させ、「現計画のまま進めることの是非を問う住民投票」を呼びかけました。
 当時は「反対派」とレッテルを貼られましたが、実は「巨額を投じるにしては水準の低い計画であり、未来に誇れるまともな内容にすべき」という方も大勢おり、私たちが真に問うたのは「市政の見える化」でした。18,000筆の署名を添えて議会にかけられた住民投票条例案は1票差で否決されましたが、これを機会に当時の市長は退陣を表明。公開と参加を旨とする今の市長の誕生へとつながった東村山市史上最大の出来事となりました。(続く)

使用料等審議会

傍聴してきます。

平成18年に、公民館をはじめとする殆どの施設が一斉に有料化された時、私はまだ1期目でしたが、当時の市長や教育長とかなりの議論をさせてもらいました。
「使う人と使わない人との公平性」から、受益者負担の原則」が明確に打ち出された時です。
私は、なんでも無料に、という考えには当時から立っておらず、光熱水費や実費の負担はあってよいと主張しました。
一方で、「建物の減価償却費を、新しい建物も老朽化した建物も一律に使用料金に含める」という考え方については雑過ぎると思いました。
また、子どもにも障がい者にも全て減免制度を廃止するとした理由が「子どもや障がい者だけで使っていない」という当時の審議会からの答申を読んで、こんなものが罷り通ってしまうのかと怒りをもって異議を唱えました。

以降、小規模な見直しは何度か行われて来ましたが、今回は基本方針の見直しという13年ぶりの取組みになるはずです。

今日は市長から諮問がなされ、新年度になってから議論を深めていくと聞いています。

人の中で生き抜いた母・清江

2月3日(日)未明、「きよっぴー」こと、母・佐藤清江は84歳7か月の人生を全うし、旅立ちました。

ひ孫の奏太と

2月1日(金)の朝から意識が薄らぎ、握り返すことも少なくなり、酸素マスクの音だけが部屋に響くようになりました。
でも、生後9か月になる孫の大きな声には首を揺すって応え、殆ど反応しなくなっていた土曜日の午前中には、うちの次女が「童謡を歌う会」の皆さんの歌声をLINEライブ中継したら唇を動かし涙を浮かべていました。間違いなく届いていたと思います。

トレードマークの割烹着姿で

4きょうだいで宿直を決めて、結果的に最後の夜となった土曜日は、私が母の隣でエキストラベッドに寝ていました。4時10分過ぎにアラームが鳴ると、それまで安定していた心拍数が急降下し、間もなく呼吸がゼロになり…。最期はipodからお友達たちの歌声が耳元で流れる中、心臓が静かに止まったようです。

去年の母の日日本語

ずっと元気印できた母。
30年以上のお付き合いだった童謡の仲間、ここ10年続けてきたオカリナの会の仲間、そして私たちが団地っ子だった40年も50年も前からお世話になった近所の八百屋さん、酒屋さん。
誰もが、「人の世話ばかりしていた」「頼りにしていた」「いつも笑っていた」「人を悪く言うのを聞いたことがない」「大好きだった」等と口々に言ってくださいました。
また母はよく、お彼岸には大量のあんこを、春には大ぶりイキのよい筍を毎日のように煮ていました。
そのほとんどは、所属する会の仲間や隣近所や孫たちに届けるために。
「おいしいって食べてくれるのが一番うれしいのよ!」が母の口癖でした。

背骨の圧迫骨折で入院したはずが、想定外のことが続いて一気に内臓が弱ってしまったことは、どこかで何かが違っていたら…と思わずにいられない面がありますが、笑顔で生きてきた母には繰り言は似合わないね…と弟たちと。

私の電話で駆けつけた親族は、子と孫(その夫&妻)、曾孫まで合わせて24人。
生後9か月も19日目のBabyも、おばあちゃんの最期の輪の中にいました。

昨年10月の甲府デートにて

命はこうして受け継がれていく。
母はそのことを人生をかけて伝えてくれたように思います。
4年近く先にあちらへ行ったじいちゃんは結構めんどくさいけれど、久々の再会を大好きな黒ラベルで乾杯して楽しんでくださいな。
あなたの息子に生まれてこられて幸せでした。
おつかれさまでした。ありがとう。

息を引き取ってから今日で5日目が終わろうとしています。

いつかこういう日が来ることは避けられませんが、次々と訪ねて来て、「どうして…」「なぜ急に…」「私よりずっと元気だったじゃないの…」「いつものように笑ってちょうだい」「あなたがみんなの面倒を30年みてくれたから私たち頑張ってこられたのよ…」等々と泣き崩れる長年のお友だちを見て、今はまだ死なせてはいけない人だったのだ、なぜあの時に連れて帰らずに入院を選んでしまったのだろう…と母にも周りのすべての人にも申し訳ない気持ちでいっぱいになっています。

生前時折そうしていたように、母の眠る部屋の隣のリビングに座布団並べて横になり、弟たちと交代で宿直さんをしてきました。母は静かに穏やかに眠っていますが、毎日「おばあちゃん、ただいま!」と子も孫もひ孫も帰ってきて、にぎやかにご飯を食べたりおしゃべりをしたりして、母との最後の時間を楽しんできました。

こういう時こそ長男はやるべきことをちゃんとやれ、という父の言葉が聞こえるので、母が何の心配もしないで次のステージでも栗ご飯を炊いてあんこを煮て大好きなおせんべいを配って…たくさんの笑顔が届けられるよう、ちゃんと送ってやりたいと思います。

お別れの場を教えてください、とご連絡をいただきました。当初は家族で送ろうかと思っていましたが、現役真っ最中に急逝した母に、最後にもう一度会いたいと言ってくださる方が大勢いることがよくわかりましたので、できる範囲でお知らせをしています。

明日8日(金)の午後3時過ぎに、自宅から母を送り、斎場へ向かいます。
通夜は8日(金)18~19時、告別式は翌9日(土)13~14時。

会場はいずれも日野自動車正門前の東都アールホールです。

土曜日はちょうど雪が降る時間と重なるのではないかと案じていますが、お越しいただける方は、どうかお気をつけていらしてください。

お世話になった皆さま、本当に本当にありがとうございました。

任期中最後の議会報告会が終わりました。

本日の議会報告会には、約40人の方がご参加くださり、議員も入っての6人テーブル×9はいっぱいに。
伊藤議長がいつも口にされているように、来てくださる方がいて初めて成り立つ会であり、今任期最後となる2時間は、お陰様で活気に満ちたものになりました。

総合司会は石橋博議員。
前半は12月議会の議案、陳情などの主なものについて小林美緒議員が&5つの委員会が行った視察についての報告を村山淳子議員が行い、それについての質疑を受けました。
市立社会福祉センターの議案では…
災害時の避難所となる隣接する化成小学校では、非常時には社会福祉センターにある車椅子を使う計画になっている。改装工事期間中はどうなるのか?という質問。厚生委員会での審査では関連する質疑はありませんでした…と委員長としてお答えするしかありませんでした。
本来の目的以外であっても、それぞれの施設が地域の中で担っている大事な役割があることを私たちは忘れてはいけないわけで、至急確認してお答えすることをお約束しました。

視察に行った内容をいかに市政に反映させるのか?という問いも、重ねていただいているものの1つです。何らかのルールは無いのか?という問い。
議長からは、大事な点だと認識しているので、改選後の課題とさせてほしい、という答。

全般的なご質問もお受けしたあと、休憩挟んで後半の意見交換会へ。

ファシリテーターを初めて外部の専門家である亀井誠史さん(自治体議会改革フォーラム)にお願いをし、東村山市議会が議会基本条例をつくる過程で手本とさせていただいた2つの議会(所沢市議会と多摩市議会)から近藤哲男副議長と岩永ひさか議長をお招きしてそれぞれの取り組みについてお話しいただきました。
東村山市議会として今後どのような場を設けていけばよいのか…2つの先進議会の実践も参考にしつつ、ご参加の皆さまからご意見をいただきました。

皆さんのご発言については記録係の渡辺稔議員が急ぎまとめてくれることになっているので、少しお待ちください。

今後も外から学ぶことも大切にしながら、また参加したくなる、参加してよかった!と思っていただける場を、チーム東村山市議会として創り続けていきたい、いかないといけない。強くそう思いました。

ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。
多摩市議会の岩永さん、所沢市議会の近藤さん、桑畠さん、そしてファシリテーターを務めてくださった亀井さん、どうもありがとうございました!

なかなかおもしろかったNHK地方議会アンケート

選挙を前にしたこの時期になると、様々な機関や団体からアンケートや公開質問状が届き、そこへの回答を求められます。

今日アップするのは「NHK地方議会取材班」から届いたもの。現職対象の調査のようですが、過去にはなかったものだと思います。

それだけ関心が寄せられているということなのかな?

回答は任意であり、「全体を集計して分析するので、個人を特定するような形で紹介するのが目的ではありません」と書いてありました。

なかなか面白い設問や選択肢もあって、自分だけで収めてしまうのはもったいないので、おもだったものを公開しようと思います。画像の後に、最後の「自由記入欄」に書いた私の意見を載せます。

【自由記入欄】

私はたまたま10数年務めていた職場を離れることになった後、比較的身軽なタイミングであったので、様々な出会いの中から39歳で市議選に打って出ることになりましたが、以来4期16年続けてくる中で思うことは…

会社や役所などに勤めている人が志を抱いて議会という場に挑もうと思い立っても、退路を断って臨むことになりますし、仮に当選できたとしても、4年ごとに無職となって放り出されるリスクを背負います。

ともすると、中央の政治をそのまま持ち込んでみたり、市長与党だ野党だと国会の縮小コピーのような発想しかない議員が居たりするので、 私は、政党や特定の組織をバックとした支援層を持たない私のような地方議員が、1人でも2人でも当選して、そういうことから離れて一生懸命働くことがいつの時代も大事だと思っています。

そう考えると、地方議員のキャリアパスの問題は大きなネックになっていると思います。

もちろん、基本的には本人の人生設計の問題であり、仕事のやり用の問題であり…、任期中に退任後を見据えて資格取得や新たな道への目途をつけて転職していく人もいるので、自分ももっと頑張らなければ…と思うのですが。

議員としての務めを果たし、さらには議会報告会等の議会として新たに取り組んでいる公務としての業務を担ったりすると、正直24時間では足りないと感じることが少なくありません。私自身で見ても、初当選からの6~7年間と、その後の9~10年間では業務量は圧倒的に増えています。もともと地方議会が「怠け者の楽園」であったとも言われるので、今の状態は決して働き過ぎなどではありませんが。

【追記】地方議会でも、大いに働く議会、住民福祉に資する議会づくりに全力で取り組んでいる議会、それを創り、支え、日夜奮闘している議員が全国各地にいます。ゴシップや失言を報じるのもお仕事でしょうけれど、地方議会のそもそもの意義や意味、先進的な取組みや住民本位の活動などを、もっともっと取材して取り上げ、わかりやすく伝えてほしいと切に願う次第です。地方自治を支え、つくり、日本を変えていくのは地方議会からだと信じています。どうぞよろしくお願いいたします。

2つの全国市区調査から

 どうしても欲しかった日経グローカルのバックナンバー2冊(1冊4,320円) を本社ビル2階のショップに注文し、大手町にお勤めの同業他社の方に無理を言って受け取って来てもらいました。
 助かりました!どうもありがとうございました!

 ものすごく有益な業界誌であるものの年間定期購読料90,720円が負担できず、かといってバックナンバーの単品取り寄せはAmazonでもできなくて、本社ビル2階のショップへ出向くしかありません。議会全体の図書室での購入を提案したこともありますが、それも実現せず。

 ということで、昨年10月15日号の「議会活力度」調査と、今年1月5日号の「SDGs先進度」調査という2つの全国市区調査の結果が手に入りました。

「議会活力度」という新たな視点でのランキングでは、東村山市議会は全国815市区のうち159位。プレスリリースされていた100位には入っていなかったのでかなり下位に位置付けられたであろうことは想像していました。

 結果は、早稲田大学マニフェスト研究所の議会改革度調査(1,318議会中103位)よりも厳しい評価ではありますが、個人的にはなるほど妥当なところだな、と思います。何が強くて何が弱いのか…という要素については、しっかり読み込んで理解したいと思います。

議会改革度調査の結果(43.6点/159位)

 次に持続可能なまちづくりを問う形で初めて発表された「SDGs先進度」。自治体としての東村山市は…回答した全国658市区の中で347位。ほぼ真ん中くらいと言えますが、都内23区26市(計49市区)だけで見てみると、まさかの48位。分野別得点で見てみると、経済が14点満点中7.2点、社会が50点満点中19.6点、環境が36点満点中16.5点で合計43.2点。これもまた、要素をしっかり掴みたいと思います。

SDGs先進度調査結果(43.2点/347位)

 こういうことを書くと、ランキングのためにやっているわけではない、と批判されることがあって、もちろんそれはそうなのです。

 とはいえ、全国一律でそれなりに吟味された調査に答えた結果である以上、なぜそうなのか、高いところとは何がどう違うのか、について正面から受け止め、構成する者たちで議論し、改善・向上への取組みを考えることは不可欠であり、税金で仕事をさせていただいている以上は責務だと私は思っています。

しっかりやらねば、久しぶりの視察対応

明日(月曜日)午後は、三重県伊勢市議会の議会運営委員会の皆様が「議会基本条例の検証」と「政策研究会」を中心テーマに視察においでになります。

1,700余りの自治体議会の中から選んで来てくださることに感謝し、限られた時間の中ですが、私たちの取り組みについて率直にお伝えし、質疑にお答えし、意見交換をする中で、伊勢市議会さんから学べるものはしっかり学びたいと思っています。

火曜日は愛知県新城市議会の皆様をお迎えします。

議会ICT化特別委員会の速記録

今日(15日)午前中は「議会ICT化に関する調査特別委員会」が開かれ、土方桂委員長、渡辺みのる副委員長、横尾孝雄委員、白石えつ子委員、朝木直子委員、島崎よう子委員の6名による議論が行われました。
SnapCrab_NoName_2019-1-15_10-48-38_No-00
私は自分の控室でライブ配信を見ながら、発言を打ち込んでおりました。
以下、恐らく全体の8割以上は書き留められていると思いますが、急いでアップするので誤字脱字あるかもしれません。
その際は気づき次第直していきますので、ご容赦ください。
長いです。

※10時開会
初めに事務局より調査報告。

・前回報告した13議会の中で、執行部予算でWi-fi環境整備は東松山市のみ。
所沢市に改めて確認したところ、モバイルWi-Fiルーターを議場に持ち込んで実施しているのでイニシャルはかかっていない。ランニングコストは議会で負担しているとのこと。
東松山市では議場、委員会室含めて全庁で整備済みで、議会のみの算出は難しいが、およそ200万円程度かかったとのこと。

・聴覚に障害ある議員がいる議会でのタブレットの事例としては北区と明石市。
続きを読む

レポート77号から②

77号の裏面をテキストでアップします。
77号(2019年1月5日)モノクロ P.2

【ご質問にお答えして①】
「一番最初、どうして選挙に出たのですか?」と時々尋ねられます。
 2002年、私が市内の保育所の職員だった時、「100名近い規模の認可保育園の計画が進んでいるが、園庭も廊下もホールもほぼゼロという環境で、しかも市の担当者は園の名前も明かせないと言っている」という前代未聞の問題が起こりました。市内の多くの保育園、幼稚園の保護者や職員は市議会に「公明正大に進めること」を求める請願を提出。私はその事務局的な役割を担い、署名の取りまとめや調査を行い、議会や役所にも足を運びました。審査の過程で園の名前や概要がやっと公表され、問題点が次々と明らかになりました。請願は賛成多数で採択されましたが、共働きで子育てする実感を持っている議員が殆どいなかったことや、私が学生時代から一貫して子どもの現場にいたこと等から、周囲の強い声に推されて選挙直前に立候補を決断。周りの皆さんと手作りで挑むことになりました。(続く)

【佐藤まさたか市政報告&情報・意見交換「第57回さとっちカフェ」開きます】
2/17(日)午後2~4時/市民センター第4会議室
「市議会議員・佐藤まさたか」として15年間継続している場で、私を支持いただくとかそうでないとかは全く関係なく、最新の市政や議会の情報を提供しています。どうぞお気軽にご参加ください。この日は、新年度予算案や2/15に公表予定の3月定例議会の案件をすべてお伝えするとともに、皆さんが気になるあの事この事をしっかり伺って、対話から「次の展開」を一緒に考えたいと思っています。

【3か月に一度開催の東村山市議会報告会】
2/2(土)午前10~12時/中央公民館レクルーム
★12月議会と各委員会の視察報告
★「市民に開かれた議会」づくりに取り組んできた4年間の到達点とこれからを、私たちが手本にしてきた所沢市議会と多摩市議会から議長を招いて、皆さんから率直なご意見をいただき、あるべき未来を一緒に考えたいと思っています。全議員が参加する公務です。4月に市議選となりますので、現在の顔ぶれで開催するのはこれが最後です。ぜひぜひご都合つけていらしてください。

レポート77号から①

つくったもののなかなか配り切れないことが多いレポート。
77号はとにかく新年の駅頭に立つために作ったものですが、こちらに中身をテキストでアップします。

【オモテ面】
77号(2019年1月5日)P.1モノクロ
 2019年がスタートしました。4月には4年に一度の市長と市議会議員の選挙、直後の5月1日には新たな天皇が即位し、元号が替わり、夏には参議院選挙も予定されています。国にとっても、東村山市にとっても、大きな転換点となる1年になると受け止めています。
 私自身は市議会に送り出していただいてから間もなく16年。議会内では考え方の近い議員と3名の会派を幾度か結成して議会改革や議会運営に精力的に携わってきましたが、1人の議員としては一切の政党や政治的団体からの支援、推薦などを受けることなく、一人ひとりの市民の方の意思だけを支えに活動を続けてくることができました。改めて心より感謝申し上げると共に、これからも組織の論理に一切左右されることのない純粋な無所属の立場を貫いてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、東村山市は今、未来への方向性を定め、優先順位を明らかにし、各種事業の枠組みの土台を構築すべく、次期「総合計画(10年間)」、「都市計画マスタープラン(20年間)」、「人口ビジョン・創生総合戦略」「公共施設等総合管理計画」等の策定作業を始めており、再来年4月に一斉にスタートとなる予定です。
 そこには、夢や希望も必要で、遅れていた道路や地域交通網の整備などが大きく進む内容になることでしょう。一方で、人口減少、超少子高齢化、施設老朽化などによって顕在化する課題は増え続けていきます。私たち議員の責務は、厳しい現実を見据えた上で、税金の使い方やルールを、15万市民に代わって十分な裏付けを示して議論し、よりベターな解を導き、決定することです。単なる追認や、批判だけを繰り返したり、バラ色の話をして住民感情をあおったりすることは許されない時代を迎えています。議会全体のレベルを上げるため、どうか皆さんの力を貸してください。

レポート77号ができたので

元日の大当たりから5日目。写真は一昨日と今。
1546670193280~2
IMG_20190105_211542
痛みは殆どないけれど、内出血の影響が消えるのには時間かかるのかな…
整形外科で入院中の母が、40℃近い発熱で個室に移されたと妹から一報。
いろいろ気掛かりですが、母のことは病院を信じてお願いをして、週明けにはレポート77号持って駅頭に立とうと思います。
IMG_20190105_212503
77号(2019年1月5日)P.1モノクロ

77号(2019年1月5日)モノクロ

ドジな年明け2019

あけましておめでとうございます。
金山神社と多摩湖堤防からの初日の出の写真からスタートするはずでしたが…
年が明けて間もなく神社の近くで転び、メガネはこんなことになり、#7119 のお世話になって昭島の病院へ。
IMG_20190101_221955
縫わなくても大丈夫そうだということで、皮膚接合用テープというので止めてもらって帰り着いたら3時半を過ぎていました。

明けて11時には母の一時外出が控えていたので、間に合うように日野市立病院へ。
IMG_20190101_112447IMG_20190101_161726
子やら孫やらひ孫やら…今年の新顔はうちの孫と次女の彼氏。3LDKの団地にいったい何人来たのでしょう?
誰が誰やらわからないので、今年も即席の名札が配られました、
IMG_20190101_142619IMG_20190101_153152IMG_20190101_142605IMG_20190101_152141IMG_20190101_123425
ばあちゃんは夕方6時半過ぎに戻るまで終始笑顔で大満足だったよう。
去年まではほぼ一人で仕込んでくれていたありがたみも実感しつつ、お開きとなりました。

さてさて、本年もこんなスタートと相成りましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
子どもたちが大切にされる、誰も置いてきぼりにしない社会をみんなの力でつくっていきたいな…と思う元日です。

今年も一年間どうもありがとうございました。

こんにちは。
2018年、平成最後の年の瀬。今年もあと8時間少しで暮れていきます。

12月議会の閉会から10日。
22日(土)のさとっちカフェvol.57(活動報告&意見交換)には9名の方がご参加くださり、終わったばかりの議会の報告や、年明けに予想されるあれこれの情報交換ができました。
お越しいただいた方にお渡しした全議員の賛否一覧表はこれです。
賛否一覧表

次回は3月議会の議案が出そろった直後の2月17日(日)午後2時から(@市民センター)開かせていただきます。ご都合つけてご参加いただけると嬉しいです。

24日、クリスマスイブには、84歳になる母が転んで腰椎圧迫骨折&入院となり、一日おきで日野市立病院へ通うこととなりました。
IMG_20181225_122352
病院での年越しとなりますが、幸い頭と胃袋は元気なので、焦らず回復をサポートしようと思います。

26日には、全生園内の食事処なごみで開かれた年忘れ寄席にお邪魔しました。大学の落研の学生たちの初々しい高座ぶりに、しばしほっこりしました。
IMG_20181226_144519
その夜は、4年前に不思議なご縁で出会い、先月28日に急逝されたコラムニスト・勝谷誠彦さんの偲ぶ会にお邪魔しました。
お時間がありましたら、亡くなった日に書いたブログ記事をお読みいただけると嬉しいです。IMG_20181226_190001★2018年11月28日記事「勝谷誠彦さん 安らかに」★

28日の御用納めの日は、来年2月2日(土)午前10時~12時に開催する市議会としての報告会&意見交換会の準備やら、厚生委員会が担当する部署へ年末のあいさつへ。
報告会は4年間の任期の最後となりますので、「市民に開かれた議会」のこれまでと、これからどうあるべきなのかについて、市民の方、外部の方の声を伺う場にできたら、と準備を進めています。
5年目にして初めて外部の方に進行役をお願いして進めます。今からぜひ予定を空けてお越しいただきたく、お願い申し上げます。

寒波の中での年越しとなりました。
どうぞご自愛の上、お元気で新しい年をお迎えになられますよう、衷心よりお祈り申し上げております。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
新たな年も、どうぞよろしくお願いいたします。

12月議会が終わりました~合意の半歩よりも自己顕示を選ぶ愚

12月定例議会は、追加議案がなかったこともあり、11時半前には閉会。11時半からの広報公聴委員会も終わり、自由の身となりました。
と言いつつ、議会基本条例をスタートさせ、議会の公務としての議会報告会を3か月ごとに定例化させた2014年度からは、議会がない時の方がむしろ忙しくなります。
次回の議会報告会は2月2日(土)で時間は午前10時~12時、会場は中央公民館のレクルームです。

個人的にも、結論を出した議案や陳情についての速報を大至急作成&アップし、ニュースも作って駅頭に出ます。

それら速報と共に、詳しい事情や舞台裏をあまさずお伝えするための、佐藤まさたかとしての報告+情報&意見交換会「さとっちカフェ」を明後日(22日・土)午後2時から4時半の予定で、市民センター2階第6会議室を会場にして開催します。
さとっちカフェ 表紙 2018.12.22.
私を支持いただくとかそうでないとか関係のないオープンな場として今年も開催を重ねてきましたが、年内は今回が最後となります。
一つの情報源としてでも構いませんので、ふらりとお越しいただけるとありがたいです。

ところで…
続きを読む